第14話

母との最後の会話は何だったかと。

しばらく家に帰らずにいたら、いつの間にか、認知症になっていた。

ウチは、父の年金で暮らしていた。

近所に老人ホームがあり、そこからDAYサービスで、週5日の母の世話をしてもらっていた。

しばらくは、そんな生活だった。

自分も、帰ってこようとは思っていたが、そうすると仕事は辞めなければならず、帰って来れなかった。

父に、負担は掛けていたのは、事実だった。

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