小学校の同窓会

浅野浩二

第1話小学校の同窓会

小学校の同窓会


京子は、24歳のOLである。

京子は、九州で生まれ、九州で育った。

地元である、九州の、小学校、中学校、高校、で学び、遊び、卒業した。

しかし、大学は、慶応大学文学部を受験し、合格したので、上京して、東京で、大学生活を送った。

そして無事、卒業した。

卒業後は、大手の都市銀行に就職した。

・・・・・・

ある日のことである。

京子のアパートに、小学校の、同窓会の案内の手紙が来た。

「×月×日、〇〇小学校、3年B組、の同窓会、を行いたい、と思います。みなさん、立派な、社会人になって、仕事に、生活に、充実した日々を送っておられると、大慶に存じ上げます。小学校、を卒業して、みな、別れ別れになってしまいましたが、久しぶりに、お会いしませんか。奮って御出席、お願い申し上げます。会場は、××旅館です。奮ってご参加お願い申し上げます。幹事=遠藤敬一」

と、書いてあった。

手紙には、遠藤の、携帯電話の、番号、と、メールアドレス、が、書いてあった。

(あの遠藤君か)

と、京子の脳裏に、悪ガキの遠藤の、顔が浮かんだ。

京子は、ぜひ、行こう、と思った。

なので、遠藤の、メールアドレスを、登録して、「行きます。佐藤京子」、と、書いて、メールを送った。

すると、すぐに返信メールが、返ってきた。

それには、こう書かれてあった。

「佐藤京子さん。ご出席、ありがとうございます。感謝感激です。今、出席が、決まっているのは、遠藤。山田。津村。伊藤。××。××。××。××、の、20名です」

と、書かれてあった。

男が、10人で、女が10人だった。

遠藤。山田。津村。伊藤、の4人は、悪ガキ、4人仲間で、遠藤が、ボス、というか、リーダー各、だった。

4人は、休み時間には、よく、女子生徒に、そっと忍び寄って、「スカートめくり」、と言って、スカートをめくったり、「解剖ゴッコ」、と言って、きれいな女生徒を、つかまえて、机の上に乗せて、服を脱がせようとした。

京子も、きれい、だったので、「スカートめくり」、や、「解剖ゴッコ」、の標的にされた。

京子は、「嫌っ。やめてっ」、と言って、抵抗したが、男子生徒4人の力には、かなわず、スカートをめくられたり、パンツまで、脱がされそうになった。

小学校、の時は、それが、嫌で、嫌で、こわくて、こわくて、仕方がなかった。

(遠藤君。よくも、あんな、イタズラをしておきながら、抜けシャアシャアと、「久しぶりに、お会いしませんか」などと、言ってこられたものだ)

と、京子は、あきれた。

それでも、京子が、行こうと思ったのは、親しい女友達と、久しぶりに、会いたかったからで、そして、遠藤、山田、津村、伊藤、の、悪ガキ4人組も、社会人になって、まっとうな、真面目な、人間に、なっている、だろうから、今、どうなっているのか、見てみたい、という思いからだった。

そういう、好奇心から、京子は、行こうと思ったのである。

・・・・・・・・・・

小学生だから、「スカートめくり」、や、「解剖ゴッコ」、は、まだ、許されるが、24歳の、大人で、それを、やったら、刑務所行き、である。

きゃつら、今、一体、どんな仕事しているんだろう、と、京子は、好奇心満々だった。

同級生というのは、目まぐるしく回り、変わる社会を、同じ歳で、歩んでいる、という、宿命から、のがれられない、不思議な縁がある。

その縁は、一生、続く。

・・・・・・・・

数日が経った。

同窓会の前日になった。

京子は、東海道新幹線で、九州に帰った。

正月以来、久しぶりの帰省だった。

なつかしい自分の部屋は、そのまま、である。

母親と父親、とは、時々、メール、や、携帯電話、で、必要なことは、話していたので、特に、話すことも、なかった。

その晩、京子は、両親と、楽しく話しながら両親と夕食を食べた。

そして自分の部屋で寝た。

翌日になった。

京子は、昼前に、家を出て、××旅館に、タクシーで行った。

××旅館に着いた。

京子が、タクシーを、降りると、ちょうど、順子も、タクシーから、降りた所だった。

順子が京子の所に駆け寄って来た。

「やあ。京子。久しぶり。元気?」

順子が挨拶した。

「やあ。順子。久しぶり。私は、元気よ。順子は?」

京子も挨拶した。

「私も、何とか、やっているわ」

順子が答えた。

「じゃあ、入りましょう」

「ええ」

二人は、××旅館に入った。

旅館に入ると、和服を着た女将が、パタパタと、やって来た。

「あのー。××小学校、の同窓会、に、やって来ました」

と、京子が言うと、女将は、

「あっ。よく、いらっしゃいました。もう、皆さん、来ていますよ。皆さん、お待ちかねですよ」

と、丁寧に、お辞儀した。

そして、京子と順子を、松の間に、案内した。

「失礼します」

と言って、京子は、そっと、松の間の、戸を開いた。

すると、大広間には、男と女、が、合計20人くらい居た。

「やあ。佐藤京子さん。岡田順子さん。よくいらっしゃいました」

と、一人の男が、立ち上がって、二人の所にやって来た。

それが子供の頃の、面影から、彼が、遠藤だということは、すぐに、わかった。

「やあ。京子さん。順子さん。お久しぶり」

座ったまま、二人に、皆は、手を振った。

子供の頃の、面影から、山田、津村、伊藤、も、わかった。

「お久しぶりです」

京子は、微笑して、丁寧に、お辞儀して、皆に挨拶した。

「ささ。どうぞ。お座り下さい」

遠藤に、促されて、京子は、座った。

順子は、京子の隣に座った。

同窓会、だからといって、全員が集まるものではない。

小学校の、一時の付き合い、だし、小学校を卒業すれば、別れ別れである。

中学、高校、大学、と、なるにつれ、さらに、別れ別れとなる。

昔の同級生の意識は、希薄になっていく。

人間、誰しも、今、現在に生きているので、職場で一緒に働いている、組織での、人間関係が、頭を占めるものである。

人間は、「現在」、に生きるのだから。

同窓会、には、今、あまり、仕事、や、生活、が、上手くいってない人は、恥ずかしくて、来にくいものである。

同窓会、に来るのは、いわば、「勝ち組」、の人間である。

あるいは、その逆で、毎日の仕事が、超多忙で、忙しく、仕事が頭の全てを占めている人も、「そんな過去を懐かしんでる暇なんて、ないよ」、で、来ない人もいる。

それを、考えると、20人、集まった、というのは、多い方、と、言うべきか、少ない方、と言うべきか。

女将が入ってきた。

「本日は、当旅館に来て下さいまして、まことに、ありがとうございます。どうぞ、心ゆくまで、おくつろぎ下さい」

と、正座して、両手を畳につけて、丁寧に挨拶した。

そして、豪華な食事が、運び込まれた。

遠藤が立ち上がった。

「では、僭越ながら、幹事として、音頭をとらせて頂きます。みなさん。お酒、なり、お酒を飲まない人は、ジュースなり、を、グラスに、注いで下さい」

遠藤がワイングラスを持って言った。

皆は、グラスに、ワインを注いだ。

車でやって来て、帰りの運転に、差し障りのある者は、ワインを飲みたいのを、我慢して、ジュースを、グラスに注いだ。

「では、××小学校の、同窓生の、久しぶりの再会を祝って・・・・カンパーイ」

と、遠藤が言った。

皆も、「カンパーイ」、と言って、両隣り、の、同窓生と、カチン、カチン、と、ワイングラスを、触れ合わせた。

そして、ゴクゴクと飲んだ。

そして、豪勢な料理を食べ出した。

食べながら、ワイワイと、お喋りが始まった。

「いやー。京子さん。奇麗になりましたね。小学校の時も、可愛かったけれど、二十歳を過ぎて、美しさが、開花しましたね」

遠藤が言った。

「うん。そうだ。そうだ」

「本当にきれいに、なったね」

男たちは、異口同音に、同じように、京子の美しさ、を讃えた。

「おい。山田、津村、伊藤」

遠藤が、あらたまった口調で、三人に視線を向けた。

遠藤、と、山田、津村、伊藤、の4人は、立ち上がって、京子の前に来て、並んで、正座した。

「京子さん」

「なあに。遠藤君。あらたまって?どうしたの?」

京子が、聞いた。

「あ、あの。小学校の時は、(スカートめくり)、だの、(解剖ゴッコ)、だのと、酷いことをしてしまって、申し訳ありませんでした。心より、お詫び申し上げます」

そう言って、4人は、畳に、頭を、つけて、謝罪した。

「あっ。いいわよ。そんなこと。私、気にしてないから」

京子は、あっさり言った。

「本当ですか?」

遠藤が聞き返した。

「ええ。本当よ」

京子は、ケロリとした口調で答えた。

「では、僕たちの、犯した大罪を、お許しくださるのでしょうか?」

遠藤が聞いた。

「許すも何も、私、全然、気にしてないわよ」

京子は、ケロリとした口調で言った。

「本当ですか?」

「ええ。本当よ」

「ありがとうございます」

遠藤が言った。

「実を言うと、今日、同窓会を、催したのは、小学校の時、アイドルだった、京子さんに、ぜひとも、お会いしたかったからなのです。そして、京子さんに、僕たちが、昔やった、(スカートめくり)だの、(解剖ゴッコ)、だの、を、謝罪したいためなのです」

遠藤が言った。

「そうだったんですか。そんな事とは、知りませんでした」

京子は、ちょっと、驚いて、目をパチクリさせた。

「別れ別れになって、僕たち、4人は、後悔し出したのです。あんな、可愛かった、京子さんに、酷い事をしてしまって、それが、京子さんに、トラウマになっているんじゃないか、と思って・・・。京子さんは、きっと同窓会には、来てくれないだろうと、思っていました。京子さんが、同窓会に来てくれる、と、言って下さった時は、飛び上がらんばかりに、喜びました」

遠藤が言った。

「ねえ。遠藤君」

京子は、不満げな顔で遠藤を見た。

「はい」

「その、さん、づけ、は、やめにしない。京子、と、呼び捨て、にして」

「いいんですか?」

「ええ。実は、私も、ある意図があって、今日、来るの、楽しみにしていたの。あなた達、に、やって欲しいことがあって・・・・」

「何ですか。その、やって欲しい事って?」

「実は、私、(解剖ゴッコ)、のことが、あなた達、と、分かれてから、ずっと、忘れられなかったの」

「そうですか。やっぱり、トラウマになっていたんですね」

遠藤の顔に、反省、の色が表れた。

「違うわ。逆よ」

「えっ。それは、どういうこと、ですか?」

遠藤が驚いて、目をパチクリさせた。

「その、丁寧語で話すの、やめにしない?」

「いいんですか?」

「私、小学校の時が、懐かしくなって。昔に、帰りたくて、仕方がなくて、今日、来たの。だから、京子、って、呼び捨てにして。ねえ。小学校の時に帰らない?」

遠藤は、腕組みして、目をつぶって、少し、考え込んだが、頭の切り替え、が、出来たのだろう。

遠藤は、目を開いて、京子を直視した。

「わかりました・・・・じゃなかった。わかったよ。京子」

遠藤が言った。

「おい。みんな、京子の、たっての願いだ。もう、丁寧語を使うのはやめにしようぜ。それと、京子、と、呼び捨てにしようぜ。小学校の、昔に帰ろうぜ」

遠藤は、皆に、そう呼びかけた。

「ああ。わかった」

「わかった。わかった」

「よし。そうしよう」

皆も、賛同した。

「遠藤君。お願いがあるの」

「何?」

「遠藤君。私に、(解剖ゴッコ)、を、して」

「ええー。どうして、そんな事、言うの?」

遠藤は、驚きで、目を皿のようにして言った。

京子は、語り出した。

「小学校の時は、解剖ゴッコ、なんて、本当にこわかったわ。恥ずかしいし、こわかったわ。それで、小学校を卒業した時は、(もう、解剖ゴッコ、は、されないんだわ)、と、ほっと安心したわ。でも、あの時は、まだ、小学校6年生だったでしょ。セックス、なんて、何のことだか、知らなかったわ。でも、高校生になり、そして、大学を出て社会人になるにつれ、私も大人になったわ。当然だけど。それで、性欲に目覚めてしまったら、小学校の時の、解剖ゴッコ、が、妙に懐かしくなったの。それで、小学校の時に、された、(解剖ゴッコ)、を思い出して、オナニーしていたの。私のような、無口で、内気な、女は、大勢の男に、捕まって、イタズラされる、という夢想が、一番、興奮するの。私、遠藤君たちに、解剖ゴッコ、されてしまう、ことを、何回も、繰り返して、思い出しては、オナニーしていたの。今は、もう、大人になったから、こんな事も、堂々と言えるの。だから、お願い。解剖ゴッコ、を、やって」

京子が、そんなことを、頼んだ。

「いいのか。京子?」

「お願い。やって」

「わかったよ。やるよ」

「遠藤君。私、嫌がるけど、それは、お芝居だからね。私が、(嫌っ)、って、言っても、真に受けないでね。小学校の時、の、事を今、再現して欲しいの。男は、女を、虐めたい願望があるでしょ。子供でも、大人になっても。その方が、興奮するでしょ」

京子が言った。

「わかったよ。じゃあ、京子の言う通り、オレ達も、本気で、やるよ」

遠藤が言った。

「本当のこと言うと、さっきは、謝ったけど、可愛かった京子を、オレ達は、(解剖ゴッコ)、したんだ、って、ことが、小学校を卒業して、京子と、別れてから、ずっと、最高の思い出になっていたんだ。大人になった京子を、思うと、興奮して、何回も、オナニーしていたんだ。だから、せめて、大人になって、美しくなっているだろう京子を見て、小学校の時の、(解剖ゴッコ)、した思い出と、重ね合わせて、京子を、見たい、と思っていたんだ。同窓会に京子を、呼んだ本当の理由は、それさ」

津村が言った。

「オレもそうだ」

「オレもそうだ」

男たち、が、口々に言った。

「じゃあ、遠藤君。遠慮なく、私をいじめて」

京子が言った。

「わかった。じゃあ、俺たちも、手加減、しないで本気でやるぜ」

もう、彼らに、ためらい、は、なくなっていた。

「じゃあ、私、みんなの前で、虐められるわ」

そう言って、京子は、立ち上がって、スタスタと円座の中に、入って立ち止まった。

皆の視線が京子に集まった。

「さあ。遠藤君、津村君、伊藤君、山田君。私に、(解剖ゴッコ)をして」

京子が、大胆なことを、平然と言った。

「わかったよ。京子。じゃあ、京子の望み通り、解剖ゴッコ、をしてやるよ」

遠藤は、ニヤリと笑った。

「ふふふ。じゃあ、遠慮しないからな」

津村が、ふてぶてしい口調で言った。

「誰か、デジカメ、持っている人、いる?」

京子が皆に聞いた。

「オレ達、みんな、デジカメ、持ってきたよ。美しい京子を撮っておきたくて」

遠藤、津村、伊藤、山田、の4人が言った。

「僕も、動画撮影できる、スマートフォン、持っているよ」

出席者の何人かが、言った。

「じゃあ、虐められる私、を、どうか、録画してくれない」

京子が頼んだ。

「どうして、そんな事まで、するんだ?」

遠藤が聞いた。

「まあ、理由なんて、どうでも、いいじゃない。それより、私が、虐められるのを、録画するのは、嫌?」

京子が聞いた。

「と、とんでもない。そんな事まで、させてくれるなんて、ありがた過ぎるよ」

遠藤が言った。

「じゃあ、録画して」

京子が言った。

「わかった。スマートフォンのアプリより、デジカメの方が、きれいに、録画できるだろう」

そう言って、遠藤、津村、伊藤、山田、の4人は、他の男に、自分の、デジカメを渡した。

そして、「しっかり、撮ってくれ」、と言った。

デジカメを、渡された、男たちは、「わかった。ちゃんと、撮るよ」、と言った。

デジカメを、渡された、男たちは、デジカメを、京子に向けた。

他の出席者も、スマートフォンを京子に向けた。

「実を言うと、遠藤、津村、伊藤、山田、の4人が、京子に、エッチなことを、しているのを、見ると、ワクワクしていたんだ」

出席者の男の一人が言った。

すると、それに、つられるように、主席者の男たちは、

「オレも」

「オレも」

と、言い出した。

「じゃあ、これから、小学校の時に、タイムスリップしようぜ」

一人が言った。

こうして、万全の準備が整った。

「じゃあ、遠藤君。私を、虐めて。私を好きなようにして」

京子は、遠藤たちに、言った。

そして、出席している、同窓生に向かって、

「みんな。さあ。どうぞ。私が虐められる、ショーを見て楽しみながら、ゆっくり、お食事を味わって下さい」

と、京子が、正座して礼儀正しく、両手を畳につけて、頭を床に触れんばかりにして、言った。

・・・・・・・・・・

こうして、小学生に、タイムスリップした、ショーが始まった。

「ふふ。じゃあ、京子のスカートを、めくろうぜ」

遠藤と、津村と、伊藤と、山田、の4人が、じりじり、と、京子に詰め寄って来た。

「や、やめて。こわいわ」

京子は、さっそく、演技を始めた。

ソワソワして、後ずさりした。

「それっ。かかれっ」

遠藤が、三人に、命じた。

二人が、後ろから、京子の腕をつかんだ。

「あっ。嫌っ。やめて」

京子は、抵抗した。

「ふふふ。京子の、スカート、めくってやろうぜ」

そう言って、遠藤が、京子のスカートを、めくり上げた。

しなやかな太腿の付け根、に、続く、腰部に、ピッタリ、フィットしている、▽状の、白いパンティーが、露わになった。

恥肉が、収まっているため、恥部が、モッコリと、形よく盛り上がっていた。

それが、男たちの、性欲を刺激した。

「嫌っ。やめてっ。お願い」

京子は、何とか、見られないように、腰を、モジつかせた。

「ふふふ。スカートを、外しちゃえ」

そう言って、遠藤は、京子の、スカートの、ホックを、外した。

そして、遠藤は、スカートを、ずり降ろした。

スカートが、パサリと、落ちて、京子の下半身は、パンティーだけになった。

もう、こうなったら、隠しようがない。

「よし。じゃあ、京子の上着も、脱がしちゃえ」

遠藤が、京子の、手を押さえている、二人に言った。

「ガッテン」

遠藤は、「嫌っ。やめてっ」、と抵抗する京子の、着ている、ブラウスのボタンを、外していった。

ブラウスのボタンが全部、外されて、観音開きになった、ブラウスの中の、モッコリ、二つの連山となって、盛り上がっている、ブラジャーが、見えた。

白いブラジャーである。

ふっくらと、形よく盛り上がっている。

ブラウスのボタンが、全部、外されたので、あとは、腕を袖から、抜きとるだけである。

「ふふふ。京子。もう、観念しな」

京子の、両手を、押さえている、二人は、スルスル、と、京子のブラウスの袖を、京子の腕、から、抜きとってしまった。

これで、京子は、ブラジャーと、パンティー、だけ、という姿になった。

遠藤は、京子から離れて、円座の中の自分の席に座った。

スカートだけ、めくられるのは、恥ずかしいが、ブラジャー、と、パンティー、だけ、という姿は、ビキニと同じであり、それなりの、一つの安定した姿、であった。

ビキニ姿、を、見られることは、女にとって、それほど恥ずかしいことではなく、ビキニ姿の写真集など、当たり前であり、下着姿の写真集、も、同様である。

ブラジャー、と、パンティー、を着た、姿は、女のプロポーションを整え、体の曲線美を、美しく見せる、一定の、形式である。

京子も、自分の下着姿を、自慢している、様子があった。

それが、京子を嬲りたい、男たちには、気に食わなかった。

「よし。じゃあ、京子の下着も、脱がせろ」

遠藤が言った。

遠藤は自分は、京子を責めないで、津村、山田、伊藤、の3人に、京子を責めさせる命令をする、ボス的な立ち場になった。

ボス、というのは、そういうものである。

「ガッテン」

男たちは、美しい、プロポーションを、男たちに見せて、自慢している、京子の下着を、脱がせにかかった。

男の一人が、京子の、ブラジャー、の、背中のホックを外した。

「あっ。嫌っ。やめてっ」

京子は、抵抗した。

しかし、ブラジャー、は、ホックを外されてしまうと、元にもどすのは、至難である。

京子は、必死で、ブラジャー、の、カップを、押さえたが、男たちは、京子の、ブラジャー、の肩紐を外し、腕から抜きとってしまった。

京子は、ブラジャー、を、とられて、パンティー、だけの姿になった。

これは、恥ずかしい姿である。

京子は、必死で、両手で、乳房を覆い隠した。

その姿は、色っぽかった。

「じゃあ、次は、パンティー、だ」

遠藤が言った。

「ふふふ。最後の一枚だな」

京子の手をつかんでいる、伊藤が言った。

「おい。伊藤。京子の手を放せ」

遠藤が言った。

「どうしてだ?」

伊藤が聞き返した。

「両手をつかまえられていたら、簡単に、パンティー、を脱がせちゃうだろう。それじゃ、面白くない。京子に抵抗させる、余地を残しておいて、抵抗している京子の、パンティー、を脱がす事が面白いんだ」

遠藤が言った。

「なるほどな」

そう言って、伊藤は、つかんでいた、京子の手を、パッ、と放した。

京子は、自由になった手で、露わになった乳房と、パンティー、を、必死に押さえた。

「お願い。遠藤君。もう、意地悪しないで」

京子が言った。

それが、本気の訴えでなく、男たちを、挑発させるための、お芝居の、発言であることは、京子の顔が、あまり、困惑していない、ことで、明らかだった。

「伊藤。お前は、こっちに来い」

遠藤が言った。

言われて、伊藤は、円座の中に居る、遠藤の所に行った。

「何だ?」

伊藤が、遠藤に聞いた。

「オレとお前は、見学だ。3人で襲っては、つまらない。すぐに、京子の、パンティー、を脱がせられるからな。お前は、オレの横に居ろ」

遠藤が言った。

「ああ。なるほどな」

伊藤は、遠藤の隣に、胡坐をかいて、座った。

「津村、山田。それっ。京子に、襲いかかれっ」

遠藤が言った。

「おう」

津村、と山田、の二人が、京子に襲いかかった。

京子は、パンティー、一枚である。

パンティー、だけは、脱がされまいと、京子は、必死に、パンティー、を押さえている。

二人は、必死で、パンティー、を押さえている、京子の、パンティー、を、脱がそうと、二人ががりで、京子の、パンティー、の、腰の縁ゴム、をつかんで、引きずり下ろそうとした。

といっても、男二人が、本気になれば、容易に、パンティー、など、脱がすことが出来る。

なので、二人は、手加減して、京子に、抵抗の余地を持たせた。

京子は、「嫌っ。やめてっ」、と言って、必死に、パンティー、の縁を、押さえている。

それを、二人の男が、ずり降ろそうとしている。

その姿が、面白いのである。

「京子。もう、無駄な抵抗は、あきらめて、観念しな」

そう言って、津村、は、京子の、パンティー、の、尻の、ゴム縁を、引きずり下ろした。

京子は、両手で、必死で、パンティー、の前の、ゴム縁を押さえていたので、尻は無防備だった。

なので、京子のパンティーの、後ろの、ゴム縁が、サー、と、引きずり下ろされて、京子の、ムッチリした、大きな、尻と、ムッチリ閉じ合わさった尻の割れ目、が丸見えになった。

「ふふふ。京子。尻が丸見えだぜ」

津村、が、ふてぶてしい口調で言った。

「いやー。やめてー。見ないでー」

京子は、あわてて、右手で、パンティー、の前の、ゴム縁を押さえながら、左手で、ずり降ろされた、パンティー、の後ろの、ゴム縁を、引き上げた。

京子は、片手で、パンティー、の前を、片手で、パンティー、の後ろを、押さえなくては、ならなくなった。

津村、と、山田、の二人は、意地悪く、京子の、パンティー、の、腰の、ゴム縁を、降ろそうとしている。

しかし、京子も、何とか、最後の砦は、守ろうと、必死である。

「しぶといヤツだな。じゃあ、仕方がない」

そう言って、山田、は、京子の、パンティー、を、引きずり下ろすのを、やめた。

そして、京子の、背後に立った。

そして、パンティー、を押さえている、京子の、両手を、つかみ、背中に、グイと、捩じり上げた。

「ああー」

京子は、パンティー、を、押さえることが、出来なくなった。

「津村。今のうちに、京子の、パンティー、を、降ろせ」

山田、が言った。

「オーケー」

津村、が、ほくそ笑んで言った。

もう、京子の、手の、守り、がないので、パンティー、を、引きずり下ろす、事は、容易だった。

津村、は、京子の、パンティー、の前に、胡坐をかいて、京子の、パンティー、を見つめている。

フルバックの京子の、パンティー、は、京子の、腰に、ピッタリと、貼りついている。

恥肉を収めているため、パンティー、の、▽状の、下部は、モッコリ、盛り上がっている。

パンティーが、腰に、ピッチリ、貼りついているので、恥肉の部分に、マンスジ、が、見えた。

京子は、羞恥心から、太腿を、モジモジさせている。

津村、は、京子の、パンティー、の尻のゴム縁を、つまんでは、放した。

あたかも、パンティーのゴム縁が京子の尻を叩いているかの如く、ピチン、と、意気のいい音が鳴った。

「おい。何してるんだ。早くパンティー、を脱がせろ」

京子の、両手を、背後で、つかんでいる、山田、が言った。

「ふふふ。まあ、そう、あせることは、ないじゃないか。いつでも、このパンティー、は、降ろすことが出来る。それを、こわがって、太腿をモジつかせている、京子は、何とも、いじらしい。それが、楽しいじゃないか」

そう言って、津村、は、京子の、パンティー、の尻の、部分の、ゴム縁を、つまんでは、放して、ピチン、と音をさせた。

それを、何回か繰り返した。

「おい。津村。オレに考えがある。だから、そろそろ、京子の、パンティー、を脱がせろ」

胡坐をかいて、鑑賞していた、ボスの遠藤が言った。

「わかったよ。じゃあ、そろそろ、パンティー、を脱がすよ」

そう言うと、津村、は、両手で、京子の、パンティー、の、腰のゴム縁を、つかんだ。

「お願い。津村くん。やめて」

京子が、太腿を、モジつかせながら、言った。

「ふふふ。そう言われると、余計、脱がせたくなるぜ」

津村、は、ゆっくりと、京子のパンティー、を、降ろし始めた。

1cm降ろすのに、1分くらい、かけた。

だんだん、京子のパンティー、が、下げられていった。

パンティー、の、▽状の、下の、方が、降ろされると、女の恥ずかしい、割れ目が見えだした。

京子のアンダーヘアーは、きれいに、剃られて、子供のように無毛だった。

なので、アソコ、の割れ目が見え出した。

「ふふふ。京子。割れ目が、見え出したぞ」

津村、は、実況中継のように、言った。

京子の羞恥心を煽るために。

さらに、津村、は、パンティー、を下げていった。

とうとう、京子の、まんこ、の割れ目が、全部、見えるまでになった。

「ふふふ。京子。まんこ、が、丸見えだぞ」

津村、が言った。

「いっ、嫌っ。津村くん。言わないで」

京子は、太腿を、くねらせて言った。

津村は、ニヤニヤ、笑いながら、さらに、パンティー、を下げていった。

1cm降ろすのに、1分くらい、かけた。

津村は、京子の、パンティー、を、京子の、膝の上まで、降ろした。

そして、津村は、パンティーから手を放した。

京子の、まんこ、と、尻は、丸見えである。

京子の、パンティー、は、京子の、膝に、ひっかかった状態である。

京子の前で胡坐をかいて座っていた、津村は、京子の、正面から、立ち上がり、京子の、背後に回った。

「おい。山田、お前は、京子の、右手を押さえろ。オレは、京子の、左手を押さえるから」

津村は、一人で、京子の両手を、背中に、捩じり上げて京子を、取り押さえている、山田に言った。

「おう」

山田は、津村に、言われたように、警察官が犯人を取り押さえる時のように、京子の、右手を、背中に、捩じり上げながら、片手で、京子の、手首をつかみ、片手で、京子の、肩を、押さえた。

津村は、山田と、同じ事を、京子の、左手、で、やった。

京子は、丸裸で、二人の、男に、両方の手を、背中に捩じり上げられて、押さえられている。

京子の、パンティー、は、京子の、膝の上に、ひっかかったままである。

京子は、手が使えないので、膝にひっかかっている、パンティー、を、引き上げることが出来ない。

膝に、ひっかかっている、パンティー、は、いかにも、脱がされかかっている、という、感じ、を表していた。

こんなことなら、いっそのこと、宙ぶらりんに、ひっかかっている、パンティー、を、完全に、抜きとって欲しい、と、京子は、思った。

しかし、自分から、「脱がして」、とは、言えない。

京子は、全裸で、乳房も、まんこ、も、尻も、丸出しになっている、のに、パンティー、だけが、膝にひっかかっている。

「ふふふ。どうだ。京子。丸裸にされて、皆に見られている気分は?」

山田が言った。

「パンティー、を、履かせて欲しいか。それとも、脱がせて欲しいか?」

津村が、意地悪く、京子に聞いた。

「・・・・」

京子は、答えられなかった。

「履かせて下さい」、と頼んでも、履かせてくれるはずは、ないし、「脱がせて下さい」、とも、言えない。

こうやって、もどかしい、みじめな、姿を、皆に見られることは、屈辱だった。

しかし、恥ずかしい、みじめな、姿を、皆に、見られることに、京子は、被虐の快感を感じていた。

「どうだ。京子。今の気分は?」

津村が聞いた。

「は、恥ずかしいわ。お願い。許して。津村くん。山田くん」

京子は、顔を真っ赤にして、言った。

皆の視線は、京子の、アソコ、に、集中していた。

しばし、京子は、皆の晒し者にされた。

「京子。じゃあ、そろそろ、もどかしい、状態をやめてやる」

そう言って、津村は、京子の、左手を、放した。

そして、さっきと同じように、京子の、前に、屈み込むと、京子の、パンティー、を、つかんで、サー、と、パンティー、を、下げて、足から、抜きとった。

これで、京子は、覆う物、何一つない、丸裸になった。

津村、と、山田、は、京子、の、服を、全部、持って、遠藤、の所に行った。

そして、二人は、円座の輪の中に入って、見物者になった。

京子は、手が自由になって、急いで、片手で、アソコ、を、手で隠し、片手で、乳房を隠した。

そして、畳の上に、ペタンと座った。

皆は、丸裸で、恥ずかしい所を隠している、京子を、生唾を飲み込みながら、見つめた。

「ふふふ。どうだ。京子。今の気分は?」

遠藤が聞いた。

「は、恥ずかしいです」

京子は、アソコ、と、乳房を、手で隠しながら、言った。

しばし、皆は、丸裸で、座っている、京子を、眺めていた。

「京子。服を返して欲しいか?」

遠藤が聞いた。

「・・・・は、はい」

京子は、消え入るような、弱々しい口調で言った。

「じゃあ、返してやるよ。ほれ。取りに来な」

そう言って、遠藤は、京子の、パンティー、を、右手の、親指と人差し指で、つまんで、京子の方に、差し出して、ヒラヒラ揺らした。

目の前に、自分の、恥ずかしい所を隠す下着がある。

それを、着けてしまえば、尻と、アソコ、は、見られないですむ。

そう思うと、京子は、乳房、と、アソコ、を、隠しながら、立ち上がった。

そして、急いで、小走りに、遠藤の方に、駆け寄った。

乳房、と、アソコ、を、必死で、手で隠しながら、あわてて走る京子の姿は、滑稽だった。

頭隠して尻隠さず、で、女の体は、三カ所、隠さねばならない、恥ずかしい部分があるが、手は、二つしかない。

なので、乳房、と、アソコ、の二カ所、を、隠すことに、使ってしまうと、尻は、丸見えである。

ムッチリ、閉じ合わさった、京子の、大きな尻は、丸見えだった。

歩く度に、その京子の、ムッチリ、閉じ合わさった尻が、揺れた。

その姿は滑稽だった。

「あはははは」

男たちは、その姿を見て笑った。

京子は、遠藤の所に、近づいて、遠藤の持っている、パンティー、を、とろうと、手を伸ばした。

すると、遠藤、は、サッ、と、手を引っ込めた。

「ああっ」

京子は、下着をとれなくて、失望の、声をあげた。

遠藤は、京子の、パンティー、を、クルクルと、丸めると、サッ、と、山田に、放り投げた。

京子の、パンティー、を、受け取った、山田は、ニヤリ、と、笑い、遠藤と、同様に、京子の、パンティー、を、右手の、親指と人差し指で、つまんで、京子の方に、差し出して、ヒラつかせた。

「ほら。京子。取りに来な」

山田は、そう言って、京子の、パンティー、を、ヒラつかせた。

あれを、取れば、恥ずかしい所は、隠せる、という思いに、京子は、一縷の、望みをかけるしかなかった。

京子は、乳房、と、アソコ、を、手で隠しながら、山田の方に向かった。

そして、山田が、持っている、パンティー、に、手を伸ばした。

すると、山田は、遠藤と、同じように、サッ、と、手を引っ込めた。

「ああっ」

京子は、下着をとれなくて、失望の、声を出した。

山田は、京子の、パンティー、を、クルクルと、丸めると、サッ、と、津村に、放り投げた。

京子の、パンティー、を、受け取った、津村は、ニヤリ、と、笑い、津村と、同様に、京子の、パンティー、を、右手の、親指と人差し指で、つまんで、京子の方に、差し出して、ヒラつかせた。

「ほら。京子。取りに来な。返してやるよ」

津村は、そう言って、京子の、パンティー、を、ヒラつかせた。

それは、ラグビー、や、バスケットボールの、パス回し、と、必死に、そのボールをとろうとしている、敵選手の図だった。

あれを、取れば、恥ずかしい所は、隠せる、という思いに、京子は、一縷の、望みをかけるしかなかった。

今度も、また、どうせ、だまされる、の、だろうと、思いつつも、下着を、返すか、返さないかは、津村の、気紛れな、意志にかかっているので、何かの気紛れで、返してくれる可能性は、ゼロではない。

それに、津村は、「返してやるよ」、と言った。

それに、一縷の望みを、託して、京子は、乳房、と、アソコ、を、手で隠しながら、津村の方に向かった。

そして、津村が、持っている、自分の、パンティー、に、手を伸ばした。

京子の手が、あと、わずかで、パンティー、に、届きそうになった、まさにその時、津村は、サッ、と、手を引っ込めた。

そして、伊藤に、京子の、パンティー、を、サッ、と投げて、渡した。

「ああー」

京子は、落胆の声を出した。

今度は、伊藤が、京子のパンティー、を、ヒラつかせた。

しかし、もう、京子は、どうせ、また、だまされるのだ、と確信して、パンティー、を、取りに行こうとは、せずに、床に座り込んでしまった。

皆は、また、しばし、裸で、乳房、と、アソコ、を、隠して、座っている京子を、唾を呑み込んで、眺めた。

「京子。下着を返して欲しいか?」

しばしして、遠藤が聞いた。

「・・・・」

京子は、答えられなかった。

「返して欲しい」、と言っても、返してくれるはずは、ないのだ。

男たちは、自分を、嬲りもの、にして、からかいたい、だけなのだ。

もう、京子は、そう確信して、観念していた。

すると、以外にも。

「ほらよ。返してやるよ」

そう言って、遠藤が、何の、気紛れか、京子の、ブラジャー、を、ポン、と、京子の前に、放り投げた。

京子は、驚いたが、今度は、確実に手にとれる。

そう思うと、京子は、サッ、と、手を伸ばして、ブラジャー、をとった。

しかし、京子は、困惑した。

下着を返すのなら、ブラジャー、ではなく、まず、真っ先に、パンティー、を返して欲しい。

裸にされた女なら、誰でも、そう思うだろう。

京子も、同じだった。

しかし京子が、選ぶ道は、ブラジャー、を、着けること、以外になかった。

そのため、京子は、急いで、ブラジャー、の肩紐を腕に通して、ブラジャー、を、乳房、に当て、背中のホックを閉めた。

これで、京子の、胸は、隠された。

もう、手で、乳房、を隠す必要はなくなった。

しかし、京子は、耐えられない、羞恥に襲われた。

丸裸で、ブラジャー、だけ、着けた姿が、いかに、みじめで、滑稽なものか、ということに。

頭隠して尻隠さず、である。

パンティー、だけ、着けた姿なら、まだ、あとは、手で、乳房、を、隠せば、恥じらっている、それなりに悲哀のある女の図になる。

しかし、一番、恥ずかしくて、隠したい、アソコ、と、尻、は、隠すことが、出来ず、女の恥ずかしい、体の三カ所の部分で、最後にしたい、乳房、だけ、しっかりと、隠されていて、アソコ、と、尻は、丸見え、という姿は、丸裸以上に、滑稽、で、みじめな姿だった。

しかし、いったん、ブラジャー、を、着けてしまった以上、ブラジャー、を、とる、ということも、出来ない。

こういう、恥ずかしい格好に、おとしめて、嬲ることが、男たちの目的なのだ。

京子は、両手で、前、のアソコ、を隠した。

そうするしか、なかった。

「ふふふ。京子。なかなか、いい格好じゃないか」

遠藤が、薄ら笑いした。

男たちは、しばし、丸裸の体に、ブラジャー、だけ、着けて困惑している、京子を、しげしげと、眺めた。


「ふふふ。こういう楽しいショーを見ながら、豪勢な料理を食べれるなんて極楽だな」

と遠藤が言った。

「ああ。そうだな」

と、皆も言った。

皆は、裸の京子を、眺めながら、料理を味わい、酒を飲んだ。

「京子。パンティー、を返して欲しいか?」

しばしして、遠藤が、聞いた。

「・・・・は、はい」

京子は、顔を赤らめながら、蚊の鳴くような、声で言った。

「よーし。じゃあ、返してやる」

そう言って、遠藤は、京子の前に、パンティー、を、放り投げた。

京子は、急いで、手を伸ばして、パンティー、を、つかんだ。

京子は、パンティー、を、履くために、急いで、立ち上がった。

立ち上がることによって、京子の、大きな、尻と、アソコ、が、丸見えになった。

しかし、それは、一瞬である。

履いてしまえば、もう、こっちのものであり、恥ずかしい所は隠せるのだ。

京子は、パンティー、を、履くため、パンティー、に、右足を、くぐらせ、次に、左足に、くぐらせた。

そして、急いで、パンティー、を、腰まで、引き上げた。

「あはははは」

と、男たちは、笑った。

下着を、脱がされるのも、恥ずかしいが、あわてて、パンティー、を履く姿を、見られるのも、恥ずかしいものである。

早く、恥ずかしい所を隠したがっている、心を見られているのだから。

しかし、いったん、パンティー、を履いてしまえば、安心である。

京子は、パンティー、を、履くと、すぐに、元のように、ペタンと、座り込んだ。

京子は、どうして、男たちが、パンティー、を返してくれたのか、わからなかった。

わからない事があると、それだけで、不安になる。

京子は、モジモジして、黙って、座っていた。

「京子。立ちな」

遠藤が言った。

「・・・・」

しかし、京子は、恥ずかしくて、すぐには、答えることも、立ち上がることも、出来なかった。

「京子。パンティー、を、返してやったんだぞ。もう、恥ずかしくないだろ。パンティー、を返してやった、お礼に、そのくらいの事は、聞いたらどうだ?」

遠藤が言った。

「・・・・は、はい」

京子は、しぶしぶ了解して、立ち上がった。

スック、と、立ち上がった、京子の、立ち姿は、美しかった。

華奢な肩。華奢な腕。スラリとした曲線美の体。キュッ、と、引き締まった、ウェスト。

それと、対照的に、大きな、尻、と、胸。スラリと伸びた脚。

乳房は、ブラジャー、で、カップの中に納まり、形よく整い、大きな、ヒップも、フルバックの、パンティー、に、ピッチリと収まっている。

京子の、プロポーションは、理想的だった。

「う、美しい」

男たちは、思わず、声を出した。

「グラビアアイドルと、全く変わりないな」

男の一人が言った。

週刊少年漫画の表紙を飾っている、グラビアアイドルは、下着ではなく、ビキニ姿だが、ビキニ、も、下着も、その形態は、全く変りはない。

下着メーカーが、新作の下着を、宣伝するための、下着モデル、も、女の憧れ、である。

容貌が美しく、プロポーションが、良くなければ、下着モデルにはなれない。

そもそも、下着モデルも、何百人、もの応募者の中から、選好されて、認められた、立派な、モデルである。

「美しい」、と言われて、男たちに、崇拝の目で、見られて、京子も、自分の体の曲線美を、見せつけることに、ナルシスティックな、快感を感じていた。

それが、男たちには、しゃくにさわった。

「京子。髪を搔き上げて、セクシーポーズをとれ」

遠藤が命令的な口調で言った。

京子は、遠藤に言われたように、髪を搔き上げて、腰をくねらせ、片手を腰に、置いて、セクシーポーズ、をとった。

(ふふふ。どう。私の体、美しいでしょ)

京子は、心の中で、自分の肉体美をひけらかすことに、快感を感じていた。

男たち、は、しばし、京子の肉体美に酔い痴れていた。

男たち、は、スマートフォンで、パシャパシャ、と、カメラマンのように、京子を撮った。

10分くらい、男たち、は、我を忘れて、京子のセクシーポーズに、酔い痴れていた。

京子も、いい気分だった。

京子は、目を閉じていた。

遠藤は、隣に座っている、山田に、コソコソと、耳打ちした。

山田は、ニヤリ、と、笑い、

「へへへ。わかったよ」

と、言った。

山田は、そっと、足音がしないように、忍び足で、京子の、背中の方に回った。

そして、京子に、気づかれないように、京子に近づいた。

そして、ナルシズムに浸っている京子の、ブラジャー、のベルト、に、ハサミ、を、入れ、プチン、と、切ってしまった。

「ああっ」

京子は、あせった。

山田は、間髪を入れず、京子の、ブラジャーの、両方の、ストラップにも、ハサミを入れ、プチン、プチン、と、切ってしまった。

「ああっ」

京子は、あせった。

ホックを外されたのではなく、ベルトを切られ、その上、両方の、ストラップ、を、切られてしまったので、もう、ブラジャー、は、京子の体に、付着する機能を完全に失ってしまった。

弾力のある、ブラジャーは、一気に縮んだ。

「あああっ」

京子は、あわてて、乳房を隠そうと、カップを押さえた。

山田は、黙って、ニヤリと笑った。

山田は、すぐに、京子の、パンティー、の右側のサイド部分、に、ハサミを、入れた。

そして、プチン、と、切ってしまった。

京子のパンティー、は、ナイロンで伸縮性が強かったので、片方のサイド、が切られると、一気に収縮した。

「ああー」

京子は、あせった。

京子は、あわてて、両手で、パンティーを、押さえようとした。

しかし、両手を使って、パンティーを、押さえようとしたので、京子の、ブラジャー、は、スルリ、と、落ちてしまった。

京子の、豊満な乳房が露わになった。

京子は、必死で、両手で、パンティーの前を、押さえようとしたが、片方のサイドが、切れてしまっているのである。

パンティーの、後ろが、ペロン、と、剥がれて、ムッチリ閉じ合わさった尻が丸見えになってしまった。

京子が、あわてている隙に、山田は、京子の、パンティーの、左側のサイド、にも、ハサミ、を、入れて、プチン、と、切ってしまった。

両側のサイドが切られて、もう、パンティーは、腰に付着する機能を完全に失ってしまった。

収縮性の強い、パンティーは、一気に縮んだ。

「ああー」

京子は、クナクナと、座り込んでしまった。

「ふふふ。京子。世の中、そう、甘くないぜ」

遠藤が、勝ち誇ったように言った。

「お願い。遠藤君。もう意地悪はやめて」

京子は、もう、覆う役割を失ってしまった、パンティー、の布切れ、を、手で押さえながら、遠藤に、訴えた。

その姿には、原爆を落とされ、サイパン島が陥落し、勝ち目は無い、と、わかっているのに、それでも、抵抗を続ける、日本軍の、涙ぐましさ、悲壮感、があった。

悲壮感、とは、何と美しいものだろう。

「京子。恥ずかしいか?」

遠藤が聞いた。

「恥ずかしいです」

京子が言った。

「じゃあ、これをやるよ。これをつければ、恥ずかしい所は、隠せるだろう」

そう言って、遠藤は、京子に、向かって、ポイポイ、と、何かを投げた。

京子は、それを見て、「ああー」、と、声を出した。

それは、三つの、ピンク色の、♡型の、シリコン製のニプレス、だった。

ニプレス、とは、ストリッパー、が、乳首、や、アソコ、を、隠すため、裏面が両面テープになっていて、それを貼りつけることに、よって、乳首、や、アソコ、を、ギリギリ、隠せる、パッチである。

それを、着けることによって、確かに、乳首だけ、は、かろうじて隠せるが、乳房の輪郭は、丸見えである。

アソコ、に、貼りつければ、アソコ、の、割れ目、だけは、かろうじて、隠せる。

しかし、アソコ、の割れ目しか、隠せない。

女の恥ずかしい、鼠径部の股スジの線も、その内側も、ほとんど丸見えである。

そして、ムッチリ閉じ合わさった尻は、丸見えである。

ニプレス、は、セクシーランジェリー、と同じで、女が、男を挑発する、目的もある。

そのため全裸より、エロチックで、男の性欲を掻き立てる、効果がある。

京子は、屈辱的だったが、恥ずかしい所を隠せる物である以上、ニプレス、を、貼りつけるしか、なかった。

京子は、両乳首に、ニプレス、をつけ、アソコ、にも、ニプレス、をつけた。

これで、京子の、両乳首、と、アソコ、だけは、かろうじて、隠された。

京子は、全裸に、乳首、と、アソコ、だけに、ピンク色の、♡型の、ニプレス、を、つけている、という、恥ずかしい姿である。

京子は、そういう屈辱的な姿で、座って、モジモジしている。

遠藤が、スマートフォン、で、音楽を流した。

それは、フラダンス、に、使われる、ハワイの、音楽である、「ブルーハワイ」、だった。

いかにも南国という感じの、のどかで、ゆったりとした、都会の喧騒を離れ、やすらぎの南国の地へ誘うような、心地の良い、メロディー、が、部屋の中に流れた。

「おい。京子。お前は、フラダンス、が出来るんだよな。このメロディーにあわせて、フラダンスを踊れ」

遠藤が言った。

「・・・・で、でも」

京子は、ためらって、立ち上がれない。

「おい。京子。隠す物を、やっただろう。恥ずかしい所は、見られないだろう。立て」

遠藤が言った。

「・・・・は、はい」

京子は、顔を赤くして、ためらいがちに、立ち上がった。

京子は、丸裸、同然である。

乳房の輪郭も、アソコ、も、ムッチリと閉じ合わさった尻も、丸見えである。

その裸体を、乳首、と、アソコ、にだけ、♡型の、ピンク色の、ニプレス、で隠されて、見えない、という姿は、全裸より、エロチックだった。

京子は、立ち上がっても、恥ずかしそうに、モジモジしている。

「おい。京子。踊れ」

「・・・は、はい」

ブルーハワイ、の音楽に合わせて、京子が、フラダンス、を踊り出した。

体は左右に、ゆったりと往復した。腰を、意図的に、くねらせ、手は、肩から指先まで、まるで、肘、や、手首の、関節が無いかの如く、波打つように、滑らかに、動いた。

投げキッスをするような、手の動作もあった。

体も、肩から、腰、足先まで、あたかも、関節の無い軟体動物のように、滑らかに波打って、ゆったりと動いた。

それは、女が、あけすけに、自分の肉体の美しさに酔い、男を招き入れ、男を誘惑する、女の肉体の動きであった。

フラダンサーは、ティーという木の長い葉をすだれ状につなげて作った、ティーリーフスカート、や、ハイウエストの、ギャザースカート、や、大きな一枚布を身体に巻きつけて、スカート状にした、タヒチの民族衣装である、パレオ、などを、身につけて、フラダンス、を踊る。

腰の、くねり、によって、スカート、が、フワリと、風に吹かれたように、そよぐ。

フラダンス、は、音楽、舞踊、衣装、ダンサーの、肉体、表情、全てが、見る者を、心地よい気分にして、見る男を癒す。

しかし、京子は、二つの乳首、と、アソコ、の、女の恥ずかしい、三カ所に、ピンク色の、♡型のニプレスが貼られているだけの、裸同然の姿なので、腰をくねらせて、躍る、全裸のフラダンスは、エロチックな、ヌードダンス、と、なってしまった。

男たち、は、だんだん、ハアハア、と、息を荒くしていった。

男たち、の、ズボンは、みな、テントを張っていた。

男たち、は、口を半開きにして、ズボンの上から、勃起した、おちんちん、を、さすり出した。

京子は、丸裸で、一心に、フラダンス、を踊っている。

ただし、つらそうな、恥ずかしそうな顔をして。

男たち、は、ズボンのチャック、を開けて、勃起した、おちんちん、を、握って、しごき出した。

「も、もう、我慢、出来ないー」

そう言って、遠藤、が、飛び出して、京子の体に、しがみついた。

すると、他の、男たち、も、同様に、

「も、もう、我慢、出来ないー」

と言って、一斉に、京子の体に、しがみつき出した。

「ああっ。やめてー」

京子が叫んだ。

もはや、躍り、どころではなかった。

しかし、いったん、火がついてしまった、男たちの性欲は、は、もはや、抑えることが出来なくなってしまっていた。

男たち、は、京子の、三カ所の、ニプレス、を、はがした。

そして、ハアハア、と、息を荒くしながら、ある者は、京子の、乳房を、背後から、触り、ある者は、京子の、尻を触り、ある者は、京子の、太腿、に、しがみついた。

4人の男たち、は、京子、を、床に、寝かせた。

そして、4人は、ハアハア、と、息を荒くしながら、京子の、乳房、や、尻、や、アソコ、や、太腿、を、触ったり、揉んだり、舐めたりした。

「も、もう、我慢できないー」

そう言って、男たち、は、ズボンを脱ぎ、パンツ、も、脱いだ。

男たち、の、おちんちん、は、天狗の鼻のように、激しく、勃起して、そそり立っていた。

男たち、は、片手で、京子の、体を、弄びながら、片手、で、勃起した、自分のおちんちん、を、しごき出した。

ハアハア、と、男たち、の、息が、荒くなっていった。

「ああー。出るー」

そう言って、京子の、まんこ、を触っていた、遠藤が、射精した。

それに、続いて、他の男たち、も、

「ああー。出るー」

と、叫んで、射精した。

4人、全員が、射精した。

しばし、男たち、は、射精した後の、虚無感に浸っていたが、だんだん、落ち着いてくると、ティッシュペーパー、で、放出した精液を、拭きとった。

そして、パンツ、を履き、ズボンを履いた。

「遠藤くん。どうして、私の体内に射精しなかったの?」

京子が聞いた。

「だって、俺たちは、今、小学生だぜ。小学生が、セックスなんて、するか?」

遠藤が聞き返した。

「それに、京子は、俺たちの、アイドルだもんな」

津村が言った。

「そう言ってくれると、嬉しいわ」

京子は、満足そうに微笑んだ。

「おい。誰か、女の中で、下着を持っている者はいないか?」

遠藤が、まわりを見回して言った。

「私、ちょっと、事情があって、替えの、パンティー、を持っているわよ」

順子が言った。

「じゃあ、ちょっと、貸してくれ」

遠藤が言った。

「いいわよ」

そう言って、順子は、ポーチの中から、パンティー、を取り出して、遠藤の所に行った。

「はい。これ」

そう言って、順子は、遠藤に、パンティー、を渡した。

「ありがとう」

遠藤は、順子から、受け取った、パンティー、を、京子の足をくぐらせて、履かせた。

京子は、人形のように、されるがままに、なっていた。

そして、男たち、は、京子に、スカート、を、履かせた。

そして、ブラウスを着せた。

「京子。ごめんな。羽目をはずしてしまって。意地悪してしまって」

遠藤が、照れくさそうに、言った。

「ゴメン。京子」

他の、3人も、京子に謝った。

「もう、これで、解剖ゴッコ、は、終わりだ。京子。ちょっと、羽目を、外し過ぎてしまって、ゴメンな」

遠藤が、照れくさそうに、頭を、掻きながら、言った。

(解剖ゴッコは、終わり)、という、遠藤の、言葉に、やっと、ほっとしたのだろう。

それに、スカート、も、ブラウス、も、しっかり着ている。

京子も、落ち着き、を、取り戻した。

京子は、ニコッ、と、微笑んだ。

「ううん。遠藤君。伊藤君。山田君。津村君。エッチな意地悪を、してくれて、ありがとう。私、ちょっと、こわかったけれど、長年、ずっと、して欲しい、と思っていたこと、を、してもらえて、夢見ていた事が、実現して、すごく、嬉しいわ」

京子は、ニッコリと、笑顔で言った。

「でも、京子。どうして、こんな事をされたい、なんて、言い出したんだ」

遠藤が聞いた。

「どうして、こんな事をされるのが、楽しいんだ?」

津村が聞いた。

「あなた達、男に、女の気持ちがわかる?平凡な、普通の女の気持ちが」

京子、が、聞き返した。

男たち、は、首をひねった。

「・・・・うーん。わからないなあ」

遠藤が言った。

「ぜひ、教えてくれよ。京子」

山田が言った。

「じゃあ、教えてあげるわ」

そう言って、京子は、話し出した。

「何か、特別な能力を持っている女は、幸せだわ。何かの、スポーツの、トップアスリート、とか、シンガーソングライター、とか。とびきりの美人で、芸能プロダクション、にスカウトされて、女優、や、歌手、になれる人も、幸せだわ。テレビに出て、アイドルになって、日本中の男たちの、憧れの的になるでしょ。写真集も出されるでしょ」

「ああ。そうだな」

遠藤が言った。

「女って、誰でも、男のアイドルになりたいの。男に注目されていたいの。これは、女の宿命だわ。だから、女は、外出する時は、最低でも、2時間は、かけて、メイクするの。ファンデーションして、アイシャドウして、アイブロウ、と、アイライナーして、マスカラで睫毛を反らし、口紅をつけて、ピアスをつけて、マニキュアで、ネイルを染めて、ペディキュアで、足の爪も、染めて。胸が大きく見えるように、ブラジャーに、パッドを入れて、パンティー、も、ヒップが上がる物を履いて。そして、一番、美しく見える、服を着て、そして外反母趾になっても、ハイヒールを履かなきゃならないの。メガネは、絶対、かけられないから、コンタクトしなきゃならないの。バッグも、お洒落な、エルメス、や、ルイヴィトン、の、小柄な、ポーチでなきゃ、ならないの。極寒の真冬でも、スカートを履いて、タイツを履いて、美脚を男たちに、見せつけなければ、ならないの。そして、プロポーションを、維持するために、食べたい物も、食べずに、我慢して、ダイエットして、エステサロンに通っているの。この、苦労、や、苦しみが、あなた達、男にわかる?」

「・・・ああ。そう言われれば、そうだな」

「それらに、かるる出費も、膨大な額だわ。私が、総理大臣だったら、女の最低賃金は、どんなに少なくても、男の倍にはするわ」

京子は、鼻息を荒くしながら言った。

「その上、女には、地獄の苦しみである、生理、というものがあるの。男も女も、同じ人間、では、あるけれども、生物学的宿命からは、のがれられないわ。女は、初潮が始まってから、閉経するまで、ずっと、子供を産む準備をしなきゃならないの。女は、顔では、笑っているけど、生理期間中は、歯を食いしばって、生理の苦しみに耐えているのよ。あなた達、男に、その苦しみが、わかって?女の体の中には、男と違って、子宮という、臓器があるの。だから、子宮を守るためにも、女には、ある程度の、脂肪が、ついていることが必要なの。なのに、男たちは、スリーサイズ、だの、くびれた、ウェスト、だの、を好むでしょ。だから、女は、みんな、ダイエットしなきゃならないから、難産になるのよ。それに、下着の中には、いつもナプキンを入れて、おかなきゃならないわ。セックスにしたって、男は、セックスしたい、と思ったら、ファッションヘルス、だの、ソープランド、に、行けば、いつでも、出来るでしょ。だけど、女が、男とセックスしたい、と思ったら、どこへ行けば、いいっていうの。女は、一人、さびしく、オナニーするしかないのよ。しかも、男は、女の体を弄んで、気持ち良くなったら、射精すれば、いいけど、女は、なかなか、イクことが出来ないの。女の幸せに、結婚、というものがあるけど、あれは、ウソよ。女は、結婚したら、もう、男たちの、アイドルじゃなってしまうの。結婚後は、地獄よ。料理、洗濯、掃除、買い物、と、地獄の使役が待っているの。もう、夫の奴隷だわ。そして、夜は、夫の慰みものだわ。出産にしても、そうだわ。男は、女の体を弄んで、射精すれば、それで、いいだけだけれど、女は、妊娠したら、10カ月、子供、を、産むために、苦しまなければ、ならないの。夫が、二人目の子供を欲しがったら、女は、また、その同じ苦しみ、を二度、耐えなきゃならないのよ。そして、出産の苦しみは、地獄そのものだわ。聖書では、女のイブ、が、禁断の果実の、リンゴを盗ったから、女は出産の時、苦しまなければならない、なんて、言ってるけど、女が何の罪を犯したっていうの?今、ここに、イエス・キリスト、が居たら、私、引っ叩いてやるわ。出産した後の、育児も、想像を絶する、大変な事なのよ。でも、女は、30歳を過ぎると、羊水が腐ってくるから、30歳までに、出産しなければならないの。出産したら、もう、お腹が緩んで、どう頑張っても、美しい、プロポーションを保てなくなるわ。30歳を、過ぎると、女は、オバサン、どころか、ババア、と、呼ばれ、男に、見向きもされなくなるの。女が、唯一の楽しみである、美しさを、保てるのは、20歳から30歳までの、たった、10年間だけなのよ。女の、この、やるせない人生の宿命が、あなた達、男にわかる?」

京子は、泣き出していた。

男たちは、黙って聞いていた。

「だから、私も、幸せになりたいから、何とかして、アイドルになろうと、芸能プロダクションに、自分を売り込みに行ったわ。でも、ダメだったわ。そこで、今日の同窓会でしょ。私は、まだ、24歳で、女としての、美しさを、保っていられる、全盛期だわ。だから、私の美しい、裸、や、動画、を、後世に残しておきたかったの。虐められ、弄ばれるのは、嫌じゃないわ。というより、そんな事、言っていられないわ。虐められている女は、悲劇のヒロインでしょ。女は、男に、見られ、弄ばれることでしか、女の、美しさを発揮できないの。グラビアアイドルだって、みんな、ビキニでしょ。セックスにしたって、そうだわ。女は、男に弄ばれることによってしか、感じられないの。女は、セックスの時は、みんな、マゾヒストになるのよ。今日、私は、男たちの、アイドルになれたの。だから、嬉しいの。撮った、動画は、どうか、末永く、永遠に、とっておいてね」

と、京子は、言った。

「そうだったのか。京子。女って、可哀想なんだな。わかったよ。今日の動画は、ちゃんと、撮ったから、一生、とっておくよ」

遠藤が言った。

「・・・・あ、あの。遠藤君」

遠藤の後ろに居た、順子が、ためらいがちな口調で言った。

「何だ。順子?」

遠藤が聞き返した。

「じ、実は。私も、京子と、同じ心境なの。私、今、職場で、仕事仲間で、彼氏が出来て。近く、結婚することになっているんだけど・・・・。結婚したら、女は、もう、終わりだなって思うわ。遠藤君。私の、ヌード写真を撮ってくれない」

順子が言った。

「わかった。俺たち、男は、女から、搾取していた、だけだっんだな」

と、遠藤は、ボソリとつぶやいた。

順子が、円座の中に行った。

京子は、それと、入れ替わるように、見る方に回った。

「じゃあ、脱ぐわ」

そう言って、順子が、ブラウスのボタンに手をかけた時である。

「待った」

と、遠藤が制した。

「今日は、もう遅いし、また、来週にでも、集まって、じっくり、やらないか?」

遠藤が提案した。

「出席者は、俺たち4人と、あとは、出たい者、ということで、どうだ?」

遠藤が提案した。

「賛成」

「賛成」

みなが、賛成した。

異論を、唱える者は、一人もいなかった。

こうして、翌週の土曜日に、遠藤、津村、伊藤、山田、の4人と、順子、と、男子生徒が集まって、順子に、京子にしたことと、同じような、意地悪をした。

そして、それを、スマートフォンで、撮影した。

・・・・・・・・・・

遠藤は、京子を、嬲った動画を、京子の了解を得て、ある、アダルトビデオの会社に、持って行った。

アダルトビデオの会社は、

「うん。いい出来だ。これなら、売れそうだから、アダルトビデオ、として、販売するよ」

と言った。

結果。

ビデオは、よく売れた。

アダルトビデオの会社は、京子に、アダルトビデオに、出演してもらえないか、と、申し込んできた。

京子は、引き受けた。

京子主演の、アダルトビデオの制作が、始まろう、とした、まさに、その直前の時だった。

ある芸能プロダクション、が、京子に、グラビアアイドルの依頼をしてきた。

この業界は、うわさ、が、つたわるのが、早いのである。

こうして、京子は、グラビアアイドル、として、デビューした。

そして、京子の写真集も、グアム島で撮影された。

さらに、京子は、グラビアアイドル、だけでなく、女優のオファーも、来て、女優も、するようになった。

京子は、日本中の男たちの、憧れの的になった。

京子は、幸せを、噛みしめながら、毎日、充実した日々を送っている。

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小学校の同窓会 浅野浩二 @daitou8

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