星とピエロ

@RUA0807

第1話 七夕

「ふぅ………」


ある七夕の夜僕は空を眺めていた

特に何かあった訳でもなくただ眺めているだけ

今日はとても星が綺麗だ

今日は…七夕彦星と織姫が唯一再会できる日


この星空を見ていると幼いときの事を思い出す


____

________

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5歳の僕は幼馴染だった蒼空と星を見ていた


蒼空は僕より4つ年上の男の子


僕らはとても仲良しでよく外で星を見ていた

その時何を思ったのか蒼空に僕はこんなことを聞いた


「お星様ってどうやって生まれたんだろう」


すると蒼空少し困った顔をした後にこう答えた


「お星様はボール紙を星型に切って銀色の折り紙をつけそれを吊るしてるからだよ」


「凄い!!凄い!!いつか僕もお星様を作れるかな?」


「星夜にならできると思うよ」


「またいつか一緒に見ようね!!」


「おう!!」




そして、その日を僕達は




まるでベガとアルタイルの様に離れ離れになった




そして、その日から約10年がたった今日

僕は蒼空と最後に話した場所で星を見ている


夜が深くなってきた頃

もうそろそろ家に帰ろうとしたとき

目の前には見覚えのある人物がいた



「約束を果たしに来たよ……星夜」











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