第17話 材料の発注のニ
携帯の電話が鳴ります、〝○○電材の配送のものですが〟と、荷物が到着すると、5分前には、現場に行っていいか?という旨の電話があるのです。
さて、現場につけていいかは、前日の〝作業間打ち合わせ〟にもよります。
〝作業間打ち合わせ〟はまた書きますが、車が何時に来ると打ち合わせにて、伝えなければいけません。
これは、現場の状況にもよります。
都内などの、車1台つけるのが精一杯の現場と、
郊外の倉庫のように、膨大な敷地があって、2トン車1台なんて事ない現場では、苦労するポイントが違います。
倉庫のように、敷地が広ければ、車を入れるのは、かんたんでしょう。しかし、物を下ろして、
実際に使う場所まで500メートル運ばなければならい、と場内運搬に苦労するかもしれません。
逆に都内の小さい現場では、移動は10メートルくらいですんで、楽かもしれませんが、車をつける〝枠〟を取るのに苦労する次第です。
私は、以前運送の仕事もしたことがありますが
受け取る側は〝お客様〟なんです。
多少の無理は聞かないといけないのがドライバー、ただドライバーからすれば、次の荷物もあるので、なるべく早く済ませたい。
その気持ちを汲み取り、馴染みのドライバーさんを〝味方〟に付けるのも、大事な仕事です。
お互い人間ですから、ミスはお互いあるでしょう。ドライバーさんが、積み忘れて届かないや、
逆にこちらが、頼み忘れて午後もう一回来て欲しいなど、持ちつ持たれつです。
「何わすれてんだよ!」ととがめれば、こちらの我儘は聞いてもらえないかもしれません。
ドライバーさんも、運ぶ量によって、優先度が変わるのも仕方のない事、
肝心の大量搬入の時は、我儘を聞いてもらい、
簡単な搬入の時は、手早く荷を受けて、手間をとらせない、ようにしたいですね。
只、お金を払って買っているのはこちらなんで、
勘違いしている〝横柄〟なドライバーには、キレたり、クレーム入れていいと思います。
まあ、持ちつ持たれつなんで、良い関係で、事故なく手早く搬入できるといいですね。
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