ヒポクラテスによろしく!
羽弦トリス
第1話幼少期
僕は子供の頃から病弱だった。
喘息持ちで、しばしば喘息発作を起こし小学校を休んでいた。
それよりも、真っ直ぐ歩けない事に悩んだ。
腰の骨が生まれつき歪んでおり、走ると直ぐに転倒するのだ。
痛い、整骨の病院で何度か治療した。
それから、転倒の回数が減り、中学生では短距離走のメンバー入りするまで回復した。
しかし、後々、この歪みは悪さをするのだが、それはまたいつか、書こう。
僕はよく熱を出す子供だったらしい。
喘息は隔世遺伝なので、じいちゃんが喘息だった。
そして、僕が引き継いだ。弟は健康そのもの。
喘息の治療の為に水泳教室に通ったが、小児喘息から慢性喘息になり、大人の今でも苦しんでいる。
大人になってバカだから、喫煙している。だから、喘息から直ぐに肺炎になるのだ。
あまりに、身体の動きが悪いため病院で筋ジストロフィーの疑いがあったが、それでは無かった。
4年間病院に通い続けた。
盲腸は5歳の時に手術したのだが、ま、こんな具合だから体育の授業が苦痛だった。
健康な日々もあったが、それは長くは続かなかった。今、思えば子供の頃からうつ状態だったかもしれない。6年生の時に児童会長だったが、月曜日の朝礼の挨拶が苦痛になっていた。夜、寝れない時もあった。
こうして、長い長い闘病生活の温床が完成されつつあったのだ。
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