第3話全てはここから始まる
29歳の時に大学病院の精神科を受診して統合失調症と判明した。
小さなクリニックでは、27歳の時に自律神経失調症と診断され服薬していたが、症状が酷く、大学病院へ行ったのだ。
即日、措置入院。
直ぐに任意入院になったので、1週間で退院した。
結婚して間もない時期だったのに。
団体職員は退職した。
これから、つらい闘病生活が始まった。僕のお金は全て妻に渡した。
僕はタバコ代だけで十分である。
それから、もがいた。使える社会資源は全て使った。
障害年金も全て妻に渡した。
薬の量は1日で100錠を越えた。幻覚、幻聴が酷く、僕は衰弱していった。
妻のお腹の中には、僕らの赤ちゃんがいる。
妻に本当に迷惑掛けた。申し訳ない。
だが、極度の不眠症で苦しんだ。
それから、14年経った今、現在がある。
妻は同じ会社で頑張り、子供は中学生になった。
変わってないのは、僕だけ。
働いていた時期もあるが、去年の11月一杯で辞めて、今は無職である。
これを踏まえて、次回からは日々の健康状態を書いていく。
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