続・山、買いました ~異世界暮らしも悪くない~

実川えむ

【登場人物と前話までのあらすじ】

 結婚目前と思ってた彼氏に振られて、自棄気味にソロキャンを始めてみたら、そこそこ楽しくなってしまった望月五月。27才。

 初めて行ったキャンプ場のオーナー、稲荷と、異世界の神、イグノスに見出された五月。

 キャンプ場の割引に釣られて再訪した時に、山の購入を勧められる。それも異世界の山を。


 ただのしがない会社員でしかない五月だったけれど、母親と義妹に面倒ごとを押し付けられそうになり、元カレからのL〇NE攻撃にうんざりする日々に、貯めてた結婚資金に亡くなった祖父母からの遺産を得たことで、山の購入を決意。


 会社を辞めて、山でのテント暮らしを開始。

 異世界では神様たちから渡されたタブレットを使いこなしつつ、現実ではホームセンターやスーパーでお買い物。

 苦労しつつも、徐々に生活基盤を整えて、ついにはログハウスを建てるまでに。

 そんな彼女の目の前に、大きなホワイトウルフたちが現れいつしか従魔になり、ついには敷地にいつくことに。モフモフ天国万歳。


 しかし、正月明け早々、猛吹雪で閉じ込められるはめになってしまったのであった。


望月五月もちづきさつき 27才


 加護:イグノスの加護(日本では呪いに変わる)

 職業:元聖女

 

 ※容姿については、前作では詳しくは触れていなかったので。

 身長はいわゆる女性の平均身長、山へ移住する前は、少しぽっちゃり。

 赤みのある黒髪のショートボブ。たれ目で、左目の目元に黒子。

 運動神経は普通。音痴ではない。


 前世、イグノスの世界の元聖女ではあったものの、記憶はない。

 イグノスの加護は、本来、万人に愛される、というものであったのが、異世界(日本)に生まれ変わったことで、呪いに変わり、愛される相手の気持ちが、どんどん離れていく、薄くなっていくものになってしまっている。

 ちなみに、前世では、元婚約者の王太子に冤罪をかけられて死ぬことになるのだけれど……この辺の話はまた別の機会に。    


▶稲荷 年齢不詳

    人の姿では、細目の中年男性。キャンプ場のオーナー。

    神としては、見上げるぐらい大きな狐の姿をしている。


▶イグノス

    異世界の神。声のみ。幼子のような声。


▶精霊たち

    光・水・土・風の精霊たち。

    まだ五月には見えない。


▶ビャクヤ・シロタエ・ハク・ユキ

    ホワイトウルフ(フェンリルの血が流れている)。五月の従魔。

    ビャクヤとシロタエが親。某アニメ映画の犬神サイズ。

    ハクとユキは子供。ピレネー犬サイズより、若干育っているかも。


▶古龍

    五月の前世である聖女の親友(?)

    怒りのあまりに国を滅ぼし、他の国々にも影響を及ぼしかけた。

    それを抑えるためにイグノスによって眠らされたが、五月の帰還により目覚めることになる。

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