第23話 ジョージアから帰った話

 行きは片道12時間で辿り着けたのに、帰りは何故か14時間くらいかかった。朝9時くらいに出て、お昼ごはんを食べる頃はまだジョージアにいて、そこからテネシー州を抜けてとケンタッキー州のレストランで晩御飯。インディアナに入る頃には夜九時半くらい。日が落ちかけてて空はきれいだった。とはいえ、田舎の割に星が見えなくて残念。これならフロリダのNplesへ行く途中の道の方がよっぽどたくさん星が見えた。たぶんエバーグレーズで何にもなかったのが良かったんやろうな。


 友人の、もといFamily in Georgiaの家を出る時、韓国料理のお弁当を持たせてくれた。細切れの豚肉をたぶんごま油と胡椒とニンニクで炒めたんだと思う。そこへジャスミンライス(タイの美味しい良いお米)と韓国のりを添えて一緒に食べたらめちゃくちゃ美味しかった。何から何まで本当にお世話になりまくってきた。

 お弁当は本当にありがたい。次に何か機会があったら真似してみようと思った。


 帰り道、幼児さんたちはひたすら車をジョージアへ戻せインディアナには帰りたくないと大騒ぎだった。

 楽しかったもんな。そんなに仲良くできる友達ができて君たち幸せやな。わたしにもアメリカの姉ができたように、幼児さん達にもアメリカの姉弟できたもんな。

 テネシーくらいまではまだ帰らないだの戻せだの大変だったけど、ケンタッキーあたりから諦めたらしい。とにかく遠いのはわかってくれた模様。


 帰ったらもうクタクタ。疲れすぎて変な感じ。15時間も車で移動なんかしたことなかったわ。なかなか辛いな。でも旅行はすごく楽しかった。


 さて、スーツケースを三日ほどかけてダラダラ片付けてたら友人宅の小さいタオルが二枚も紛れていた。

 たぶん旦那やな。洗濯物をまとめて掴んで入れた模様。わたしは嵩を減らすために一枚ずつ広げて畳み直してから圧縮袋に入れるから、紛れてたらそこで分かる。やっぱり旅行には圧縮袋やな。

 さらに車のトランクを開けたらそこのお子さんのものであろうスーパーボールペンまで出てくる始末。えらいこっちゃ。

 たぶんこれも旦那やな。うちの子のおもちゃを車に入れた時にまとめて掴んだみたい。変なところにまとめて2つ入ってた。コノヤロウ気を付けやがれ。


 と、いうことで、もともとサンキューカードくらいは送るつもりだったけど予定変更。急遽間違って持ち帰ったものを送り返す事にした。


 シスターアメリカは「お金がもったいないからとりあえず持ってて。タオルはたくさんあるから大丈夫。また取りに行くし」と言ってくれたけど、それはなんだか申し訳ない。それに、荷物を送るならぜひ渡したいものが思い付いたから送ってしまうことにした。


 一つはベーグル大好きなアメリカシスターにぜひ試してもらいたいトレーダージョーズのベーグル用のシーズニング。トレジョの人気商品らしい。うちも買ってみたけど美味しいの。犯を焼くときに混ぜてみたらこれもなかなかいける。

 もう一つが日本製のトレーダージョーズのふりかけ。日本のふりかけって、科学的な味というか、味がどうも好きじゃない。むしろ嫌いなんだがこれは美味しい。のりとゴマの味が美味しい。

 日本食が好きだそうなので、特に旦那さんは日本にも留学した事があるそうでいろいろとよく知ってるので、たぶんふりかけも知ってると思われる。聞いてないけど。

 そしてもともとしようとしていた集合写真とサンキューカードも入れてUSPS(郵便局)で送ってきた。


 箱とか袋自体は、物によってはUSPSでタダでもらえる。ネットでも注文できるみたい。で、箱とか袋のサイズによって値段が変わるので、そこに入ってれば重さは関係ないらしい。

 一番小さい袋にギリギリ一杯入れて、税込10ドルくらいだった。インディアナからジョージアまで、土曜の朝出して月曜日には届く見込みらしい。

 何回か手紙は出したけど、小包は初体験。事故とはいえ、また新しい経験ができたわけです。送料は思ったよりも高いぜ。


 しかし帰った後まで申し訳ない。同梱したものは喜んでもるえるといいんだけれど。


 8/7/22






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