第3話

爺は困りに困って母上に相談をしました。

「姫が城下町の靴屋に恋をしている」

「知ってるわよ、だいぶ前からじゃないかしら」

「お止めにならにんですか」

「どうせ叶わない恋ならさせておけば」

「それでは殿が」

「あの人は爺やが面倒みてよ」

父上も母上も全部爺にまかせっきりなのです。

こまったものです、育毛剤で髪が生えたのにハゲそうです

姫が戻ってきたみたいです、ウキウキしながら城を走っています。


「姫どうでした?」


「格好良かったよ」

アイドルに会った後みたいになっています

「姫そろそろ城下町へ行くの辞めませんか?」


「なんでよ」


「殿がご立腹です」


「そんなの知らないわよ」

「勝手に戦して勝手に帰ってきて私に会いたいなんて」


それはそうなんだが、戦が仕事ととなればそれは仕方ないというのは

姫には言えなかった。

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