第15話
『王国歴999年冬の月62日』
パーティーを組んでも順調にスキルを強化出来ている。
ハヤト 男
レベル:1
固有スキル 訓練:LV3
ジョブ:闇魔導士
体力:1+100
魔力:1+100 【UP!】
敏捷:7+100
技量:1+100
魅力:0+100 【UP!】
名声:0+90 【NEW!】
スキル・体力アップ:LV10・魔力アップ:LV10【UP!】・敏捷アップ:LV10・技量アップ:LV10・魅力アップ:LV10【UP!】・名声アップ:LV9【NEW!】・スタミナ自動回復:LV10・短剣:LV10【UP!】・投てき:LV10【UP!】・武器 初心者卒業ロングナイフ:20 ・防具 初心者卒業防具:30
今俺は9枠のスキルを取得している。
そろそろスキル枠の問題を何とかしたい。
「またステータスを見ているのかい?」
「そうだな。あと少しでスキルポイントが増える。ふふふふ」
「えい!やああ!」
トレイン娘が魔物を倒す。
その瞬間レベルアップリセットされた。
「おお!ついに来た!スキルを振る」
『すべての能力上昇スキルのLVが上限まで上がりました』
『スキル統合を行います』
『体力アップ:LV10・魔力アップ:LV10・敏捷アップ:LV10・技量アップ:LV10・魅力アップ:LV10・名声アップ:LV10をスキル統合します』
『全能力アップLV10に進化しました』
ハヤト 男
レベル:1
固有スキル 訓練:LV3
ジョブ:闇魔導士
体力:1+100
魔力:1+100
敏捷:7+100
技量:1+100
魅力:0+100
名声:0+100 【UP!】
スキル・全能力アップ:LV10【NEW!】・スタミナ自動回復:LV10・短剣:LV10・投てき:LV10 ・武器 初心者卒業ロングナイフ:20 ・防具 初心者卒業防具:30
能力値アップのスキルを全部上限に上げるとスキルが統合される。
これでスキル枠問題はしばらく大丈夫だろう。
スキル枠10枠を超えてもスキルは取得できる。
そしてステータスにセット出来なければ効果を発揮しない。
スキルの入れ替えには100万魔石必要になるのだ。
序盤にそれをやってしまえば大きく出遅れる。
スキルのレベルは上げれば上げるほどスキルポイントの消費が大きくなる。
どんどん効率が悪くなるのでたくさんのスキルを色々取りたくなるのだ。
そうしてスキル枠制限に引っかかる経験はゲームでしてきた。
このゲームは脳死プレイ厳禁だ。
制限無くスキルをセット出来るなら俺は多くのスキルを幅広く取得していただろう。
このゲームでスキル取得はコアの部分だ。
ジョブスキルと基本スキルのポイント振りが肝だ。
スキル枠10枠制限を常に意識する。
その上でどのスキルを取りどのスキルを取らないか決めていくバランス要素が大きい。
俺はゲームを始めて最初に勇者の固有スキルを取って失敗した。
最初は勇者だから楽だと思っていた。
でも違ったのだ。
ダンジョン1階の序盤は勇者はやりやすい。
でもスキルが増えるとスキル管理の大変さを痛感する。
勇者は極めても器用貧乏でどちらかというと勇者ってよりは赤魔導士のイメージがしっくりくる。
勇者はゲーム上級者じゃないとスキル管理に失敗する。
雑念は捨てよう。
今は自分の力を高める。
斥候にジョブチェンジして敵感知と罠感知が欲しい。
「トレイン娘、罠感知と敵感知は覚えてないよな?」
「覚えてません!短剣全振りです!次はスティングです!」
ですよねー。
さっきから滑らかに短剣を振ってらっしゃる。
トレイン娘にも生活がある。
1階でうさぎ肉をドロップするのが目標だしな。
強要は出来ない。
「エリス、紋章錬金術のレベルってあげてたりするかな?」
このレベルが上がれば斥候の紋章を作ってもらえる
それで罠と敵の位置を知れる。
「ごめん、僕は生活が苦しくてね。今はハンマーのスキルを上げているんだ」
「いや、悪い。聞いてみただけだ」
エリスは金銭関係でトラブルに巻き込まれてゲームオーバーになるルートがある。
紋章錬金術よりハンマーを上げてダンジョン1階で魔物を狩る方が稼ぎはいい。
斥候にジョブチェンジをする為の100万を貯めよう。
「ダンジョンでお金を稼げる依頼とか無いかな?1階限定で」
「ありますよ。スライムのドロップ品と、ゴブリンのドロップする武器を欲しがっている人が居ます」
「薬草の採取もあるよ」
ゲームの金策クエ!
「明日はお金を稼がないか?」
「いいのかい?山分けになるとハヤトの稼ぎが減るよ」
「山分けのまま皆で稼ごう!」
「いいですね!明日はお金稼ぎです。ラビットのお肉もたくさん持ってきたらボーナスを出しますよ!明後日はみんなでお祝いのお食事会をしましょう」
「僕も助かるよ」
「冬の月の63日は金稼ぎで64日が食事会か」
「はい!ハヤトさんがこの世界に来て7日目のパーティーです!」
もうすぐ一週間か。
「分かった。もう少し頑張ったら食事会な」
「やる気が出ます!今日と明日は頑張りますよ!」
こうして2日間ダンジョンの魔物を狩りつつ金を稼いだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。