いきなりヘビー

 私の病気について、です。

 いきなり暗いこと書きたくはなかったんですが、ここ知って頂かないと、書いている意味がわからないことも多々出てくるのではないかと……。



 『線維筋痛症せんいきんつうしょう』のことについては、別のエッセイでも書きましたが、その他に、『双極性障害そうきょくせいしょうがい』という病気も持っていて、障害者手帳(精神福祉手帳)3級です。


 双極性障害っていうのは、ちょっと前まで「躁鬱病そううつびょう」って呼ばれてた病気です。躁鬱病っていうと、みんな、「あ〜、鬱ね。」とか思われちゃうんですけど、違う病気なんです。


 鬱状態の時が同じような症状が出るから、同じような病気扱いされるんですが、双極性障害の場合は、「鬱病相」から元気になったように見えても、その時は「躁病相」でしかなくて、一生その波の中で苦しみ続けないといけない病気です。治らないです。鬱病はラッキーなら治りますが……。残念ながら、双極性障害は治らない。


 これね〜、解ってもらえないです。大抵、鬱の人と一緒にされます。で、

「あ〜、うちの親戚にもいるわぁ」

 とか言われちゃうんですけど、いや、そんなにいっぱいいないから。と、苦笑してます。心の中で。鬱病の人は現在10人に1人とも言われますが、双極性障害の人は500人に1人と言われています。とにかく理解されない病気の一つです。 


 この病気の自殺率も高く、5人に1人と言われています。


 線維筋痛症といい、双極性障害といい、一生治らない病気を抱えまくっているのに、ご近所さんも親戚も、義両親も、義妹たちも理解してくれない、というか、理解しようという気もなく、嫌味を言われ続けております。


 こういうの、何て言うんでしたっけ?

 ……あー、「針のむしろ」?

 まあ、夫は唯一理解者で、彼がいてくれるから、私はここにいられるわけで。


 私の弟いわく、

「姉ちゃんにとって、絶対な人がいるんだから、心配ない。あとのは皆ジャガイモで、聞こえてくるのは雑音って思ってたらいい」

 とのことで、私は素直にそう思うのです。


 まあ、こんなこと言ったって、気にするとこは気になるし、傷つけられると必要以上に凹む。1か0の人なので、死ぬか生きるか、別れるか別れないか、みたいな、ね。

 ま、そういう時は無理せず薬に頼って眠ってしまうことにしています。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る