第53話 夢魔の王に生み落とされし神の雛
「……は、はは。はははははは……!
「いらないよ。女の子ひとり守れないプライドなんて」
「――――」
「それに。
「――ひがむなよ。女でもチ〇ポでも俺に勝てない、」
ヨハインが飛び。
人間の頭部を
「負け犬」
ヨハインは自分の
「
――
「ッ!!?」
右手がヨハインの足を
(オイ待てこいつなんで右手ッッ)
二つの
ヨハインの顔を、引き
「ずぁァッッ!!?」
力無く倒れる少女達から
「――いい動きだ。
顔の前でゆっくりと
(右手が
夢生の体――
(バカ言え、
「なんだ。同じ
「なッ――」
「なあヨハイン――
「!?」
「言ってたよな、
「――貴様ッ、」
「そして
「言わせておけばカンビオンがァッッ!!!」
弾丸
ヨハインの
夢生は棒立ちのまま
「ハッ!!! イキりガキが――」
「へえ。
「ッ!?」
前髪で
「――――
握った手を開いた夢生の周囲に――――
「
「
「だとッ――!!?」
逃げ
黒き杭は
(ガキが、
「今度は、」
「!!?」
「
移動していた夢生の
ヨハインのあごを、下から打ち抜く。
「!」
「――
風を
ヨハインの尾が、夢生の
「ハァッ!!
大きく
夢生の制服は大きく
夢生の体には、
「――バッッ、」
「……加減が上手だな。でも」
夢生が服を破り捨てる。
その体を
「優しいだけじゃ女は落とせないんじゃないのか。
「ッ゛――
「俺ニ
「――かと思えばこの強引さ。まるで
「
「ッッ、ッぐッッ!? ァ――――」
(こ――この夢魔王の魔眼をッッ、)
「ああ。どうりで」
風を斬り。
「
夢生の尾が、ヨハインを
「――――ッぐあぁあああああぁぁアァアアアッッ!!!!!?」
「ガば……ァ……バカな……なんだ、それはァッッ……!!?」
「へえ。長いな。
黒血に
それはヨハインの尾の長さを超える――ゆうに三倍以上はありそうな、
(……高速の再生能力、
「いいなその血、蒸発が早くて――
「ぐ、ァ……!!!(こいつ……まさかッッ、)」
ヨハインは耳にしたことがあった。
彼自身も
〝『
〝かの有名な魔法使いマーリンもカンビオンだったらしいが……
――伝説に過ぎない、と思っていた。
取るに足らない、
だが、その話によれば「半魔」は――――
(……人間と、魔族の血が
「さあ。おしおきの時間だ、化け物」
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