告白 二十五時
山猫拳
第1話
どうしても家に帰る気になれず、バイトの後、友達と駅前で時間を
忘れ物を取りに帰りたいので、今日は家に来ると連絡があった。彼女が出て行ったのは三カ月前。彼女の意思で、この家を出た。俺は、何も言えなかった。
部屋の扉が開いている。俺は閉めていた
「どういう神経してんだよ……」
彼女は俺のベッドで眠っていた。白い足が片方、ベッドからはみ出している。
彼女に気持ちを伝えていれば、何かが変わっていたのだろうか。
「……好きなんだ……本当に」
彼女は気持ちよさそうに
「やだ、
「
「あの子、あんたの部屋で寝てたの?」
壁の時計を見るとまだ七時だった。大学は九時からだ。母がリビングのカーテンを全開にする。
誰かが
「あたしも」
小さく
告白 二十五時 山猫拳 @Yamaneco-Ken
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