メタルモ
@I-Nameless
はじまりはじまり
目を覆いたく成る程の酷い苛めで全治9ヶ月の瀕死の重症を負った。
苛めの主犯達は少年院に収容されて残りの男子生徒達は外界から完全に隔離された男子校に転入されて女子達は散り散りに成った、
その後その高校は廃校と成ったのは当然で遭った、
病院の一室。
人工呼吸器で辛うじて命を繋いだが、
嘗て存在した高校の男子生徒が人工呼吸器の電源コードを切ってしまったのだ。
そうしてその少年は死亡した。
だがこの時奇跡なのか気まぐれなのか分からない事が起きた…
何処か解らない場所
「どうだ…開きそうか?」
「まだだ、こりゃまた結構厄介だな」
「最初に見つけた時は何彼の冗談かと思ったがこんな所に遺跡が在ったとはな」
「それで軍隊の監視の目を掻い潜って此処にちょくちょく来ていたのか?」
「身近な所に冒険のロマンが有る何て有り得ないだろ?」
「後…何の位?っと開いた、此処の扉が開くぞ」
そう言って2人の男の内の1人が壁の一部を壊して剥がして其処から配線を弄った、
扉の開き方が今までと違う開き方をした、
「すげえ…」
「だろ?」
遺跡の一室
男性2人が中に入ってみたが、
「なんだろうここも外れか?一発お宝見つけて売って大儲けしたかったのによ?」
「おいっ壁にまだ何か有るぞ?」
そう言って、光る壁を見た。
「コレって?」
「聞くなよ」
その壁には彼方此方小さな光が付いたり消えたりしたがソレが何なのかは解らない。
遺跡を見つけた方の男はその壁を触ろうとした際、
「一寸無闇に触るな!下手に弄ると何が起きるのか…」
触れたと同時に扉が閉じた更に同時に何かの音がすると同時に2人の男達は苦しみ出した、遺跡を見つけた男は一矢報いろうと光る壁にナイフを深々と刺した、壁から火花が吹いたしかも何回も、
火花が吹き終えると扉が開いた、壁の一部が開くと壁の方から液体らしきモノが流れたまるで意思を持つかの如く流れ進み扉の向こうの遺跡の外へ向かった、
一方2人の男達は二度と動かなった。
液体らしきモノは遺跡の中を色々進みやがて外へ出た。
外、
其処は緑豊かだが進むと所々に小さな穴と人の死体が時々見えた。
日が沈み星々が見えて日が昇り青空が見えてまた日が沈んだ、
ソレを何度も繰り返しながらも進みは止めず移動し続けた。
液体らしきモノは地平の果てに小さな建物が見えた、
どうしてか分からないが液体らしきモノはその建物に近づいた。
建物の近くに来るとその全容が解った、
何百年前に建ててそうな如何にも古そうな建物だ。
液体らしきモノはその建物の周りを回ったら、
「何だ?コレは一体?」
液体らしきモノはその形を銀色の四角形のブロックに変形して警戒した。
「そんなに警戒しなくても…」
そう言ってた男性は漸く姿を見せた、
布製の靴やズボンと上着だが…その上着は頭をフードと顔の下半分を覆い隠す程のロングネックシャツを着ていた、
「…なら顔は見せた方が良いかな?」
男性はそう言って、ロングネックを下に下ろした。
碧眼と透明な白い肌にフードの隙間から除く髪は肌と似て銀髪に成ってる、
「部屋に案内しようか?誰かと話しもしたいしな」
液体らしきモノは銀色のブロックから水色のスライムに変形した。
銀髪碧眼の男性は液体らしきモノが通ったと思しき土や雑草を何処からか出したか分からないが布の袋に手袋で採取した、
家の中は質素な作りをしていた。
男性は釜の下に火を付けて予め汲んでいた水を入れて水を湯にした後簡素な作りのポットに入れてこれまた簡素なカップに乾燥した葉を手で細く千切ってお湯を入れた、
コレを2つと用意した。
「…貴方はここはどこだか解らないんだよな」
液体らしきモノは頷く様な反応をした。
男性は時折お茶を口にしながら自身の昔の事今に関する事。それら総て、
「見た目では解らないかも知れないが僕は元々この世界の生まれでは無い、ではどういう事か?その答えは『異世界の人間』だった存在何だ、生前はその見た目だけで無く、陽の光。正確には紫外線に耐え難い身体何だ、その事も遭って人との関わりが余り無く最後は不意を付かれて殺されたんだ。死後、神様に因って陽の光に耐えれる上に不老の身体と成ったんだ。そして遥かな昔のこの世界に転生されたんだ。…貴方もそうなのか?そうなんだ、あの時はな僕は自分の身だけで無く亜人種達の命も守らないと成らなかったんだ、亜人種達って?何?亜人種は人間とは違うが人間に近しい生き物達の事何だ、獣人やエルフ等々。其れ等と人間達と魔物達との仲は不倶戴天と言って…貴方はアレか?所謂『剣と魔法のファンタジーモノ』と言いたいんだな。確かにその通りさだが数百年前の事だ。そうして亜人種達と守っている間に色々な事を覚えて読んでやっていく内に、独自に魔法や錬金術を編み出していたんだ、だが誰かが存在しない『原初の魔法使いメディア』と『錬金術の始祖カリオストロ』何て誰かが言い出したらしいんだ、『その容姿はまるで童話の世界から飛び出した美しさだが、その心は残忍。しかも知的好奇心を失って無いから出会ったら最後!』そうして編み出した魔法と錬金術を応用に応用して文字通りの『魔除け』や『御守り』が無ければ重度の幻覚に襲われる結界を編み出したんだ、亜人種達も例外では無いが御守りの札を懐に持ち魔除けの札を建物に貼れば効果は無くなるんだ、でソレから山の天辺にその結界を中心にした『亜人種国家デミヒューダムワースワーズ』を建国したんだ。その国のトップ。ウィリアス=テラ=ワースワーズの方針は『人間』の立ち入りはしないと言うよりも出来ない、させない。のだけどある亜人種の子に深く愛して子を授かった者は例外として認めたんだ、だからこの世界の人々の髪の毛や目の色が色んな色をしていたのはその名残りだ今じゃ黒目黒髪何て珍し過ぎる位さ。人々の身体の中に亜人種達や魔物達の血が流れてるからだ、だがその国は終わりを迎えた。地震が起きて山崩れが起きて更には沿岸部の山にしたのが災したのか大津波に飲まれて山は消えた。亜人種国家デミヒューダムワースワーズは不老の国王ウィリアス=テラ=ワースワーズの死を持って滅びて亜人種達も消えたとされた、それからだ魔物達も滅びてからは魔法も忘れて錬金術も忘れて科学が台頭して人間達が跋扈して亜人種も魔物も神話じみた存在に成って数年後国家が色々出来て繁栄も謳歌して来たけども戦争で全て無くなった。多くの国々が統合して国家も国境も無くなったそうだ、最初は銃火器だけども次に戦車や戦闘機に戦艦、次にミサイル挙げ句に二本脚の戦車何てもんが出て来たのさ。戦争が起きて数年2、3週間前に戦争が終わったと報じたらしくてな戦勝国のトップが『全ての歩行戦車の廃棄と関連技術の廃棄』を実行してどうにか今に至ったんだ、…この服は?ああこの服は亜人種国家がまだ在った頃、亜人種達は外へ出る際頭や顔を隠す事が有るけど亜人種の子供は仮面を付けるのを嫌がっていたからな。僕が提案したモノ何だ、フードで頭を隠して異様な長さのロングネックで顔を隠したんだ、貴方は誰か?…そう僕は嘗て存在した亜人種国家デミヒューダムワースワーズは不老の元国王ウィリアス=テラ=ワースワーズ何だよ。その後何故ここにか?この場所は『全体主義勢力』や『民主主義勢力』の何方に取っても損しかない所なのさ、木々が生い茂っても木材には使えない程脆い、その上掘っても土と岩しか出ない。…再建はしないのか?全滅した以上価値は無いただこの世界の住人はその血に流れてて多少の訓練で超能力程度に劣化したが魔法は使えるがな、貴方はどうか?僕はそんなをも遥かに上回る位の魔法が出せるんだよ…何か久しぶりに誰かと話しが出来たな…当ても無いから留まるんかい?そうか」
液体らしきモノはソレからは暫くはウィリアスと共に居た、水を組みに川に行ったり畑を共に耕したりした、
ただウィリアスは液体らしきモノが通ったと思しき所の土や草を時折調べてた、
「…害の痕跡も何一つ無い…水銀では無い…一体…まさか想像歴の」
彼は在る疑問を感じた、核心に近いとんでもないものだ。
数日後、
足元が隠れる程の大草原の真っ只中にウィリアスと液体らしきモノが居たウィリアスは地平線の先に見えるモノに指を指した、
「見えただろう、アレはな全ての歩行戦車の廃棄と関連技術の廃棄を掲げた人が次に取った事が壁の建設、『ドランクル=トラップ』と言う人が戦後の仕事の1つとして始めた事らしいアレが出来てからは誰も来な…かっ…ん!」
草原を掻き分けて誰かが来てる、
ウィリアスと液体らしきモノは身を低くして隠れた、
薄緑色の戦闘服を着た女の人が歩いて来た、片手で傷を抑えながらも尚も歩みは止めない、その数m後ろに手に銃器を持った薄茶色の戦闘服を着た男性3人が追い掛けて来た、薄茶色の男性3人は薄緑色の女性に向けて小銃を構えて数発撃った、
撃たれた女性はその場を倒れた。
男性3人は女性が死亡したかどうかの確認を取ろうと近付き追い撃ちに更に撃ったら液体らしきモノは盾と成り構わず撃った銃弾が止まり溶けた、隠れてたウィリアスが姿を見せて何か唱えた、
直後兵士数名が何かに苦しみ悶えた。
その隙を狙ってかウィリアスは女性兵士から何か取って男性兵士の1人に手渡すと、男性兵士3人は女性兵士とウィリアスが居ないかの様な反応をして向きを変えて歩いて去って言った。ウィリアスと液体らしきモノは女性兵士の側に歩み寄るとウィリアスは何かを唱えるとその場から消えた。
意識の無い女性兵士を簡易的な作りのベッドの上に寝かせた、
その状態でウィリアスと液体らしきモノは女性兵士の戦闘服を脱がせた、
「…彼方此方が傷だらけ。しかも壊死してる、待ってな直ぐに」
ウィリアスはそう言って呪文を唱えた、
すると女性の身体の傷や壊死した部分はみるみる間に消えて言った。
魔法で傷を直した女性兵士の衣服を着直した、
着直す際に戦闘服に仕込んで有った拳銃やナイフを取り上げた。
夜中、
ウィリアスは夕飯を作った後リビングにを向かうと。
女性兵士の居た部屋の扉が僅かに開いていた、
何かと思い触れた瞬間。
急に引っ張られて転びそうに成り女性兵士に後ろから首を抑えたられた、
締め殺さられると思った、
その直後。女性兵士の目元に何かが覆い視界を塞がれて混乱した直後、ウィリアスはテレポートで瞬間移動した、
液体らしきモノは女性兵士から離れるとウィリアスの足元に隠れた、
「…」
「…いきなり殺す気か?」
「友軍は何処だ?戦況はどうなってる?」
女性兵士は腹の虫の音に抗い難く、
「テーブルに飯と武器を返したいなら其れも置いて有る」
女性兵士はテーブルに飛びかかる様に向かった。
相当空かせたのだろうか、皿にかっ込んで犬みたいに食べてた、
「友軍や戦況の事が気になってたな」
女性兵士は食事をしながらだが頷いた、
「戦争はもう終わったんだ、壁の向こうから風に乗ってな」
ウィリアスはそう言って一枚の新聞紙を見せた。
『号外』と大きく綴られた文字には次に書かれた内容に女性兵士はあ然とした、
「嘘だ!」
「嘘だと思うなら手で触ると良い鼻でインクの匂いを感じると良い」
女性兵士はその新聞紙を手に取り内容をよく見た、
納得したのか、女性兵士は新聞紙をテーブルに置いた。
「納得したか?」
「しましたがソレでも何故抵抗したのかが?」
「この戦争の結果に納得出来ない人達が起こしたのだろう。もう戦後に近づいたと言って良い、貴女は此れからどうするかは貴女が決めて」
「でも何でタグを渡していたんです?」
「重度の幻覚を齎す魔法を使って君が戦死したと思い込ませる為何だ」
「…幻覚…いえ…まさか…どうするかは考えさせて下さい」
女性兵士は自身が寝ていた寝室に向かった。
突然ウィリアスが何処の国か解らない
そう言った後ウィリアスは普通の言葉に戻した。
深夜。
外で銃声がした、
何事かと思いウィリアスとメタルモは外へ出た、
外。
女性兵士は拳銃を自身の頭に向けて引鉄を引いた直後だった。
カンテラの光りに照らさて遺体を見た、
「本当にこの仔は…」
ウィリアスは涙が出そうに成った時。
「?何?遺体を形だけなら?何を?」
メタルモは遺体に覆い被さると少しづつ遺体が溶け出した、ソレに比例してメタルモが少しづつ大きく成って来た。
遺体が完全に消えた後、部屋に戻った、
ウィリアスは小さな火を蝋燭に付けて灯りを灯した。灯りに照らされる中メタルモの形は変わった、
スライムみたいな形から粘土の様に人型に近い姿に変形した、
ある程度形作るとウィリアスは自身の予備の服をメタルモに渡した。
上着とズボンは取り込んだかと想うと決まった位置に止まった、
其処から更に形作った、両手両足が形作り夫々に5本の指が形作り、段々と人の形をして顔が形作った事でその意味が解った。
自殺した女性兵士の顔をしていたのだ、
ただ目の色や髪の毛の色はオリジナルは茶色だが、メタルモが形作った際の目の色や髪の毛の色は黒。
また髪の毛の長さはオリジナルはウェーブのセミショートヘアーだがメタルモは髪の長さをウェーブのベリーロングヘアーに成ってる。
また身長や体型も違っており、メタルモが人の姿に成った際の大きさが。オリジナルは推定だけどウィリアスと近しい大きさだが。メタルモが形作った時の大きさは頭1つ分の高さをしていた、
だがそれだけで無く、
上着が破けそうな程にその上からでも分かる位の片方だけでもウィリアスの頭と同程度に近い大きさの巨乳に成ってた。上着とズボンの隙間から腰は砂時計と言える位細く括れてて、コレもウィリアスの首と近しい位の有り得ない細さをしていた、尻も頭の大きさに匹敵する程にズボンが破けそうな程に膨らみ太股もソレに合わせて張って来た。
メタルモが女性の身体を形作った後、 ウィリアスの手がメタルモに触れようとしていた。
メタルモは抵抗しないどころかウィリアスの腕を掴み自身の胸に押し当てた、
金属の様な冷たさだが柔らかい、
右手だけで無く左手も掴みそのまま揉んで、次にそのお胸に顔を塡めて細い括れを抱きついた、
ウィリアスが長年忘れてた何かだ。
数時間抱いていた、
後日、
あの女性兵士と出会った所を更に進んだ、
すると。
草原からはみ出たかの様に破壊された歩行戦車が放置されてた、
降りても尚も焼けたのか、既に原型が留めない位焼け焦げた、
メタルモはその歩行戦車を取り込もうとしたが矢張り無理が遭ったが、
次の瞬間。
メタルモは自身の形を歩行戦車と似た大きさだが背中に大きな羽を生やしたパワードスーツに形をかえた、
胴体部が粘土の様に広がった。
「乗れと言うのか?」
パワードスーツに変形したメタルモの頭は縦に頷いた、
ウィリアスは恐る恐る中に入ると一瞬で取り込むかの様に閉じた、が周りの風景が全方向にハッキリ映し出した、
ウィリアスの顔の右側にメタルモの人間の顔が此方を見た、
「走れるのか?飛べるのか?」
メタルモは頷きウインクした、
「…ならば走って見せろ、そして飛べ」
メタルモの人間の顔が消えた、パワードスーツは数m走って金属の脚で跳んだ、
背中の羽根から光が灯り飛んだ、
旋回や上昇下降バレルロール等、それだけで無く人型のパワードスーツから小型の戦闘機に粘土をこねるかの様に変形した、
その状態でも軽快に飛び回った、
再び形をパワードスーツに戻して両腕の先端から火や雷の弾と硬めた岩、水滴の光弾等を飛ばした、
これらの弾はメタルモのみで出来る訳が無い、ではどうやってか?
中に居るウィリアスが呪文を詠唱したからだ。
再び人型のパワードスーツに戻してから地面に降りた、降りた直後に押し出すかの様にウィリアスが出てきてメタルモも人間の形に変えた、
後日の夜
ウィリアスは寝てる時はメタルモは大概そのベッドの側で本来の姿で寝ているが、
この日は何故かウィリアスが手招きしていた、
何かとメタルモは思い人間の姿でベッドに入ると。そのまま抱かれた、
別の日、
ウィリアスとメタルモは気分転換で家の周りを歩いていたが、
人間態のメタルモの腕をウィリアスの腕が中々離そうとしてくれない、
後日、
「何?少し遠目に?止めとけ、第一この硬貨は創世以降歴からのた創世歴でも現役で使え…動物のつがいを見つけた?すまんな何か勘違いしてた壁の向こうの事かと?え?誰のか解らないモノも落ちてた?ココは自殺の名所では無いのにな、それなら行ってらっしゃい」
数分後
「戻って来たか。ソレは?誰かが捨ててったモノ?…そう焼き付いて開かないペンダントか」
その別の日
あの大草原に向かった、
草原しか無かった筈が。一部に花畑が広がり出した。
下半身を椅子に変形したメタルモにウィリアスは座り背もたれに成ってる上半身に寄り掛かり後頭部にメタルモの大きな胸に触れた、メタルモの腕もウィリアスを柔しく抱くと、その花畑を綺麗に感じた。
メタルモ @I-Nameless
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