もしかして、このMOBと同じリアルワールドに飛んだりしちゃって……。まぁ、そんなわけないな。

 そんなことが出来たら本物のファンタジーだよ。

 つまり、これはただのイタズラだ。

 絶対にそう違いない。

 早速、この気味の悪いメッセージをゴミ箱へと移動させる。

 おそらく、ほかのプレイヤーにもこのメッセージが届いていたのだろう。

 せっかくだし、日をまたぐまで待つことにする。

 日をまたぐまで残り三分。

 すると、画面表示にカウントダウンの表示がされる。

 カウントダウンが出るってことは、本当なのか。

 残り五秒。

 三、二、一。

 すると、画面は白く輝き始めた。

「くっ……。眩しい……」

 光が強すぎて、目を開けることすらできない。徐々にその光は俺の体を包み込んだ。

 やばいと思ったが、俺の視界がすべて真っ白に染まった。

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