第6話

それにしても

シュガーちゃんはどうしたんだろう?


あれで疲れるわけないよね

眠くなったのかな?


まあいいか!

まだ日が高いし、簡単な依頼ならもう一個できるかな?

とりあえずギルドに行って達成報告しよう!


スキルの熟練度あげるためにもスキップしながらギルドに向かって達成報告をする


「すいません!

達成報告に来ました!」


「はい、お疲れ様でした。

あら、あの犬の遊び相手の依頼クリア出来たのね!

報酬は800ルターなんだけど、上乗せがあるから1200ルターで3分の1は登録費で引かせてもらうから報酬は800ルターね」


「はい!ありがとうございます!」


初めて自分で稼いだお金だ!

少ないけどそれでも嬉しいな。


よし!

これからもがんばろう

掲示板のFランクでもできる依頼を見てみる


んー手紙の配達か…

配達するだけで900ルターか

これにしようかな

配達の途中でスキップしながら行けば熟練度も上げれるかもしれないしね!


「すいません、この依頼受けたいんですけど」


「はい、手紙の配達依頼ですね

受領出来ました」


受領して貰って依頼人の所に向かう

ここから歩いて10分くらいのところに住んでいるようだ

スキップしながら向かうと着いたのは

小さな薬屋だった


場所がここであってるか確認してから中に入る


「いらっしゃいませー」


若くて頼りなさそうな男性がカウンターに1人いた。この人が依頼人かな?


「すいません

冒険者ギルドで依頼を受けてきたんですけど」


「あ、あの依頼ですか!

来てくれる人がいて良かった…

僕は依頼人のメルクです」


そんなに大事な手紙だったのかな?


「依頼内容は手紙の配達ですよね?」


「はい!

この手紙をここから4軒隣にある花屋のマリンという人に届けて欲しいんです!」


「え、4軒隣ですか!?」


「はい!

近いんですけど自分で行くのは恥ずかしくて…」


ラブレターなのかな?

それって私が持っていってもいいの?


「私が持っていってもいいんですか?」


「はい!お願いします」


「わかりました」


手紙を受け取って花屋さんに向かう

花屋に入ると中には恰幅のいい女性がいた


「すいません!

マリンさんと言う方はいますか?」


「なんだい?

マリンは私だよ!」


え?この人がマリンさん?


「メルクさんからのお願いで手紙を届けに来ました」


「あーメルクからかい

ホントにあの子は…」


「これが手紙です!」


と差し出すとその場で封を開けて読み始めた

待ってた方がいいのかな…?


「あなた、メルクに伝言頼まれてくれるかい?報酬はこれでいいかい?」


と500ルター渡された


「いえ、依頼の達成報告でメルクさんの所に戻るのでお金は要らないですよ!」


「若いのにいい子だねぇ

いいんだよ!貰えるものは貰っときなさい」


と言われたのでお言葉に甘えて500ルターもらって伝言を聞いてメルクさんの所に戻った


「メルクさん!

手紙を渡して伝言を貰ってきました!

もう気にしてないからたまに帰って来なさい

だそうです」


マリンさんはメルクさんのお母さんだった

前喧嘩をして意地を張って謝れなかったけど、妹が自立してお母さんが家に1人だと聞いて謝ろうと思ったけど恥ずかしいからギルドに依頼を出したんだそうだ


「はい!ありがとうございます!

何か困ったことがあったら力になりますから言ってくださいね!」


「こちらこそありがとうございます」


お礼を行ってギルドに向かう事にした。


ギルドで報酬の600ルターを受け取って

宿について聞いてみた

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