第6話

タブレットで映画を2本見終わる頃にはあたりは真っ暗に。


ここで登場なのがガスランタンとLEDランタン。


キャンプなんだから普通のランタンじゃないのか!だって?


ふつうの灯油ランタンも良いんだけどね。


慣れるまで大変なのよ。慣れてないとすぐに火が消えちゃうし。


そこで登場なのがガスランタンとLEDランタン。 


ガスランタンは灯油ランタンよりも明るさはちょっと劣るけど簡単着火。


ガス缶なので寒さには弱いんだけどね。秋くらいの季節ならまだ大丈夫。


ガスランタンはテーブルに設置。


LEDランタンはテント内に吊り下げて使用。


テント内で燃料系のランタンって危ないよ?


火を使ってるってことは一酸化炭素中毒で最悪お迎えがきちゃうから。


なので安全の為にLEDランタン。


しかもLEDランタン。


機種によってはスマホやタブレットの充電も出来る!


緊急時はモバイルバッテリーの代用としても使用出来るからね。


ランタンと焚き火で明るさを確保したので晩御飯。


晩御飯のお肉は…猪肉に決定しました。


熊肉を食べる勇気が出なかったよ。


ご飯はただお米を炊飯するなんてつまらない!


ってことで吸水したお米+ひよこでおなじみのチキン味のラーメンを砕いて一緒に炊飯。


チキンなラーメンご飯の完成です。


ジャンク飯感が半端ない!


でもね。これがなかなかいけるんですよ、皆さん。


ジャンク飯と一緒に食べるのが猪肉!


猪肉を実食。


豚肉に比べて脂の旨みが強いかも。


ただし、食べるのが少し大変。


スジがなかなかな歯ごたえで噛み切るのにちょっと時間かかる感じ。


肉の味に関しては豚肉と大差ないかも。


これは好き嫌いが別れるかなぁ。


俺は脂の旨みが濃いから好きだけど。


そしてチキン味なラーメンご飯。


これは有りだな。


レシピを見つけておいて良かった。


ちょっとチャーハン的な感じでガツガツいける。


食後は焚き火でお湯を沸かしてのんびりコーヒーでも。


って本当は出来たら格好いいんだけどね。


そこは残念味覚な訳ですよ。


苦味に旨みを見つけられない人間なんです。


「翔弥君のお子様味覚~。いろんな深い意味でもお子様だね~!」


「お子様体型、お子様身長。独りでお酒を買うときに両親お使いだとお酒は買えないの。って店員さんに注意される先輩には言われたくないですよ。」


「よしその喧嘩買った!」


その後2人で仲良く店長に怒られたのはいい思い出。


そんなことを考えているとスマホに着信。


名前を見て切ろうかと思ったけど仕方ないから出てあげよう。


「はろぉー、翔弥君。夜も暗くて怖くない?大丈夫かな?お姉さんの声で安心できたかな?」


よし切ろう。ポチッとな。


再び着信。


「照れ屋さんめ。恥ずかしがることなん」


ポチッとな。


再び着信。


「先輩なめてるのか!?そうなのか?!」


「とても感謝してますよ。わざわざ心配してくれて電話してくれるんですから。本当に感謝で胸がいっぱいです。」


「感謝したまえ。お姉さんは優しさを持って君を包んであげよう。」


「んで急に電話とかどうしたんですか?」


「あからさまに話をぶったぎったね。いやね、初めてのソロキャンプだから一応連絡してみようかと。」 


これはあれですか?好意って奴でしょうか?


「今の所は順調ですよ。そんなことでわざわざ連絡くれたんですか?もしかして俺のこと好きです?」


「冗談は顔と性格と存在だけにしたまえよ、君。順調ならいいんだよ。順調ならね。」


「相変わらずの全否定の斬り込みですね。照れ隠しなんて可愛いですよ、先輩!」


「まぁ順調ならなんでもないよ。ちょーーっとだけ胸騒ぎがしただけだからさ。大丈夫ならいいんだよ。」


「わざわざ連絡ありがとうございます。先輩の胸騒ぎって結構当たるから気を付けますよ。胸無いのに…」


「まだ成長期が来てないだけだから!サプリメントで頑張ってるとこだから!」


本当にこの先輩は絡んでて楽なんだよな。

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