第29話 筍の缶詰
筍の缶詰なんて日本では見たことがないんだけど、こっちで買おうとすると缶の方が多いし安い。水煮のパックも日本食として売ってるけど、日本の物ってなんでも他の国の物よりも高い。(なんでやろ?人口の問題?しかもお菓子の方が充実している気がする)だから缶のを買うんだけど、これがまた扱いが難しい。
筍の缶詰が存在してることはフロリダにいた頃から知っていた。でも、すんごい臭いがするで最近まで買ったことは無かった。
缶を開けた瞬間からすごい臭いがする。筍の匂いを凝縮したらこうなるんやな、といった臭いで結構くさい。ほんまびっくりした。なお、炒めたりしても臭いはそのままである。
最近友人から臭いの取り方を教えてもらったので、やっと買ってみたわけです。食べられるなら食べたいもん。
完全に臭みが取れる訳ではないけど、これなら食べられるなと。
水に晒して、水から茹でて沸騰させる。これだけ。友人は沸騰したらあんまり茹でなくていいと言っていた。(彼女は計らない人なので何分とかは聞いてない)
今日は大根と一緒に炊いてみようと思ったんだけど、うっかり忘れてる間に鍋の湯が沸騰してた。水から茹でるはずかお湯に入れることになった。試しに3分茹でてみたら、いまひとつ。元の臭いよりかはマシになったけど、友人が見せてくれた時よりは残ってた。やっぱり水からやな。
おでんのように大根と昆布と一緒に炊いてみたんだが、やっぱり臭いがちょっと残る。なんなら臭いが大根に移ってしまった。出汁の味で食べようとするとやっぱり臭うらしい。残念。
ちなみに、友人が筍の実演で作ってくれたのはタイのレッドカレー。辛さはめっちゃ控えてくれた。カレーくらい味がしっかりしてたら、臭いが少々残っても違和感は全然なかった。
因みに、タイ人の「辛くないよ」は信じたらアカン。辛くないと言われて食べたスナックがホンマに辛かった。けど、カレーの辛さはココナッツミルクで調整できるらしい。マイルドでお願いしないと、彼女と同じものはわたしは食べられない。
明日は筍と挽肉とパプリカでチンジャオロースにしてみる。これなら味が強目やしいけそうな気がする。
筍はまだ臭いから、今は水に漬けてある。明日は今度こそ水から茹でて使ってみようっと。
2023/01/18
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