赤い国の農家おじさん

パセラボ

第1話 悲劇のおじさん

 私は、もうおじさんになってしまった。名前はイサエフ。ソ連出身農家76歳の男性だ。何不自由なく暮らせていた。しかし、突如としてソビエト社会主義共和国連邦の近くで、魔王が支配する国が登場したらしい。魔王は地球を全て支配下におくと宣言したのだ。現在独ソ大祖国戦争真っ只中。こんな馬鹿げた真似をする国の相手にする時間なんてなかったものだ。

 しかし、なんということだ、ソ連に侵攻してくるではありませんか。スターリンはこれに対処する必要があったが、独ソ戦が続く中で難しい状況だった。そこで何を考えたのやら私を魔王倒す委員会のトップに任命したのであった。この委員会は国民や他国にも秘密にされていた。仕方なく引き受けたが、なんといっても兵士が全然いないのだ!。第二次大戦の影響もあり、なぜか有能な人々も消えていく中、魔王という大物に勝てるわけがない。アメリカに協力をしたいところだが、引き受けてくれるかわからない。今回は義勇兵も使えない。国民には秘密の計画だからな。そこで秘密組織、ワールドメカニズム(WM)に協力を呼びかけた。ワールドメカニズムとは秘密組織で、原子力実験や、兵器開発などが行われてる。ワールドメカニズムは協力してくれた。そこで威力の高い原子力銃や、原子力戦車などをゲットすることができた。どれもまだ戦争では使われていない貴重なものだ。

 しかし、その時には魔王軍が魔王倒す委員会の本部の400Km先まで来てることに気づいた。

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