第20話 サラと圭一
サラは圭一も一緒に混ざって、配信に映って欲しいと要望する。言われるがままにカメラに映る圭一は、手を振るのであった。
「ありがとう圭一、コメントも一杯増えているわよ。良かったら感想も述べて」
イケメンではないが、そこそこのちょい美男子である圭一は、手を振って皆さんありがとう。これからもパイロット業に精を出しますと宣言するのであった。
「おお、やるわね。そうじゃないと盛り上がらないわよ。宇宙の帝国軍を一緒に倒しましょう」
サラの応援により、第一回目の配信は無事終了した。記念としてスマートフォンの写真を撮った圭一は、それをSNSにアップすると、色々な知人に紹介するのであった。
「ほお、やっているな圭一のやつ」
その写真を見た秋原圭一の父親は、頑張っている姿を見て、自分も仕事を頑張ろうという気になったようである。
暫くした後、カワサキのニンジャに乗って一式が到着する。サラが圭一と仲良くなっている姿を見て安心したのか、気遣いをするぐらいになるのであるが、本人である圭一はそんなのお構いなしだった。
「唐突に聞くけれど、サラ王女って何歳なの? 本当は若いのかしら」
「そうねえ。何歳か忘れた。それぐらい年は取っているわ。本来なら女王を名乗ってもいいのかもしれないけれど」
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