第41話

このご時世に、中卒なんて、無いかもしれない。

ただ、手に職つけても、いいんじゃないかとも思った。

と言うか、実家からただ単に出たかったからってのもある。

自分では探せなかったが、ミチヨの知り合いで、近所に、建設会社と、酒屋と、畳屋を経営してる人がいて、そこに住み込みで働けるということになった。

もっと、良く考えて行動すれば良かったとは思うが、当時は、これが最善だと思った。

とにかく、家を出ることだけが、第一目標だったから、仕方ない。

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