恋する情報
テレビを観ると頭が悪くなる
ネットをすると性格が悪くなる
でも何だって使い方次第だ
なんてったって僕らは伝言ゲームすらままならない
恋は闇で、盲目で、曲者で
だからそう簡単にはなびかない
好きな人に好かれるためにはどうすればいいだろう
とりあえず魅力的な人間になることが第一歩
瞬発力が肝要だ
友達100人できるかな
でもちょっと待って
もっとじっくり話したい
そして普通、100人も友達はいないのでは
やっぱりこの世界、“リアル”とはやや異なるみたい
たったの数文字、数行で真意を伝えるのには限界がある
でも長文だと最初から読む気をなくしてしまう
どんな文章でもそんなように読めばそんなように見える
声色、表情、ジェスチャー、それらなくしてどこまでいけるか
言い間違いを瞬時に直せない
一旦打ち間違えたら二度目の送信かそのままか
でも何度も送ると煩わしいしキリがない
特に打ち間違えの訂正は
膨大な情報の海の中
せっかく得た情報なのに覚えているのは二つか三つか
その少数のために手探りしてるのもいいけれど
どうせなら覚え続けられる価値あるものを得たいもの
恋は気まぐれ
恋は非論理的
恋する乙女に戦いは不可欠
乙女だけでなく!
恋に恋する情報過多
頭が悪くなってる気がする
得るばかりだから
でも恋は与えることも大切よ
魅力的だからすぐにスイッチを押しまくる
恋の魔力、拡散されやすい情報ってそういうもの
だから惚れた弱みでどんどん押しまくる
でもちょっと待って あなたが大切にしてるものは何?
恋は多少長文の方がときめきやしないかい
短文すぎると個性を失う
そう短文で個性を発揮できればいいのだけども
それほどの国語力を 今、試されている
好きなとこだけじゃなく嫌いなとこを見ても
それでも一緒にいたいと思えるか
そこをちゃんと分かり合えるか
恋とは互いに成長してくもの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます