05 一週目終了



 その日も俺は、いつものように掃除をしていた。


 店の表に溜まっていた落ち葉を掃き掃除しているところだった。


 異変を感じたのは、唐突だった。


「ん?」


 足元をすくわれるような振動。


 これは「地震か?」いや違う。俺が知ってるやつとは違った。


 定期的につきあげるような振動は、何か巨大な物が内側で暴れている様な漢字だった。


 巨大な物ってなんだよ。


 この大地の下に何が?


 呆けている間に、変化が起きた。


 バリバリバリッ。


 大きな音を立てて、地面が割けた。


 あちこち、いたるところの地面がだ。


 そして、できた隙間から光が溢れて来ていた。


 その光は、点滅しながら徐々に強くなっていく。


「一体何が」


 何が何だか分からない間に、割れた地面が傾いて、俺は真っ逆さまに。


 その瞬間、ヘブンズドアの店からでてきたティナの姿が見えた。


 俺、死ぬのかな。


 デートしたかったな。


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