第49話 因縁の相手2(改訂版)
捜査本部は
彼女の部屋も捜査員が張り込んでおり、判明するのも時間の問題である。
警察から
「赤頭圭子のいるマンションが分かった、
近々逮捕する予定だ頼むよ。」
「分かりました。」
たけるは答える。
夜中、赤頭圭子は男とマンションに帰ってくる。
そして、3階にある部屋に入る。
捜査本部は圭子のいる部屋を特定する。
たけるは警察に呼び出される。
彼は
捜査員はたけるに言う
「そちらは誰ですか。」
「鈴鹿です、気にしなくていいです。」
「そういうわけにはいきません。」
「なぜですか。」
「お呼びしたのは、逢神さんだけです、
部外者は困ります。」
「赤頭圭子を逮捕するには彼女の協力が
必要です。」
「しかし、一般人を入れるわけにはいきま
せん。」
「なら、私も一般人ですから失礼しま
す。」
たけるは帰ろうとする
「分かりました、彼女も一緒でお願いし
ます。」
捜査員は鈴鹿の同行を認める。
捜査本部の逮捕の方針は、マンションから出てきた赤頭圭子を捜査員で取り囲み、逃げ場をなくしたところで、たけるが取り押さえるというものである。
たけるは異議を申し立てる
「捜査員で取り囲むと死人が出ます。」
「ではどうやって逮捕するんだ。」
「私と鈴鹿が気配を消して潜み、マンショ
ンから出てきた赤頭圭子を挟み撃ちにし
ます。」
「捜査員は何をするんだ。」
「赤頭圭子が逃げ出した時に備えて離れた
ところで広範囲に見張ってもらいま
す。」
「見ているだけか。」
「赤頭圭子には銃も効果ありませんよ、
鬼切の刀だけが対抗できます。」
「分かった。」
本部はたけるの意見をのむ。
たけると鈴鹿は自宅のワンルームマンションに帰る。
鈴鹿はたけるに言う
「あの人たち大丈夫。」
「信じたいけどね。」
「たけるは私が守るわ。」
「お願いするよ。」
2人は赤頭圭子が上級の鬼並みの力を持っており、命がけの勝負になることを知っている。
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