痛みを説明せよと言われてましても

 胃痛と腹痛が激しくなって、耐えられなくなったので病院へ。


 先生にベッドに横になるよう言われ、触診。 

「ここは?」

「痛いです」

「じゃあ、ここは?」

「あ、そこめちゃめちゃ痛いです。多分前の手術の時の傷かと……」

「え? でも、手術痕ここだよ?」

 もっと下を押す先生。あれ?

「ここは?」

「あ、それも痛いです。」

「盲腸かなあ……」

「この辺も痛いんですけど……」

「う〜ん……」


 困った先生は、エコーを持ってきます。

「便秘かなぁ」

 え。

「とりあえず、ロキソニンだすわ。」

 え。慢性胃炎の人にロキソニン……。

 大丈夫なのか、この先生。


 ここの診療所は、家庭医というか、総合的な治療ができる医師を育てるために、1年契約とかで新しい先生が来るのですよ。なので、年度またぎの今回はまた違う先生。最初から説明し直し。


『線維筋痛症』なので、身体中どこを押しても痛いこと。慢性胃炎でこの診療所に通っていて、痛み止めも貰っていること。胆嚢摘出手術をしていること、云々。


 そして痛みの箇所とかどんな痛み? とか聞かれても、困りませんか?


 とりあえず明日、血液検査をしてみましょうということで、明日も朝から診療所に行かねばなりません。診療所の血液検査の結果なんか、1週間後じゃん! その間に悪化するものは悪化するし、治るもんは治ってると思うんですけど……。とりあえず、明日も同じくらいの痛みあったら、さっさと紹介状書いてもらって、35km先の総合病院に行こうと思います。



 余談ですが、ここの常勤の院長先生、私が風邪こじらせて、咳が止まらなくて、若干ゼイゼイ言いながら、行ったら、

「いやあ、Tさん(私)は、精神科にかかってるからなぁ、そっちかもしれないから、そっちの先生と相談してみて。一応薬は出すから」

 って言われて、出されたのが、「葛根湯かっこんとう」っていう風邪の初期も初期のときに飲む漢方薬と、「メジコン」っていう比較的軽い咳止め。嘘でしょう?


 で、精神科の先生に、翌日、「こう言われたんですけど……」って言ってったら、

「嘘でしょ? 僕がたまたま内科も診られるからよかったようなもんで、他の先生なら追い返されるよ?」

 と言いながら、診査してくれて、血液検査もしてくれて、けっこうヤバいレベルの「気管支炎」だったことが判明。

「大体、こんな状態の人の血液検査しないのがおかしい。白血球値、こんなだよ?」

 って、検査結果を見せてくれる先生。怖っ。炎症反応、バリバリでした。


「よく咳き込むようなことがあるんだったら、呼吸器科に一度行った方がいいよ。」

 という先生のお言葉で、呼吸器科に行きました。

「あー、咳喘息ですねー」


 精神科の先生に報告すると一言。  

「診療所の先生に診てもらうのやめな〜。急を要する病気なら命に関わるよ〜。」


 わかっちゃいるんです。35km先の総合病院に直接行った方が早いって……。でも、ついつい近いところへ行きがち。


 悪化したら、とっとと大きな病院に行きたいと思います。

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