第2話 なろうだったら

一日千ヒットとかだったんです。

ポチポチ打ちが苦手なので、早くパソコン立ち上げないと。

沈没船船長の父は、3歳の時、養子としてもらわれてきました。

下町に自動車部品メーカーの工場を持つ祖父は、50人の社員を抱える社長さんでした。

当時の自動車生産者名鑑に、高木自動車は、あの!!トヨタさんの隣のページに鎮座ましましておりました。

調子に乗った彼は、芸者遊びのあげく、祖母を流産させました。

果てに、妻を取っ替えようとさえしました。

好好爺の祖父しか知らない私は、驚きましたとも。

父は、13人兄弟の末っ子。

女の子は、まぁ、アレでしたが、男の子は、まぁ~イケメン揃い!!

殊に出征した伯父は、パイロット姿もあいまって、それはそれは?!

半世紀以上経ってやっと靖国にお参りとお詫びに…の不肖の姪でごめんなさい(^^;)

でも、ジャニ入り間違いなしの美少年でした。

父は、数字が、書けると同時に、小切手を持たされ、制約無しのお金ジャブジャブお坊ちゃまに。 

きっと、総理大臣が、文房具屋さんで、国民全てが、お帳面を持たされているのだと思い込んでいたのだそう。

私たち姉弟には、おもちゃひとつ買ってくれたことが無いのに。

お菓子も、年数回。

なのに、連れて行く所は、デパート、。

500円の⭕カちゃんも、却下。

弟が泣きべそでねだった兜のプラモも、買う財力が無いなら、デパートは、残酷な場所。

近所の公園のほうがまし。  

どうしてこんなに落ちぶれたかは、また次回。

            続く

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