第26話

何を言ってるんだ?

勝也に問い詰めると、俺が一歳の時に、正也夫婦は離婚したらしい。

そうすると、俺は産みの親は、どちらも生きていない事になる。

産みの母親(ちよ)は、俺が19歳の時に癌で亡くなり、その葬儀に参列した。

その時は、訳が分からないまま、参列の前の方に席が設けられていて、親戚だからなんだろうなーと、軽い気持ちだった。

なので、ここに来て、今まで分からなかったパズルのピースがカチリと、ハマった気がした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る