治療 旧バージョン


この話は本編の編集前のものですので

本編を読んでからここを読むのをおすすめします。

一応ここから読んでも伏線とかは全て読めますが、文体が少しわかりにくくなっています。












オオガは女に近づく、女の前に立ったとき、女の頭ら辺のフードに二つの膨らみがあるのに気づく。オオガは無意識に、興味本意でフードを脱がす。そこには二つの立派な猫の耳のようなのがついていた。

(なんなんだ〜こんなの聞いてないぞ、)

オオガは動揺した。が、また後ろにいる男に怪しまれないよう。心を押し殺した。その女に見た。

(見た感じ目と鼻から血が少しずつ出ているが、大きな傷でもない鳳凰水は必要ないな、病気と言っていたな、万能注射器でも打ってみるか。)

オオガは持てっていたバッグから一本の注射器と液薬缶をもった。液薬缶にあるモニターに猫型人間用と入力する。液薬缶は機械音を立てる。

『調整完了』と音声が出る。オオガは慌てて兵士に気づかれないように、服でスピーカを覆い、音が聞こえないようした。注射器に液薬を入れ女の腕に刺し液薬を入れた。

「終わったよ、2時間もすれば良くなると思う。」

オオガの声に気づいた兵士が言う

「おお、お前この病気が分かるのか。」

「この病気は体内の内臓がグチャグチャになる病気ですよね?」

男は元世界での戦場で見た病気の症状女の症状が似ていたので、賭けで詳細を伝えた。

「そうだ、どうやら本物の医者の様だな、二時間と言ったか。それまでここで待っていろ」

兵士はオオガを牢屋に入れたままどこかへ走っていった。

30分ぐらい経って女から出ていた血は止ていく。女は寝ていた。その様子を見て、昔飼っていた猫を思い出す。戦場に行くさい近所に預けるのを忘れ、家に閉じ込め、餓死させ最後には玄関の前で死体となった猫を。


1時間半経って煌びやかな服を着た男がやってきた。

「おい、あの女は直せたか?」

オオガに構わず牢獄に入って女を見つめる。

「ふむ、血は止まっているな。お前は本物の医者のようだな。  よし、お前に街に入るのを許可する。ただし、明日からお前にはこのような病気にかかった者たちを全員治療してもらう。その後で、好きに行動しろ。そうだお前、名をなんと言う?]

『オオガ、ベッツ』

『おおそうか、頼んだぞオオガ』

そう言いい男は去っていた。オオガは全てが一瞬のことのように感じ、理解に苦しんだ。が、生きていることに感謝し、自分の運の良さに感謝した。

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