直腸野菜栽培
「……という訳よ。お分かり?」
やっとお嬢様の怪電波発信が止まり、こちらの目を瞬きもせず覗いてくる。
久しぶりにこちらの発言に耳を貸すようだ。
「やるやらない問答は諦める。でも直腸に野菜つっこんで気持ちいいワケ?ふたなりは?」
「あら、やってみなくては分かりませんことよ
あなたもやることはお忘れなく。
それに、けつまんこの方ならあなたが詳しいのではなくて?光凛ちゃん」
ウグッ 迂闊だった。けつ方面でこいつに話を振るんじゃなかった。全ての原因は俺とはいえ、こいつ、傷を躊躇なく抉ってきやがる
「その話題は振るんじゃねぇ。……はぁ、で何入れるわけ?大根か?ゴーヤか?」
諦めて、ふたなりお嬢様に案を尋ねる
こうなっては止められない、腹を括るため敢えて聞く。
「あら、経験者だけあっていいチョイスではなくて。ただし、貴方、けつまんこに突っ込むことしか考えていませんわね。全くこれだから変態は困るのよ。あら、今のは褒め言葉よ。そう睨まないでくださる?」
「じゃあなんだっら正解なんだよ、お嬢様」
声を荒らげ、言葉を投げつける。ムカつく。
「聞いてましたの。栽培ですわよ、さ・い・ば・い。」
「は?」
「1から育てますの、腸から。愛をこめて」
「どんだけ時間のかかることすんだよ…」
「これから嫌という程分からせますわ。ディルド派の光凛ちゃんには人参の苗を。わかっていると思いますけど栽培中は脱糞禁止ですからね」
「はぁ?いろいろ言いたいことがあるが脱糞禁止ってどういうことだよ!野菜が育つのだっていつまでかかるかわかんねぇーのによぉ!」
「脱糞禁止は当たり前ですわ!苗を植えると言っても成長するに従って、大きくなる野菜と溜まって肥料にもなる糞が、大きく愛の結晶のように膨らみ!文字通りどんどんお腹も膨らみ!その大きさゆえに味わう痛みと羞恥を顔に浮かべた光凛ちゃんを味わいつつ、お腹に耳を当て、 大きく育ってねと声をかけ、心音を感じ、音楽栽培顔負けの私の子守唄歌ってあげたい!いや!さしあげますわ!」
「はぁ」
溜息しかでない、傍から見れば、四肢が細く伸び、すらっとした佇まいに精巧に創らせた人形のような顔を併せ持った金髪碧眼お嬢様だってのに。
「いざぁ!今から植え付け行いますわ!」
「やらせるかぁ!!!」
襲いかかるお嬢様の細く長い腕を両腕とも掴む。
「離しなさい!」
「黙ってろ!この残念悪役令嬢が!」
「クッ」
ゴツン。お嬢様のおでこめがけ頭突きをかます。頭全体に痛みと音が低く反響する。
突然の痛みに驚き、お嬢様の体勢が崩れ後ろにへたり込む。私がお嬢様を覆い被さるような状態となり。眼には絹のように真っ白な肌が赤く染まっていく姿が入る 。
「ッククウゥ」
強ばった体から声が漏れる
お嬢様の血走った目にはまだ野望を叶えんとする意思が宿り、フランス人形からは到底出ないような、餌を目前とした飢えた猛獣の唸り声をあげる。
こうなったらアレしかない。こいつを止める唯一の案。打開策を。
両腕とも握った手はそのままに、脚をスカート中に突っ込む。まさぐる。
「フーッ!フーっ!フーッ!」
少しでも力を抜いたら獣と化したお嬢様に組み負ける。
腕に力を込めつつ脚に神経を注ぐ。
脚に硬く、脈を打つほど熱い鉄の感触が当たる。その鉄の棒を辿るよう上を探っていく。
グチュっと先程より柔らかくそして、びちょびちょにぬれたエラの貼ったモノに辿り着く。
「ここだ!」
足の指先でグチュグチュに濡れた亀頭をグッパーグッパーし、形をなぞるようにさすった。
スカートが擦れる音からやがて、ずりゅっとした音が鳴り響く。
スカートが不自然なテントの形を取り、外気を隔ていた内側からは、蒸れた肉の熱気が漏れだしていく。
ヌチャヌチャと響き続ける中やがて、お嬢様の唸り声には肌を撫でるような甘い吐息が、混ざる。
「…ッ!…ぅん、…ぁあ…。」
スカートが揺れ、擦れる音が聞こえる。腰をくねらせ必死に登ってくる快楽から逃れようとする。
快楽を送られて震える腕には玉のような汗が湧き、あんなに込められてた力が空気を抜かれたように縮んでいく
やがて汗の匂いとメスの匂いが混ざり、身体を湿らせていく
「…あッ、あっ…い……待っ…て……んん…!」
お嬢様の全身に甘い熱気を纏い、汗で濡れ、横髪が張り付いた顔を下から覗かせ、お預けをくらった犬のように声にならない声を視線で送り続けてくる。
ふと目が会った瞬間、脚を止めた。
濡れた音が鳴りやむ。
突如として、快楽の供給が止み、お嬢様の腰が空しくうねる。
先程まで全身に迸っていた快楽の熱が僅かに去っているのを感じたのか、必死に取り戻そうと下半身を動かし熱を灯そうと躍起になる。
目がほとばしり、何がなんでもと欲しがる中、視線が上にむく。目が合う。
先程まで、快楽を送っていた張本人に目が向いて、脳が理解する。
服従。お嬢様は快楽の奴隷に成り下がっていた。
腕を握り返し絡ませる。
両脚をスカートの中に触れていないもう片方の脚に擦り付け絡みつける。
無意識のうちだった。気づいたら全身を使って媚びていた。止まらず口にする
「お、お願い致します。」
「最初っからそうやって従順になればいいんだよ!」
お嬢様の姿に、おもわず口角が上がり、声色が高くなるのを自覚する。
止めていた脚を動かし、さらに勢いを増して
のしかかるように責め続ける。
「ほら、いけよ、いきたいんだろ、はやく!」
「お゛ほぉ♥ひぐぅううううううう!!♥あ、あ、あ、あ゛、らめにょのぉおお!い゛ぐ♥い゛く゛♥ぃぃぃい!ぉぉ゛お゛ぉ゛っ♥♥♥」
全身が快楽の痙攣を起こし、逃げ場のない波が走り回る。
あまりの快楽の重さに光凛に飛びかかり、力が抜けた身体を引きずりながら抱きつく。
股間から熱い飛沫がびちゃびちゃと撒き散らされ、吐き出すその都度、快楽が再度押し寄せてくる。
快楽に耐えられず、もれだした呼吸は、冷静さを失い、身体がプツリととぎれた。
暫くして震えながら頭に出た言葉を精査せずに口に出した。
「また、いっぱい虐めて、ください。」
うちのお嬢様がやっと素直になった。
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