第28話
せめて、ちよちゃんが癌で入院してる時、もしくは、ちよちゃんが亡くなり、正也だけになった時に、勝也と亡くなった母(ミチヨ)が、実は、正也とちよちゃんが本当の親なんだと教えてくれていたら、正也と、ちよちゃんと、俺の人生は変わっていたと思う。
まあ、考えられる理由としては、勝也は事故で身体障害者で車椅子生活、ミチヨは何度か流産をしていて、子供が欲しがっていたという。
俺に自分達が親じゃないと打ち明けると、俺は、大阪に帰ってしまうと考えたのかもしれない。
だけど、自分達達が本当の親じゃない事を打ち明けても良かったじゃないかと、俺は思う。
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