『待ち人未だ見つからず』作品のタイトル通りの物語です。短い文章ですが、書き手の思いが存分に込められていてとても読みごたえがあります。悲しみの中にある希望を見つめる、きっとそんな思いをしている方は『彼』以外にも多くいるのでしょう。時間が経っても消えない思い、その一方で磨耗してしまう世間の意識。忘れてはいけないものをそっと気づかせてくれる物語です。
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