第28話 学校の図書室
上の子の学校の図書室へボランティアに行ってきた。児童によって散らかされた本をひたすら片付けまくるお手伝い。小さい学校ながら、絵本、伝記、ノンフィクション(虫とか鉱石とかの事が詳しく書いてあるようなやつ)、漫画、小説、といろいろあった。
学校に着いたらインターフォンを押す。ボランティアに来た旨を伝えたら開けてくれる。そのまま入ってすぐのオフィスに行ってID見せて臨時の入館証みたいなやつを発行されて、それがシールになってるからそれを貼って図書室へ。フロリダのERに行った時も受付でそういうのやったな。そういえば。臨時とはいえちゃんと顔写真付き。
図書室に言ったら司書の先生が図書室ツアーをしてくれた。どの棚にどんな本が入ってるか、ていうやつ。いまからひたすら片付けまくるわけですから。
カウンターの隣に大きなスクリーンがあって、その奥はロッキングチェアとかかなり沢山のクッションが並んでた。めちゃめちゃリラックスできそう。
本の棚の一部は、おもちゃとか、お絵描きの道具なんかも入ってた。おもちゃはレゴではないけど、想像して何かを作り出すようなタイプのおもちゃ。
この司書の先生がとってもファンキーな髪型だった。レインボーだった。といってもちょっとくすんだ色で、決してバッキバキの原色ではなかったけど。靴も含めて全身黒なのに、髪はレインボー。おしゃれ!日本の小学校には絶対にいない髪色だろうな。
ちなみに、うちの子が通ってるのは公立校ですが、そんな悪い学校ではない。アメリカったら極端で、ギャング養成校みたいなとこから下手な私立より良い公立校までピンキリらしいけど、ギャング養成校ではない。
一通りツアーしてもらったら児童が図書室に来た。うちの子がいるクラス。
先生がまず出欠を取るんだけど、1stグレード(1年生)ともなればなかなか言ってくれるね。たぶん、普通は"I'm here"とか言って返事するんだろうと思う。見てた感じそう。でも、居るのにnot here(いません)とか言ってみたり、何て忘れてしまったけど、とにかくふざけて返事したりする。先生も慣れてるのか、適当にいなしてサクサク進める。咎めたりとかいうのもない。
わたしが小学校の時の図書の時間て、ひたすら本を読む時間だった。けど、ここはそうでもないらしい。まずは同級生たちのおすすめの本を観る。観る、というのは、映像で観る。先述のスクリーンで。
図書室の中に小さな部屋があって、さらにその中に人がひとり入ったらキチキチのサイズのテントが2つ置いてある。背景からして、たぶんその中でおすすめ動画を児童が自分で撮ってる。
うちの子曰く、あくまでも自主的にやるもので、やりたくなければしなくていいらしい。うちの子はもちろんしない。ああいうの嫌いやもんな。
強要されないのっていいよな。みんなの前で発表しなくていいし。後で取ったやつを皆で観るんだが、その場で発表するのとはまたちょっと違うしな。
ちなみに、ただでさえ英語なんてよくわからないのに、子供の英語ってさらによくわからない。録画だと尚の事わからない。たまに聞き取れたと思ったら、"I want to give 12 stars for the book"て言うてた。5つ星どころじゃない。そんなに好きなんか!笑
本のおすすめが終わったら、それぞれ借りる本を選ぶ。で、貸出なんだが、ほんまの図書館みたいにバーコードで管理してた。先生がバーコードを読む機会持ってて、それで本を管理してる。なんなら、fall break(なんと秋休みがある。フロリダにはなかったし、インディアナでも市町村による模様)の前にメールが来て「ブレイク中に貸出期限が切れるので、休みに入る前に返してください」とのメールまで来た。
わたしの頃は、かいけつゾロリくらいの大きさの木の板に自分の名前書いてあるやつを入学時にもらって、それを図書室に持って行って、本を借りる時にその借りた本があったとこに板を入れて、返すときにその板を回収するシステムやったんやけど、今の小学校ってどうなってるんやろ。
10月初めにボランティア行って、2回目が31日にあるはずだった。んだけど、なんと先生がすっかり忘れて居なかった。明らかに別のプログラムやってるし、何か変だと思ってたまたま通りかかったうちの子の担任の先生に聞いたらその週は休暇いないと。雑でいい加減なのはフロリダだけではないな。忘れられてた!笑
日が開くときは、やっぱり前の日にメールでも出して確認しといた方がええなあ。インディアナに来てから予約とかは割と正確に進んでたから油断していた。とはいえ、こういうアメリカの雑さは決して嫌いではない。
11/2/22
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