治療 六話

俺は女に近づく、

女の前に立った。


俺は女の頭ら辺のフードに二つの膨らみがあるのに気づいた。

俺は無意識に、興味本意でフードを脱がす、


そこには

二つの立派な猫の耳のようなのがついていた。


(なんなんだ、こんなの聞いてないぞ、)


俺は動揺したが、また後ろにいる兵士に怪しまれないよう、

その女に見た。


(見た感じ、目と鼻から血が少しずつ出ているが、大きな傷でもないし、鳳凰水は必要ないが、病気と言っていたな、万能注射器でも打ってみるか。)


俺は持てっていたバッグから一本の注射器と液薬缶をとり出した。

そして

俺は液薬缶にあるモニターに猫型人間用と入力する。


液薬缶は機械音を立て。


『調整完了』

と音声がした。


俺は服でスピーカを覆い、

音が後ろの兵士に聞こえないようした。



俺は注射器に液薬を入れ、女の腕に刺し液薬を入れた。


そして俺は兵士に言った。

「終わったよ、2時間もすれば良くなると思う。」


俺の声に気づいた兵士が言う

「おお、お前この病気が分かるのか。」


「この病気は体内の内臓がグチャグチャになる病気ですよね?」

俺は以前元世界での戦場で見た病気の症状と似ていたので、賭けで詳細を伝えた。


「そうだ、どうやら本物の医者の様だな、二時間と言ったか。それまでここで待っていろ」


兵士は俺を牢屋に入れたままどこかへ走っていった。


30分ぐらい経って女から出ていた血は止ていく。

女は寝ていた。


その様子を見て、

昔飼っていた猫を思い出す。

戦場に行くさい近所に預けるのを忘れ、家に閉じ込め、最後は玄関の前で餓死させた猫を。






1時間半経って煌びやかな服を着た男がやってきた。


「おい、あの女は直せたか?」


男は俺に構わず牢獄に入って女を見つめる。


そして

男は俺に向かって

「ふむ、血は止まっているな。お前は本物の医者のようだな。

お前に街に入るのを許可する。

ただし、

明日から、お前にはこのような病気にかかった者たちを全員治療してもらう。

その後で、好きに行動しろ。」

男はそう言い、

男は去っていた。


俺は全てが一瞬のことのように感じ、理解に苦しんだ。が、

生きていることに感謝し、

自分の運の良さに感謝した。


〈あとがき〉

今回も読んでくださりありがとうございます。

私は一応誤字、脱字がないか確認していますが、見落としているところがあるかもしれません。ので

発見したら応援コメントの方で報告していいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

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