第63話 奪三振記念日
六回の表も、上杉は三者三振で終わらせる。
完全に振り遅れてバットに当たり、痺れてしばらくストップ、などという事態もあった。
このあたりからメトロズベンチは考えなければいけない。
上杉を続投させるか否かを。
上杉の先発というのは劇薬であった。
第五戦で直史が、まさかパーフェクトにまでメトロズを抑えてしまう。
それによって確かに、メトロズは打線陣のみならず、他の投手陣まで戦意を失っていたのだ。
元気だったのは上杉と、そして大介ぐらい。
その上杉に先発を任せるというのは、確かにこのままではメトロズが敗北するのは明らかで、この判断自体は間違いのないものであった。
間違いか、あるいは結果論で間違いとされるものかもしれないもの。
それは上杉に対し、どこでリリーフをするかというものだ。
六回までを投げて、18人をパーフェクトに抑え、しかも16個の奪三振。
もはやスタジアムは上杉の、奪三振ショーに熱狂している。
冷静に判断しなければいけないはずの首脳陣も、それに同調してしまいつつある。
ただ、ここで上杉の力によって、メトロズを完全に勢いづかせて、アナハイムの戦意を打ち砕くことも悪くはない。
相手のパーフェクト達成で瀕死であったのは、この試合が始まってからのメトロズも同じであったのだから。
今年のMLBは、確かに去年に引き続いて、大介の記録が大きく取りざたされた。
それでもわずかに直史の方が、扱いは大きかったと思う。
無敗のピッチャーというのは、それだけロマンがあるのだ。
たったの一年で、MLBの通算ノーヒットノーラン記録を更新。
またパーフェクトを複数回達成という、伝説にしかならない偉業も成し遂げた。
大介と違って、先発のローテーションでしか出ない希少性が、逆に価値を高めたかもしれない。
ショーではなく芸術。
直史の投球技術を評したものである。
一つのポストシーズンで、二度のパーフェクトを達成という、圧倒的なパフォーマンスを見せた。
それでもう、世間はすっかり、アナハイムが優勝することは規定路線のような雰囲気になっていた。
おそらくニューヨーカーでさえも、あの試合を見て諦めた人間は多かったろう。
その空気を完全に払拭するためには、上杉が必要だったのは間違いない。
だがその上杉に、どこまで投げてもらえばいいのか。
パーフェクトを続行中である。
点差は三点で、一応逆転の可能性はある。
奪三振は16個で、MLBの記録タイにまであと四つ。
上杉ならばせめて、あと二イニングあれば達成出来ると思う。
MLBのゲームは、何を目指すべきなのか。
野球における哲学を、ここでは問われる。
当たり前のように、ただワールドチャンピオンを目指せばいいのか。
それよりはむしろ、多くの人々が求めるものを見せればいいのか。
メトロズは去年、ワールドチャンピオンになった。
連覇を見たいという人間もいるだろうし、それよりは上杉の残す、永遠の記録を見たいという人間もいるだろう。
そして首脳陣としての自分と、野球人としての自分では、判断が異なることもある。
ポストシーズンで、マダックスでパーフェクトというのは、既に直史がやっている。
だがワールドシリーズでのパーフェクトは、マダックスには収まらなかった。
このまま粘ることも出来ず、アナハイムが凡退し続ければ、それも達成するだろう。
万一にも打たれたとして、この奪三振数は、超えられることはないのでは。
残り三イニングで五つの三振を奪うのは、上杉にとっては簡単そうに思える。
六回の裏、アナハイムはピッチャーを交代してきた。
メトロズの追加点はなく、スコアは3-0のまま。
グラウンドスラム一発で逆転の点差だが、ここからメトロズの打線も、まだまだ点を取りそうだ。
ワールドチャンピオンを目指すのであれば、リスクはあってもここで上杉は降板させ、第七戦のリリーフをさせた方がいい。
一応ブルペンでは、今日の先発だったはずのオットーや、他のリリーフ陣も準備している。
だが上杉の勢いを、ここで降板させて止めたくはない。
結局は野球人としての、本能を優先させてしまった。
これが成功であったのか失敗であったのかは、結果で分かる。
だが妥当であったのか不当であったのかは、結果を見ても分からないものだ。
ただ、七回の表のマウンドに上杉が登ると、スタジアムの雰囲気はさらに狂騒的になる。
短期決戦に必要な、勢いがここにあるのだ。
三巡目のアナハイムの上位打線。
アナハイムはメトロズに比べると、この上位打線で点を取るパターンが一番多い。
特に今日は二番に入っているターナーは、今年の最優秀成長選手とでも言うべきものだろう。
実質メジャー二年目で、ここまで伸びることは珍しい。
ただ基本的には、直史が実戦形式で投げたいときに、その変化球を打っていたというのが大きい。
スピードボールにも、なんだかんだ言って強い。
100マイルオーバーの制球の悪いピッチャーなどは、マイナーならばそれなりにいるのだ。
ただ上杉のスピードは、とにかく非常識すぎる。
かろうじて追い込まれてから一球はバットに当てたが、続いては106マイルのスピードが飛び込んできた。
バットは出したものの、完全に空振り。
とにかく速すぎて、もうどうにもならない。
打てないピッチャーという意味では、直史もまた確かにすごいのだ。
ただ直史は基本、打たせて取るピッチャーである。
打たせて取ることによって、81球未満で試合を終わらせてしまうことがある。
上杉の場合は、それがない。
全てのバッターを三振で、81球で終わらせようとするような、そんな大自然の天災めいた迫力はある。
しかし直史とはまた逆の方向性で、パーフェクトに近いピッチャーだ。
MLBにおいて今まで、ノーヒットノーランの最多記録を持っていたノーラン・ライアン。
かれは通算で七度ものノーヒットノーランを達成していたが、一度もサイ・ヤング賞を受賞していない。
その理由としては、コントロールが悪かったため、多くのフォアボールを出していたからだ。
そして暴投も多かったため、それでランナーが進むこともある。
実際に勝率だけを見れば、それほど突出した存在ではない。
もちろん生涯5000イニング以上を投げた、偉大なピッチャーであるということは間違いないが。
奪三振王であり、四球王であり、暴投王。
だが上杉はフォアボールも全く出さない。
ここまでほぼ完全に、ゾーンの中だけで勝負している。
それなのにまともに、ボールにバットを当てることも出来ないのだ。
続くシュタイナーも、一球だけ粘って三振。
七回を終えて19奪三振というのは、残り二イニングを残している状態では、はっきり言って異常である。
ベンチに戻ってきた上杉は、どっかりと座り込む。
107マイルの超速球に、観客は大きく沸いている。
これが上杉の狙いであった。
第五戦で落ち込んでいた、メトロズの士気を盛り立てる。
その意図は完全に成功していて、もはやアナハイムを逆転して突き放していた。
ただ、最後まで投げるべきなのか。
上杉はチームのために投げた。
単純に勢いを変えるという意味では、もう充分だろう。
ただパーフェクトを継続中である。
それに奪三振のMLB記録がかかっている。
チームのためにエースは投げなくてはいけない。
上杉が個人競技ではなく団体競技をしているのは、一人の限界を知るためだ。
だから自分の記録になど固執していてはいけない。
だが、やりすぎたのも間違いではない。
FMからは交代の指示は出ない。
ワールドチャンピオンを目指すなら、ここで交代して上杉は温存し、第七戦で少しでも使えるようにするべきだ。
上杉はまだ、アナハイムが死んでいないのを感じている。
バッターはもうほとんど何も出来ないが、ベンチの奥から直史が、じっと上杉を見ている。
あの、何もかもを見抜くような目。
上杉とは全く違うタイプの、それでもピッチャーとしては一つの頂点に立つ存在。
出来ればもう一度、同じ試合で投げあいたかった。
だが上杉はもう、それはないと分かっている。
いや、投げ合ったとしても、それはもう上杉の望むようなものにはならない。
上杉は自分の限界が、もう分かっている。
わずかだ肩が熱を持っている。
舞台に押されて限界以上のボールを投げたと思ったが、それでも前のようにはスピードが出なかった。
自分はここまでだ。
もう大介を満足させるような、互角以上の勝負は出来ない。
(だが、チームは勝たせたい)
それが上杉の望みだ。
FMたち首脳陣がどう考えているのか、上杉には分からない。
ただ上杉本人の感触であると、アナハイムの打線自体はもう、戦意を失っていると思う。
明日の試合にも、響きそうなほどの無力感。
ただ一人だけ、まだ何かありそうな選手はいる。
(坂本か……)
バットを折ったものの、最初の打席から上杉のボールを打ってきた。
それに対する対抗心で、どうにか限界を引き上げたのだ。
昔はそのつもりになれば、ここまでは普通に出せた力。
だが一度壊れたものは、やはり同じようにはならない。
この試合に勝って、もしも明日も出番があれば、そこで全て出し切る。
あとは日本に戻って、またこれまでとは違うスタイルを模索していかなければいけないだろう。
このワールドシリーズは、上杉の最後の意地だ。
甲子園では頂点を掴むことはなく、周囲の期待に応えることが出来なかった。
だがその力を引き継いで、正也と樋口がその望むを果たしてくれたが。
プロでは一年目から日本一となったが、それでもやはり高校野球とは、違うものだったと言っていい。
あの舞台で、自分は頂点に立てなかった。
それが逆にその後の、上杉の力となっている。
七回の裏のメトロズの攻撃が終わったが、八回の表にも上杉は送り出される。
もう最後までやってやるか、という気にもなってくる。
パーフェクトが続いているというのも、メトロズベンチが上杉を交代させない理由の一つであろう。
MLBはひどく合理的な側面があるくせに、こういった場面ではやたらとロマン主義に走る。
上杉もそれは嫌いではない。
先頭打者は気になっていた坂本。
ここを封じればおそらくは、もうこの試合は終わりだ。
MLBの奪三振記録についても聞いたが、これまでは20奪三振が九回までの最高。
直史もまだこれは更新していないと言うか、そもそもはグラウンドボールピッチャーなのだ。
NPB時代には東北を相手に、おかしな記録を作ってはいたが。
坂本相手には気を抜かない。
こいつが高校時代に、直史からホームランを打ったことを知っている。
バットのグリップを余して持って、少しでもミートをしやすく考えている。
元ピッチャーの、左利きのキャッチャーという特異な存在。
気を抜けば今度こそ、内野の頭を越えるぐらいの当たりが出てもおかしくはない。
ツーストライクまでは追い込んだものの、そこから坂本は粘ってくる。
やはり単純にスピードだけなら、ついてこれるバッターなのだ。
ボール球を投げれば、それで打ち取れそうな気もする。
だがここは、自分に任された最後の大舞台だ。
(負けんぞ)
上杉の筋肉が、主の意思に応えて、完全な力を発揮しようとする。
右肩の熱は、まだ限界だとは告げていない。
ゆったりとした動作から、全身の動きを連動させていく。
引き上げた左足を、キャッチャーに向かって踏み出す。
そこで坂本が、バントの構えをしたのを見た。
(構わん!)
指先から伝わる、高めのストレートへのパワー。
バットを弾き飛ばして、スリーバント失敗にさせる。
そう思ったのだが、坂本はそのバットを、ふらりと振った。
そして高めに浮いていたストレートは、キャッチャーのミットの上を通り過ぎ、そのマスクに激突した。
後ろの審判までをも巻き込むような、壮絶な後逸。
どうにか立ち上がってボールを捜すが、その間に坂本は一塁へ到達。
まさかの振り逃げ。
(スリーバント失敗……いや、そもそも当てていないのか)
これでとりあえず、上杉のパーフェクトは途切れた。
それよりも心配なのは、上杉の107マイルが激突したキャッチャーである。
一応は問題なさそうだが、さすがにベンチが交代させる。
二番手のキャッチャーは普通に、いつも上杉の練習に付き合っていたものだ。不安はない。
ノーアウト一塁であるが、上杉は構わなかった。
続く三人を三振でアウトにし、これで一イニングに三振四つ。
高校時代はよくやっていたことである。
ベンチに戻ると正捕手が、申し訳なさそうに上杉に声をかける。
「気にするな。これでもっとたくさん三振が取れる」
男くさく上杉は笑った。
パーフェクトは途切れた。
しかしノーヒットノーランは続いている。
それに奪三振がどこまで増えるか。
それを期待しているのは、観客だけではない。
結局のところ選手も監督もコーチも、根本的に野球馬鹿であるのだ。
上杉もそうだ。
なんだかんだ考えていても、もう目の前に転がっている宝物を、取りに行きたくなってしまう。
このあたりが自分と、甲子園で優勝した直史との、違いなのかなと思わないでもない。
直史は上杉から見ると、とても冷静に計算して、最後まで投げている気がする。
甲子園や日本シリーズも、最後まで投げてから倒れている。
最終的な勝利を手にした上で、その意識を手放す。
いくら余力があっても、負けてしまっていては仕方がない。
そして限界まで投げた結果、肩は壊れた。
幸いにも信じられないほどの回復力で、また投げられるようにはなった。
だがそれでも、最盛期には戻りそうにない。
あるいは無理やりにでも、自分の意識を超えて、投げることは出来ないのだろうか。
限界を、意識的に超える。
そうやって壊れてきたピッチャーは、今までに何人もいたと思うのだ。
上杉にとっての不幸は、日本に戻ってしまえば、もう限界を超える必要はなくなるということだ。
大介と対戦した時のような、限界を超える必要は、おそらく訪れないだろう。
ベンチでは大介が、キラキラした目で自分を見てくる。
もう一度対決したいと思っているのだろうか。
(いつか、こいつと正面からやりあうピッチャーが、アメリカで出てくるか?)
直史は技術を駆使して、大介を封じている。
それはそれで一つの極みではあろうが、大介のパワーを抑え込むものではない。
自分と大介は同じタイプだが、直史は違う。
それでも大介を満足させるピッチャーは、直史ぐらいなのだろう。
あの夏、最後の甲子園を前にして、一打席だけ勝負した。
小さな少年は大人になってもやはり小さなままで、大きな舞台に立っている。
大介は直史と対戦して、NPBでは勝ったと言える成績を残していない。
このワールドシリーズでも、ヒットは打たれたがそこまで。
それ以上の結果は出せていない。
二人の間には、不思議な絆というか、運命のようなものがある。
上杉はその勝負がどうなるのか、この目で見てみたいのだ。
(全ては明日か)
明日、自分がどれだけ投げられるか。
チームを勝たせるために、上杉は投げたい。
神話の中の光景が、目の前で広がっている。
オーナー用のVIPルームに案内されて、セイバーは変な笑みが浮かんでくるのを止められなかった。
(どうしてこうなった)
いや、自分が期待して、予想していたことの一つではあるのだが。
この一年はMLB史上、最も騒がしい一年であったと言っていいだろう。
ピッチャーで二人、バッターで一人、ありとあらゆる記録を塗り替え続ける。
おそらく最強である者と、最高である者が、最上の舞台で対決する。
確かにこれは、セイバーの見たかったものの一つだ。
だがここまで狂ったものになるとは思えなかった。
「ウエスギは来年は、やはり日本に帰るのかね」
残念そうに言うオーナーのコールの言葉に、セイバーは現実に帰って来る。
「それが契約ですから。私にはどうにも出来ません」
「本当に、残念なことだ」
嘘ではない。上杉の八月以降のメトロズでの成績は、誰もが認めるものであった。
そしてこの、ポストシーズンでのピッチング。
ワールドシリーズではついに、先発として投げている。
105マイルだけでも充分に信じられないことだったのに、もう今日は107マイルを出している。
日本のピッチングでは最高で109マイルを投げていたというが、それは本当のことだったのだろうと、今ならようやく信じられる。
肩を壊したピッチャーが、こんなボールを投げるとは。
以前はもっとすごいボールを投げていたとは、確かに納得できるものだ。
「サトーと投げ合えば面白かったな」
それはセイバーとしても頷きたいところなのだが、それをやっていたら二人のどちらか、あるいはどちらもが壊れていたかもしれない。
上杉は九回の表まで、マウンドに登る。
もうワールドシリーズの最終戦がどうとかではなく、そのピッチングの全てが凄い。
凄すぎてとても、目の前で起きていることが信じられない。
直史のパーフェクトもまた、技巧派ピッチャーの投球芸術と言えよう。
だが上杉のそれは、人間の肉体にある力、そのものを魅せつけるものだ。
どちらが上か、などと比べるのは無粋であろう。
だが一球ごとの衝撃では、上杉の方が上だ。
100マイルを軽く超えていながら、バッターの手元では動くボール。
そして時速換算で、170km/hを超えるストレート。
上杉が戻ってきている。
それでも日本時代に比べれば、まだ最高速には達していない。
明日もまた、投げるのだろうか。
さすがに先発連投などというのは、直史のようなピッチャーにしか出来ないだろう。
だが試合の終盤には、上杉が出てきてもおかしくはない。
そして直史と投げ合うのか。
セイバーはまだ、直史が最終戦、先発で投げる覚悟を持っていることを知らない。
ただ終盤には出てくるだろうな、とは思っていた。
あるいは試合が、序盤で一方的に決まってしまった方がいいのかもしれない。
最後までもつれれば、直史か上杉か、どちらかが壊れる可能性すらある。
ワールドチャンピオンの決定戦というのは、それぐらいに過酷なものになるのか。
試合は終わった。
振り逃げが一つあったため、上杉は26個もの三振を奪うことが出来た。
あまりに非常識な展開に、脳が現実を認めたがらない。
だがスタジアムは、完全に熱狂している。
もはや陶酔の中にあるだろう。
これで、試合は三勝三敗。
明日の最終戦で、今年のチャンピオンが決まる。
117勝のチームと116勝のチームの対決。
レギュラーシーズン中は一度も対決がなかったので、まさにこれが本当の、世界一の勝負になるだろう。
結局MLBの枠組みのなかで、最高の試合は成立してしまうのか。
色々と画策していた自分が、少し惨めである。
だが本当にこのワールドシリーズは、伝説に残るものが多かったと言える。
直史の投げた第一戦から、交互に勝ち星がついていった。
そうすると最後には、やはりアナハイムが勝つのか。
だが今日の試合の結果で、アナハイムの打線陣の心は打ち砕かれたように思う。
勢いは間違いなく、メトロズにある。
もう、いいではないか。
色々画策することなく、最終戦を楽しんでしまえばいいではないか。
セイバーは諦めた。
そして純粋な、一人の観客となることに決めた。
明日のこの時間には、もうワールドチャンピオンが決まっている。
そう思うと、この一日が一番長い日になる気がした。
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