第22話 ドリアン
ジョージアの友人宅に滞在中、果物の王様を頂いた。臭いらしいと聞いてたけど、結構な臭い。これ最初に食べた人ってどういう状況だったんかしら。
ドリアンて飛行機とかホテルへの持ち込み禁止らしいんだが、わかる気がする。これはなかなか強烈。
ドリアンは切るときに凄い臭いがする。何の臭い? 生ゴミとは言わないけど、そういう感じがした。(ドリアンごめん) 中はざくろみたいに幾つもの部屋に別れてる。ただ、種は大きい。
外の皮は全面トゲトケ。結構痛い。へたの辺りならなんとか持てるくらい。痛いから、鍋つかみに使う手袋を履いて支えて包丁で切ってくれた。
実は思ったよりクリーミーだった。一旦冷凍されたものだったらしいけど、生の取り立てのだともう少しはごたえがあるんだとか。
解凍したものの上にタイ産ではなくベトナム産で、友人の思っていたものとは違ったらしい。
タイ産のドリアンには幾つもの品種があるらしく、物によってはすごい高級品なんだとか。実が育ちきる前、木になってる状態から予約する場合もあるそうな。
ドリアンの臭いがダメでも、食べるのは好きな人もいるとのこと。せっかく要因してくれたのでもちろん挑戦した。けれど、わたしは基本的に強い臭いのするものは大抵苦手。ちなみにパクチーは大嫌い。
切るときの臭いは思ったよりずっとマシだったけど、食べても残念ながら美味しさがわからなかった。わたしはジャックフルーツの方が好きやな。
ちなみに、韓国人の旦那さんはおお汗かきながらドリアンを切ってくれてたわけですが、彼は一切食べなかった。彼もパクチーとドリアンは苦手なんだとか。完全に切る係だった。めちゃめちゃ手慣れてたけど。
8/3/22
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