風が織る神話 あなたを「夢」にしたくありません
安東真夏
前文
「今国解の文を抄し、衆口の話を拾いて、一巻に記せり。小生ただ千里の外なるをもて、定めて紕繆多からむ。実を知れる者正さむのみ。」 『陸奥話記』
そは――
つかめぬもの
すりぬけるもの
やわらかきもの
はげしきもの
はぐくむもの
うばうもの
たぎるもの
こごえるもの
いろをうつすもの
てんよりふるもの
ふかみからのぼりくるもの
ときをきざむもの
そは――
みえざるもの
ふれられぬもの
みのらせるもの
うばうもの
ささやくもの
さけぶもの
あたたかきもの
すずしきもの
あつきもの
つめたきもの
はかなきもの
たけきもの
ときをはこぶもの
そは――
ひたかみをゆくもの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます