第243話 異-能(イーノン)マスクの国

ダイラ:クワヤマダくん!イーロンマスクに負けない国にするためには、日本はどんなイノベーションが必要だと思う?


クワヤマダ:まずは、エネルギー革命が必要だと思います。イーロンマスクが率いるテスラは、電気自動車の技術に注力していますが、その裏には、再生可能エネルギーの普及がありますよね。


ダイラ:だよね~。日本も再生可能エネルギーに注力し、自然エネルギーの活用を進めることが必要だ。AIやロボティクス技術の進化も重要かな。


クワヤマダ:確かに、AIやロボティクス技術の進化は、製造業や農業など、様々な分野での効率化や省力化につながりますよね。それによって、より高度な付加価値を生み出すことができます。そして、チャットGPTなどの人口知能ロボの普及で社会構造は一変する。仕事を失う人が街に溢れ出す?


ダイラ:それに加えて、宇宙開発や医療技術の進化も重要だよね。宇宙開発においては、イーロンマスクが率いるスペースXが、再利用型ロケットの開発に成功している。そして、医療技術の進化によって、より高度な医療サービスを提供することができる。


クワヤマダ:日本は、製造業や医療技術、宇宙開発など、多くの分野で高い技術力を持っています。それらを生かしつつ、より持続可能な社会を実現するためのイノベーションを進めていくことが必要だと思います。


ダイラ:確かに、日本は技術力においては世界トップクラスだわ。それを生かして、より良い社会を実現するために、積極的にイノベーションを進めていけるのかなぁ。


クワヤマダ:ダイラさん、日本にはイーロンみたいな異能を育てる風土が無いような気がしますが、日本のどの習慣を解放すれば、イノベーションを巻き起こすブレイクスルーが生まれると思います?


ダイラ:そうねぇ、まずは日本の"過剰な謙虚さ"を解放することかな。異能の人は、自分の能力に自信を持っていることが多いでしょ?でも、日本人は謙虚過ぎて、自分の能力を過小評価しちゃうことがあるからね。


クワヤマダ:確かに、日本人は"出る杭は打たれる"という言葉があるくらい、過剰な謙虚さがありますね。でも、そこから解放するのは簡単じゃないかもしれない。異能の人々は生きにくさも同時に抱えています。


ダイラ:でも解放するためには、日本人自身が自分の能力や才能に自信を持って、自分らしく生きることが大切だと思うんだ。


クワヤマダ:それに加えて、"失敗を許さない"という風潮も解放する必要があると思う。失敗を恐れていると、新しいことに挑戦することができず、異能が生まれるチャンスを逃してしまうかもしれない。


ダイラ:失敗は成功のもとって言うじゃない。失敗を恐れず、チャレンジすることが大切なんだよね。失敗しても、他人はすぐ忘れるもの。数年前の失敗を思い出せと言う方が難しいんだけど。気にしない気にしない。


クワヤマダ:まぁ、そんな感じで日本の伝統的でいやしい習慣を解放していけば、異能が生まれやすくなるかもしれないですね。


ダイラ:でも、日本人の慣習を打ち破ることは簡単じゃないから、それを促すためには、"イーロンマスクに勝つ"という目標を掲げるのもいいかもしれないね。


クワヤマダ:イーロンマスクに勝つために、謙虚発言をしたら校則違反!罰金!なんてしたらどうでしょうか?皆で異能イーノンマスクを被るなんてどうでしょう。


ダイラ:あながち、そのくらいやらないと日本から異能は生れないかもしれないね。

異能マスクで日本人の意識革命&イノベーションだ。異能マスクをつくろうか?


クワヤマダ:明確な目標を立てることは、何となく恥ずかしいという気持ちが芽生えるのも日本人に植え付けられた価値観だと気付きました。昔、岡本太郎が「オレはピカソを越えている。」と言って日本人アーティストの意識レベルが飛躍しましたが、思考実験の世界ではイーロンの5周先を行っていると豪語する奴がいてもいいですよね。


ダイラ:大ぼら吹き大会になりそうだけど、日本には嘘から出たまことという諺があるくらいなんだから、そのくらいの気概をもっていこうよ!

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