第4話  4 小学校理科の目標

4 小学校理科の目標


 花恋は,平静29年度告示 小学校学習指導要領 理科編を見た。


 自然に親しみ,理科の見方・考え方を働かせ,見通しをもって観察,実験を行うことなどを通して,自然の事物・現象についての問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

(1)自然の事物・現象についての理解を図り,観察,実験などに関する基本的な技能を身に付けるようにする。

(2)観察,実験などを行い,問題解決の力を養う。

(3)自然を愛する心情や主体的に問題解決しようとする態度を養う。 

 この目標は,小学校理科で,どのような資質・能力の育成を目指しているのかを簡潔に示したものと書かれているが,花恋にとっては,なるほどと思いながらも,わかるようでわからない,そこで,頭を理科から切り離して日本語としての意味を調べて見ることにした。


 自然とは, 山や川、草、木など、人間と人間の手の加わったものを除いた、この世のあらゆるもの。 人間を含めての天地間の万物。宇宙。人間の手の加わらない、そのもの本来のありのままの状態。天然。 そのものに本来備わっている性質。天性。本性。他の力に依存せず、自らの内に生成・変化・消滅の原理を有するもの。精神とは区別された物質的世界。もしくは自由を原理とする本体の世界に対し、因果的必然的法則の下にある現象的世界。経験の対象となる一切の現象。 言動にわざとらしさや無理のないさま。 物事が本来あるとおりであるさま。当然。ひとりでにそうなるさま。 ことさら意識したり、手を加えたりせずに事態が進むさま。また、当然の結果としてそうなるさま。 たまたま。偶然。


 自然という言葉の意味にこんなにたくさんあることに花恋は驚いた。この中で,理科の「親しむ自然とは」なんだろう,これを考える前に脳を働かせるために,甘いお菓子を食べることにした花恋だったが,脳を働かせるためは口実で,一語だけで疲れそうなので休憩をとったのだ。

(お父ちゃん,お菓子を食べて休憩するのも,自然だね)



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