第2話 気がついたら親分の側近に成っていた。

「 て~へんだ ! て~へんだ !

ソウイチロウ、悪いが直ぐに にゃん太郎親分に会ってくれ ! 」


ラーメン屋の半野良猫の『メンマ』が飛び込んできた。


せっかくの猫生を満喫まんきつしていたのにと、思っていたのだが 元ジャーナリストの血が『 面白そうな事』をぎ付けてしまった。


退屈しのぎには成るだろう


そう思いメンマの案内に従いにゃん太郎親分の元に行ってみると既に沢山の猫達が居た。


なるほど、これが『猫の集会』と云うモノか。

僕が周りを観察していると、貫禄のある猫が近寄って来た。


「 良く来てくれたな、ソウイチロウ。

俺は、この辺の縄張りのボス猫の『にゃん太郎』だ。

さっそくだが相談に乗って欲しい 」


ボスの癖に随分と腰の低い奴だなぁ~

一応、聞くだけ聞いて見るかと にゃん太郎の話を聞くことにしたのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る