登場人物(随時更新)

***第一級メインキャラクター


・カーディナル……性別:女 職業:学生 クラス:騎士

「あたしに願いなんてないよ。ただ、いつもリューシューと笑っていたいだけ」

本名、カーディナル・クレーム・ド・カシス。名前の由来は同名のカクテルとリキュールから。

一応は主人公という扱いになるのだろうか。主人公とラスボスが混じっているのかもしれない。

髪の色は決定していない。赤に近いピンク。

幼少期より正義感が強く、運動系が得意な身体能力が人よりも優れているだけの普通の少女、だった。が16歳の時に騎士として選ばれる。

選ばれるというよりかは最初から決まっているのだが。

姫である“リシュリュー”と出会い、騎士として戦っていく。最初は学園内のイザコザで、最終的には革命の決闘者として。

学園では少しだけ勝気、それでいて気さくな性格で、学校では「姉御番長」の異名で呼ばれている。

その反動からか髪は軽いウェーブが掛かっている癖毛だが、

少しでも伸ばして女の子らしさを身につけようとしている(人には言わない)。

かわいい髪止めなどに憧れ、隠れて付けて見たりするが、頭に何かが乗ってる違和感から

直ぐに外してしまう。

よって髪型は櫛を少し通しただけの無造作ヘアで寝癖が付いててもあまり気にしない。

16歳で最近騎士になったばかりという事でいつも“リシュリュー”といちゃついてばかりいる。

花咲うららがいる場合はうらら優先でうららにセクハラというか頬擦りしまくる。なぜ頬擦りしたくなるかは謎。

本人曰く「食事とデザートは別の腹だよね」らしいがよくわからない。

で、適当に書いたSSの台詞にある「リューシュー」は間違った姫の名前なのだが

カーディナルにとってリシュリューというのは発音しにくいらしく、リューシューとあだ名を付けたという経緯がある。

好物はドジョウ鍋。ドジョウとか江戸っ子の度胸試しの食べ物でしょと云われるとリシュリュー相手にも怒る。

そして騎士にとって例外なく訪れる決戦でリシュリューというより姫の本性を知るが

それでも気にしない風に接している、が。

しかしその裏はやはり自分より決戦に惹かれるリシュリューをどこかで憎んでいる。

よって決戦を申し込まれても断っている。

それよりも都市「ラ・フランス」内の最大の脅威である人々を苦しめる巨人を何とかしたいと巨人討伐騎士である事を望むが

力不足であることを悩み、危険と知りながら他の騎士と接触することも多い。

力量が釣り合わない他の騎士との決戦も多く、そのせいかリシュリューにダメージを負わせてしまい、

機能停止になったリシュリューを何度もリペアしている。

そして何十回目かのリペアにて記憶などが抜かれリシュリューは幼子のようになってしまう。

機能停止からのリペアは守護者が担当しており、リペア限界でこうなったと説明されるが、真相は別にある。

この事について本人は知らず全部が自分のせいだとし、

元のリシュリューを取り返すべく本気で革命を目指そうと騎士として覚醒する。

そして、第一女王を倒し、現在の「ラ・フランス」の支配者、第二女王となった。

だがその革命で何が起こったのか誰も知らない。

カーディナルの成型遺伝子は笹木恵から作られている。これがリシュリューが姫になった経緯と革命に関係する。

橘美鈴とは同じ部活の先輩後輩の仲で可愛がってもらっている。

姫はリシュリュー。『剣』はリシュリューの身体から取り出す、レイピア「ドン・キホーテ」。

剣名の由来は妄想に陥った騎士の物語から。『赤い実エクスプロージョン』自体が妄想物語なので

まあ、主人公に相応しい剣名かもしれない。



・リシュリュー……性別:女 職業:学生 クラス:姫

「痛くなんてない。カーディナルの痛みを肩代わりできるなら」

この「ラ・フランス」にて姫と普通の人間の区別は見受けられない(姫はコッペリアから作られているが)ので同じ学園に通う。学園もエレベーター方式であるため、騎士となるまで一緒に学ぶ事になるのだが、この姫の場合は途中編入という形で学園に入ってきて、そしてカーディナルの姫となった。

なんか上でしおらしいを言っているが全てが甘言である。決闘での快楽主義者。だが姫としての性能は良いので壊れにくい。

カーディナルが剣術の才能を持ちつつ、決闘などで怪我し続けるので少し安心している。

姫全体に言える事だが、姫は決闘依存症になるよう作られており、

依存症を抑えるためにはその依存の元に触れなければならない。

そこで適度にダメージを与えてくれる戦闘下手なカーディナルは姫にとってとても都合が良かったのだ。

カーディナルを戦闘に向かわせるためなら嘘でもなんでも吐くが、

カーディナルはリシュリューの事を全て信じようとする。

それがリシュリューの心変わり(騎士を信じてみようと言う心の動き)のきっかけとなり、

それが守護者に危険視され、記憶を抜かれて幼子のように改造されてしまう。

つまり革命ではリシュリューが第一女王に惹かれなくてはいけないのに騎士の方を愛する選択を取るとループにて都合が悪いのだ。

幼子のようになってしまったリシュリューに触れカーディナルはこれを自分の罪と罰、業として自覚し騎士として覚醒する、という流れである。

何故か長野県民の記憶があり、好物はイナゴの佃煮。地方の食べ物でしょと云われるとカーディナル相手にも怒る。

学園ではカーディナルにつれない態度を取るが(基本にっこり無反応)、寮では同居しており、家の中ではよくカーディナルにからかわれている。

このリューシューにはラ・フランス建造前の世界、まだ薔薇の瘴気が世界を覆っていなかった頃、

日本で発生し海外中にまで被害が及んだ美少女連続殺人事件を起こした殺人鬼『大道時エリザ』の遺伝子が組み込まれている。

時折、その前世の記憶が人格を支配する事がある。

前世の記憶、つまり魂のようなものは「ラ・フランス」時代でも見受けられないが恐らくは第一女王と繋がりがあるからとされる。

カーディナルに決闘を要請しては拒絶されているが、まだ離れようとはしていない。


***第一級メインキャラクターの前世


・エリザ

本名、大道寺エリザ。祖母がイタリア人のクォーター(1/4混血)。長野県にある名のある家系のお嬢様として生まれ、容姿端麗、頭脳明晰の秀才だったがその知的好奇心は占い等の魔術関係から西洋黒魔術へと移り、才があるだけに黒魔術へと心酔、自分だけの宗教を作り上げる。そして想い相手と永遠に結ばれるために、小動物365匹を殺害、果てには屋江崎美緒という人物と世界旅行しながら同世代の少女をちょこっと33人ほど殺害する事となる。世界中を旅行しながら殺人という例は恐らく無い(資料が無いので未確定だが)。快楽殺人者というより、血(遺伝子)を採取し肉体を死体に還元するのが目的なので殺害行為の残虐性は薄い。手口は簡単で大道寺エリザと屋江崎美緒の二人が少女をナンパし、殺害し血と肉片を採取というもの。

小動物については家で殺し、その血を黒魔術の儀式?として家の周囲に埋めた。埋めた場所を探ると大道寺を中心にした円の形となる。よくわからないが大道寺エリザにとっては意味がある行為だったのだろう。もしくは意味が無いとわかっていても儀礼的に行ったのか。とにかく少女を世界中で殺しまくってるが、誰も旅行者が殺害目的で世界飛び回ってるとは思わなかったため発覚が遅れた。発覚したのは大道寺エリザが最後に殺害した(そして同時に自殺)大道寺エリザの学友、屋江崎美緒に関する警察捜査、そして、大道寺エリザ宅より発見された彼女の手帳からであり、手帳が発見されなければ単なる心中事件(名のある家系なのでそれなりに騒がれるだろうが、それでも。)として扱われ、外国での殺人は永久に犯人不在で未解決のままだっただろう。手帳が見つかり、全て事実だと確定してから、この前代未聞の事件は全世界的に報道される事となる。…同時にこの報道によって彼女の狂信的な信望者を生み出す事となるが。

この事件の経緯を辿ると、大道寺エリザは同じ学園の学友、屋江崎美緒に恋をしていた。最初は大道寺エリザの片思いだったのだが、自身の黒魔術にて接触に成功。屋江崎美緒の方も絶世の美女である大道寺エリザの容姿に惹かれない訳がなく2人は学友、そして親友となった。親友だった当時、屋江崎美緒に自身の黒魔術趣味は知られていない。人は異常なものに惹かれると狂人思考になり、自分を絶対だと思い込んで異常な趣味を吐露してしまうものだが大道寺エリザはバランスが良い秀才であったため、巧妙かつ自然に悪辣な趣味を隠す事ができた(というか本人にとっては当然過ぎる行為だったのかもしれない)。そんなある日、大道寺エリザが自らの家へ屋江崎美緒を招き、睡眠薬入りのハーブティーを飲ませ、地下へ監禁。そこで初めて屋江崎美緒は大道寺エリザが狂人である事を知るが、既に大道寺エリザとの恋に落ちていたため、大道寺エリザ独自の黒魔術教育を施され、大道寺エリザの一番の信望者となる。学園の春休みから世界一周旅行しながら様々な地で美少女を殺害し血を集め、そして最後に大道寺エリザ宅にて2人は心中する(2人とも処女)。心中の現場にはDNA鑑定が不可能なほど様々な人種の血が採取され、警察は混乱する。不可解なのは手帳の存在であり、大道寺エリザなら証拠隠滅を図っても良さそうなものだったが、敢えて手帳を残して死ぬ事である意味で魔術・自らの宗教を完成させたかったのだろう。手帳の最後に謎の文章が残されている。「世界は高貴かつ芳醇な腐臭を放つ腐りかけの洋梨。薔薇の香水は魂の防腐剤。私達はそれを口に含み永遠となる。」という内容の詩?である。実際、大道寺エリザの死体からは薔薇の香水が大量に検出され、屋江崎美緒の唇からも大道寺エリザの皮膚(唇の皮膚)体液(唾液が主)と共に同じ香水が検出。これが報道された1ヶ月内で全世界中で50人以上が薔薇の香水を口に含み恋人と思われる人物と心中するという事件が相次いだ。ちなみに大道寺エリザが世界的に見ても美しいからか、この事件に関する情報サイトが乱立(特にゴシックロリータ界隈)、小説などにも大道寺エリザと思われるモデルが良く登場した。そしてこの事件が未曾有の植物による全世界的テロへと発展する。

[[赤い実・大道寺エリザの事件からラ・フランス建造まで]]



・屋江崎美緒

大道寺エリザの学友。文系の大人しい性格。まあ普通の日本では上流階級のお嬢様である。女学校にて大道寺エリザと出会い、同性愛へと堕ちていく。

髪型や顔つきはカーディナルと同じだが髪の色は茶色、髪の長さとまとめかたが違う。質素ながら高級な髪止めを愛用している。私服も質素ながら高級なワンピースが多い。まるでカーディナルと正反対だが、それは事実でカーディナルの前世は屋江崎美緒ではない。

詳細は笹木恵という人物を参照。だからこそ屋江崎美緒とは違う可能性としてリシュリューはカーディナルに惹かれて行ったのかもしれない。

エリザの項でも書いたが、各海外での連続殺人は大道寺エリザと共に実行(エリザ単独の犯行とされているが)している。しかしまあ大道寺エリザは屋江崎美緒と出会わなければ普通に過ごしていたはずで(小動物を殺害しまくってるが)屋江崎美緒の存在が大道寺エリザを決定的に狂わせたとも言える。2人で和気藹々と世界中で殺人しまくるというところに狂気が見え隠れする。実際、旅行中で「楽しい」とはしゃいでいて自らが犯行を行ってからは怪物的なシリアルキラーとなってしまう。そうして日本に帰ってきて心中した、とされるが真実は別なところにあり、怪物的なシリアルキラーとなった屋江崎美緒を永遠に眠らせるために毒を盛って殺したのだ。

そこから数十年の時が経ち、麻薬性の薔薇に満ちた世界の人類最後の防御都市である「ラ・フランス」そこでの新エネルギーを制御するために屋江崎美緒の遺伝子で復元、第一女王となる。

 さてカーディナルとそっくりな屋江崎美緒であるが遺伝子は屋江崎美緒のものではない。つまりカーディナルは屋江崎美緒の魂を継いでいないのだ。そして第一女王は大道時エリザをいつまでも待ち続ける。


・笹木恵

屋江崎美緒と双子かと思える顔・髪質を持つ、ごく普通の女子高生。普通の高校の陸上部で元気はつらつちょっとバカ。大道寺エリザによる殺人の最初の犠牲者でもある(大道寺エリザ単独の犯行)。理由は屋江崎美緒そっくりだが性格が大道寺エリザ好みではなかった、正確に言えば屋江崎美緒は唯一の存在と思っていたところにドッペルゲンガーのような笹木恵と出会ってしまい、屋江崎美緒を唯一の存在とするために殺害したとされるが、その真相では笹木恵が陸上で走る姿が美しいと思い、執着し、殺害に至る。大道寺エリザの中に葛藤があったという事だ。

巡り巡って、この笹木恵の遺伝子復元によりカーディナルとなる。


**第二級メインキャラクター(カーディナル周辺)


・花咲うらら……性別:女 職業:学生 クラス:学生

「ちょ、ちょっと会う度に頬擦りするのやめてくださいぃい」

カーディナルの友達、学友その1。後輩。

中学生程の背丈で可愛らしいのでカーディナルによく頬擦りされる。

がんばり屋さんで、真面目、カチューシャが似合う女の子、それといって特徴も無い。が。

その実はすうぱぁひーろー部のスパイ&獅子まるみの姫のクラムラムである。

観察対象は革命に最も近いカーディナルである。

すうぱぁひーろー部のトップは獅子まるみという人物で

獅子まるみの命を受けて行動、カーディナルの行動を逐一報告している。

すうぱぁひーろー部とは守護者側に居つつも別行動でこの世界がループしている事に気付いている団体&獅子まるみハーレム部のことである。非常にけしからん。

花咲うららの友人としては神崎ヘレナがいるが、花咲うららにとっては邪魔でしかなく、

自分そっくりの偽の姫・不良品の姫(ニコ)を神崎ヘレナに送り込み潰そうと企む裏の面を持つ。

108ソフトクリームにて新作のゲテモノアイスを食べるのが趣味。

ちなみに超巨大エレベーター内公園にも108ソフトクリームは出店しているので

自然と学校帰りはここでお茶と言う事も多い。

彼女がおいしいというアイスはソースの味が利いたタコ焼き風アイスとかだったりするので

彼女のおすすめアイスを頼むというのはやめた方が良い。

うららという名前に少しコンプレックスを抱いているが可愛いので問題ない。偽名であるのだから。


・神崎ヘレナ……性別:女 職業:第ニ層学生 クラス:学生→偽騎士

「ちょっと、毎度ながらうららに頬擦りするのやめてくれます?」

直情的で少々勝気な性格、カーディナルと共にうららを弄るのが好き。後輩。

うららとよくアイスを分け合ったりする。間接キスなど気にしない、ようで気になる。

うららの「お姉さん」というより「お姉ちゃん」的な感じだろうか。

うららが姫で自分が騎士だったらいいのにと思っている。

そして、その思いは強くなり、守護者から偽の姫こと「ニコ」が与えられる。

その「ニコ」は花咲うららとそっくりで、花咲よりも自分に懐き、ヘレナの事が好きだと言ってくれて、

体さえも求めてくれて神崎は苦悩しながらもあっさりと堕ちていく。

そしてトラップエレベーターに導かれていくが、花咲が必死の説得で阻止するようで実はトラップエレベーターに誘い込もうとする。そしてカーディナルの介入があり、

それでも止まらない神崎ヘレナはカーディナルに決闘を挑み、決闘にて「ニコ」を破壊される。

「ニコ」は不良品のゴミであり一度破壊されると修復できない。「ニコ」の喪失で神崎ヘレナは様々な意味で失意に落ちる。

自分は本当に花咲うららが好きだったのか、花咲うららの“性格や形”が好きだったのか。

花咲そっくりな「ニコ」の登場でそれがわからなくなったのだ。

そんな事を考えるのは花咲への裏切りだとして投身自殺を図るが…それを救うのは他でもない、花咲であった。後々めんどくさいという理由で助けている。

神崎の「ニコ」は味覚に関しては正常だった。

だから花咲が好むソースの味が利いたタコ焼き風アイスなどのゲテモノは食べない。

そんなゲテモノをおいしそうに食べる花咲の姿を見て、神崎ヘレナはやっと元に戻る…が。

人間というのはそう単純でもなく、失った「ニコ」の事をフラッシュバック的に思い出してしまい苦悩する。

仕事を終えた花咲は獅子まるみに可愛がってもらっている。

そして事の真相を知ったカーディナルが決闘を申し込む形で獅子まるみと対決。


・鈴白ユーリ……性別:男 職業:学生 クラス:学生、委員会書記

「あ、僕、そろそろ委員会の仕事ありますんで」

カーディナルと同じ剣術部所属、兼、委員会書記。後輩。

男っぽいカーディナル、という事で男友達も当然いる。それがこの鈴白である。

カーディナルに放課後お茶しようよと誘われ短い時間ながら皆とお茶するのが日課。

昼食も時間があればこのメンバーと一緒に食べる事が多い。

しかし目の前で百合百合な事をやられるので目の毒だといつもため息を付いている。

女メンバーはユーリの事を全く以って男として見ていないのが残念なところである。

ちなみに女装が似合ってしまう程の女顔で委員会書記もしている事から女子人気が高い。

本人はそういうのに鈍いというか興味が無いのが残念なところである。

密かにカーディナルの事が好きなのだが、部の先輩後輩以上の関係にはなれないだろうなと諦めている。

この鈴白からカーディナルに委員会へと誘われ、カーディナルは委員会に属す事になる。

そして、籠目学園委員会という組織の全貌を知る。(←仮設定とする)


・橘美鈴……性別:女 職業:学生→春にして四月 クラス:騎士

「こら!サボってないで稽古しろ!」(学園在籍時)

剣道部部長から学校を卒業して十二節季の守護者の一人になった。春のトップ。

カーディナルと最終決戦を行うのがこの橘美鈴である。

学校在籍時、カーディナルの事を「勇者くん」と呼んでいた。

十二節季の守護者には全員影がある。橘美鈴の場合は弱かった時代の復讐と姫の決闘依存症を軽減する薬のためである。そのために守護者となる道を選び、十二節季の守護者と呼ばれる全十二グループに分かれる研究者軍団のトップとなった。

思い込みが激しい性格で自らが最も上=願いに近いと思っていたが、覚醒後のカーディナルを一目見て敗北を知る。

ちなみにその願いとは女王を倒し、自らがこの世界の頂点に立つ事だが、

しかし本当の願いは「燐を決戦から引き離す事」であり、頂点に立つ事でそれが成せると思っている。しかしそれは守護者が与えた嘘である。決戦から引き離す事は可能だが同時に騎士と姫の融合で第二女王となるため、革命後はエネルギー体として使われる。革命後に幸せに暮らすなどありえないのだ。もっと言えばカーディナルが再び革命するための餌でしかない。

学生時代はカーディナルの剣術部の先輩でカーディナルと気が合い、後輩騎士として気に掛けている。剣術部には既に騎士となった者も多く、格上が格下を挑発し決闘する事も多い。

橘美鈴の姫である燐は、橘美鈴が挑発に乗って応じた決闘(橘美鈴にとっての最初の決闘)でダメージを負い、その時点から酷い決闘依存症となってしまった。姫により決闘依存症の度合いは違うのだが、大きなダメージを受けるほど決闘依存症になりやすい傾向にある。こうした風習は洗礼と呼ばれ巻き込まれた形ではあるが、燐を汚されたという恨みは強く、剣術を磨き、命を賭ける革命の決闘で橘美鈴を挑発した学生騎士を3人消した。

その力量が買われ、守護者からスカウトされる事になる。見返りは決闘依存症を一時的に軽くする一般騎士の間では流通していない液体薬剤。姫である燐の決闘依存は他の姫よりも酷い状態にあったため、仕方なく守護者直属騎士となり、遂には十二節季の守護者の一人となった。仕事の報酬にこの薬剤を受け取り注射している。そのせいで燐の腕は注射跡でひどい事になっているが。

好物は「猫々飯店の肉まん」だが第二層に降りることはしないので姫の燐に買ってきてもらっているが、肉まんが好きというのは口実であり、いつも大目のお金を渡して、その余ったお金で燐の好きなお菓子を買ってきていいよと言い、嬉しそうに燐がそのお菓子を食べるのを見るのが唯一の心の慰めとしている。


『剣』は燐の身体から取り出す、日本刀「月明かり」。


燐……性別:女 職業:学生 クラス:姫

「美鈴様…いじめて…もっといじめてください…」

幾多の戦闘の果て、重度の決闘依存症になっている橘美鈴の姫。

決闘でしか埋められない性快楽はどのようにして治療すればいいのか。

決戦の日時が決まるとなると、ぱあっ、と救われない明るい顔になるのが橘美鈴にとっては気に食わない。

しかし燐は燐で思うことがあり、学生時代から笑みを無くしていく橘美鈴を見るのを辛く思っている。

そこで肉まんのおつかいでお菓子を買ってきて、嬉しそうに食べることで橘美鈴の心を癒そうとするのだが、姫のほとんどは味覚がおかしく、燐の場合は甘みを感じない。それでも美味しそうに食べるのが橘美鈴にとって癒しになるのならそれでいい。

自分のために革命をしようとする橘美鈴を支えようといつも思っているが、

決闘に入るとどうしても決闘依存症が出てしまう。期待で股の間から水っぽい粘液を出してしまう。

自分の騎士はこんなにも立派なのに自分はダメだと思っている。


**第3級メインキャラクター


・ジャック……性別:男 職業:十二節季の守護者→無職 クラス:騎士

「騎士だからこうすべきって事は無いだろう? 俺はこうやっているのが一番性に合うのさ」

いつもハロルドと飲み明かしている飲んだくれオッサン騎士。巨人賞金稼ぎで生計を立てている。巨人賞金稼ぎはかなりの金になり1年は暮らしていける。

本名、ジョン・ジョゼフ・ニコルソン(仮)。愛称がジャックである。

今ではボロの服を着ているがその腕は十二節季の騎士並みだと言われている。

以前、彼は十二節季の守護者の夏のトップだったが、今は引退して第二層で暮らしている。革命に対して懐疑的で革命が起きたからと言って何も変わらないだろうと思っている。その裏では十二節季の守護者は守護者を守るという任務の他、革命者の餌として機能すると知ってからだ。逆算すると自分に革命の可能性は無いと考え、今では無職になっている。

決闘に興味が無く賭けをしながら傍観しているだけだが、騎士としての腕が疼いて仕方がないのは騎士だからか。カーディナルの挑発を受け、もう一度騎士として立ち向かう。


『剣』は真理から取り出すトゥハンド・ソード「デュランダル」


・真理……性別:女 職業:無職 クラス:姫

「ジャック様ーあそこのポリバケツにコンビニのチャーハンありましたよー」

浮浪者のジャックであっても健気についてくる姫。

浮浪者生活が長いからか残飯でもなんでも食べるようになった。

ジャックにはもう一度騎士として返り咲いてほしいと願っている。

第二層暮らしが身に付き今ではどうでもいいと考えている。


・青龍……性別:女 職業:春にして三月 クラス:騎士

「忘れるな。すべてはこの私の願いを叶える道具だ」

最も残忍な守護者と恐れられる者。青髪、常に般若の仮面で顔半分を隠す女性。現役。

騎士としては古株に辺り、最も願いに近い女と呼ばれている。巨人をも一人で倒す力を持ちながら、

疲れるからとどれだけ人々が死のうが戦おうとはしない。無駄だからだ。

たまに第二層に降りてくることもあるが、堂々無銭飲食をし、

誰も逆らえないなど恐れの権化として知られている。

ヘビースモーカー。銘柄は何でも吸う。しかしニコチン中毒ではなく、

暇潰しとして吸っているという感じだろうか。

第二層にジャックがいる時はジャックのコートから強引に煙草を奪う。

というかたまに第二層に降りてくる理由がジャックから煙草を奪うため、である。

そのためだけに第二層にまで出向くのだ。

ジャックは「七星」という銘柄の煙草を吸うため、青龍の中で「七星」はお気に入りである。

ジャックは昔、十二節季の守護者同士だったので青龍とは知り合いである。

青龍が煙草を吸い始めたのはジャックから煙草を一本プレゼントされてから。

喫煙者の男同士では挨拶みたいなものだが…。

男っぽい青龍にとって同士として扱ってくれるジャックは特別な存在になった。

まあ少々乙女チックではある。守護者としての仕事の中、ジャックの煙草を吸うのが

彼女にとっての癒しの時間なのだろう。

ジャックもわかっていてコートに「七星」をいつも2つ持っている。彼曰く「素直じゃないね」らしいが。

ただ彼女に死んだ妹がいたことがわかっている。彼女が騎士になる前は人間蘇生の

研究をしていたことを知っている。彼女は死者蘇生の半分まで至ったという噂だ。

橘美鈴と似ているが二人は会話しない。お互いに似ているから気に喰わないのだろう。

しかし橘美鈴の幼い頃の写真を見て印象が変わる。死んだ妹にそっくりだったからだ。

だからと言ってやはり会話もしないが、青龍の心の内は少々複雑になっている。

これにはカラクリがあり、同じ遺伝子から復元している。つまり双子のようなものだ。

それで妹のような橘美鈴にコンプレックスを抱いているのだろう。

姫は茨。『剣』は姫である茨に自分の胸から取り出させる日本刀「紅華」。

 

・茨……性別:女 職業:無職 クラス:姫

「私は道具。そう、すべては青龍様のために……」

日々、青龍の家の前に佇み、主の帰りを待つ無表情の女性。まるで人形のように自分の意志を示すことがない。そうしなければ虐待が待っているから。

それがほぼ毎日ということであるから、姫としては不思議なことに、『自分の意志』だけで動いているように見える。

青龍からは人形呼ばわりされ、決闘の時のみ相手にされる(といっても「来い、人形」と云われるだけだが)。 

それが茨にとって喜びであることは確かなのだが、茨が決闘を要請したことは一度もないらしい。



・メフィストフェレス……性別:女 職業:冬にして一月 クラス:騎士

「興味? 違うわね。私は、姫を殺すのよ」

十二節季の守護者の一人。かつては慈愛の騎士と呼ばれていたが、

ある日、第二層で巨人が発生、その巨人が地面を叩き、亀裂が発生、薔薇の霧の中に落ちた。

薔薇化こそ回避したものの、数百のコッペリアとその記憶を取り込んで、今は自我が崩壊しかかっている。

姫と融合したというケースではカーディナル組と同じだが、革命での融合ではないので、

守護者による融合手術の後、半分だけ成功、半分は失敗となった。

特定の姫に対する殺意だけが彼女の自我を留めているようだ。

その姫は既にメフィストフェレスの中に取り込まれており、対象無き殺意だけが彼女を支配する。

メフィストフェレス自身はその事を知らない。

昏睡状態のまま融合手術を受け、姫のデータは全て消去されたからだ。

特定の姫に対する殺意、なので姫と言うのは分かるが、その姫が誰だったのか思い出せない。

その思い出せないというのが彼女を苦悩させる。

薔薇化の回避のため、鋼鉄の機械で全身を改造した異様な姿をしている。通称”魔神”。

攻撃力だけはベラボウに強いので十二節季の守護者として迎え入れられている。

逆に言うとそうしないと守護者全滅の可能性があるので仕方がないのだ。

執念深いが直情的。狙われる姫の騎士はいつでも戦える気構えをしておくべきだろう。

『剣』はファウストに身体から取り出させる戦闘機『零』。

ちなみに戦闘機=チェーンソーとして扱う。


・ファウスト……性別:女 職業:無職 クラス:ニコ

「バッカだね、バッカだね! 魔神の宰相ファウスト様を知らないなんて! お前らみーんな皆殺しだっ」

メフィストフェレスと一緒に行動する幼い外見の姫。

機械類の操作とハッキングの他、第二層の裏情報にも詳しい。

自分の作戦通りに動かない単純なメフィストフェレスにやきもきすることが多いようだ。

彼女は自分でも理解している『ニコ』である。メフィストフェレスのもつ特定の姫への怒りも、

魔神の側にいることで生きながらえようとする彼女が、自己を保たせるために吹きこんだもの。

しかしある程度は事実である(姫と融合したのだから)。

手術後のメフィストフェレスは姫の喪失状態で自身も廃人のように喪失、

そこで特定の姫への怒りを吹き込む事でメフィストフェレスを生かそうとしたのだ。

そこには過去、メフィストフェレスが慈愛の騎士と呼ばれていた頃、

メフィストフェレスとファウストの出会いが関係する。

本来の姫はメフィストフェレスの内部に取り込まれており、計画とは本来無関係な少女だ。


・獅子まるみ……性別:女 職業:秋にして十一月 クラス:騎士

「ふぁいとぉ~だよ☆ 楽しくいこっ」

二十四節季の守護者の一人。同時にPC達の監視者でもある。

PC達イレギュラーの騎士を監視する最終権限を持っており、それ以外の目立つ行動を自ら禁じていた。

しかし最近になって、なりゆきとはいえすうぱぁひーろー部に入るなど、変化が起こっているようだ。

実家には1000人のメイドが彼女に仕えているなどという噂があるほど、天然がかったお嬢様。

第二層の食べ物は何でも食べる。意外とグルメ。

彼女のために追加されたリーズナブルな大盛りメニューは少なくないが、

中でも有名なのは異次元に通じるブラックホールと呼ばれる、カレー店とろとろ屋の

「ブラックカレー・ザ・プルートゥ」であろう。実際に何人か行方不明者が出ている。

『剣』はクラムラムの身体から取り出す土星型の杖「せがたさん」。



・クラムラム……性別:女 職業:第三層学生 クラス:姫

「はぁ。変態の仲間入りか……。ま、好きにやってくれるのが一番だけど」

ぶかぶかの白衣で全身を隠す小学生の少女。まるみとは長い付き合いで彼女の好きなようにさせている。

普段は花咲うららとして過ごしている。

真実を明らかにする調査員としての顔もあり、幾多の不可解な事件を任される他、

PC達の素性を探る役目を持っている。基本は直接事情通、本人の所へ向かうのがやり方だ。

自称身体はコドモ! 頭脳はオトナの名探偵。

まるみの姫。 


・坂本玲人……性別:男 職業:第四層学生→冬にして二月 騎士:騎士

「……仕事なのでな」

寡黙な青年。年齢は21歳。仕事はきっちりこなす事から守護者からの信頼も厚い。

巨人処理が主な仕事である。仕事で巨人を倒す数が最も多い事から全騎士の憧れとなっている。

メガネのサイズがあっていないのかメガネの位置を直すのが癖。

どうやら姫の明倫から貰ったおもちゃのメガネらしく、いつもそれを身につけている。

(パーティー用の例の鼻メガネである。その鼻を取って使用。)

何故なら彼の姫である明倫が初めて坂本にプレゼントしたのがそれだからである。

残念な事に明倫はコミュニケーションがロボットのように不器用で

簡単な応答しかできなくて買い物さえもできない。姫としては少し壊れている。

そんな明倫だが、どこかで買ったのか貰ったのか拾ったのかわからないが、

鼻メガネを持ってきて坂本にプレゼントしたのである。

もちろんその時は鼻も付いており、あまり笑わない明倫だがその時は子供のように笑い、

それが坂本にとって嬉しかったのだろう、そのおもちゃのメガネを掛けるようになった。

坂本にとって物凄く大事なものであり、メガネを壊した時は思いっきり本気で牙を剥くだろう。

長身で髪はサラサラ。モテるはずなのだが本人は意に返さない。

第四層DNAの持ち主で元親が守護者なので守護者の道に入った。入るしかなかった。

学生時代は第四層剣術部、基本的に第二層剣術部と第四層剣術部は顔を合わせる事がないが、

橘美鈴の事は知っていて、一度戦いたいと思っていた。それは恋に似ていたが…

今、共に十二節句の守護者として仕事をしているという事に少しだけ満足している。

姫を道具として扱う派。それでも大切にしていてリペア歴はない。

『剣』は明倫から取り出すスキアヴォーナ(ブロードソード)「暁」


・明倫……性別:女 職業:無職 クラス:姫

「玲人様、指示を」

ある意味最も姫らしく扱われている姫。

だがコミュニケーションがロボット的で、それは買い物ができないほど酷い。

連戦を繰り返しているはずだがリペア歴もない。

受けているダメージも少なく決闘依存症はかなり軽い方で決闘を望む自分を抑えこむ事が出来る。

それでも決闘の時は依存症を発症、口に出したりはしないが決闘を望む自分を嫌悪している。

それは坂本も分かっているようで、なるべく決闘を早く終らせようとしてくれる。

姫は騎士を決闘で快楽を与えてくれる道具として見ている節があるが、坂本×明倫の場合は違う。

本当に坂本を慕うからこそ、道具になりきるのだ。


・ユウ・ヒラサワ……職業:夏にして八月 騎士:騎士

「お前を排除する」

守護者たちの切り札としてPC討伐へ出るキャラクター。

血も涙も無く機械のようにPCを襲う。

そうしなければならない理由が彼にはある。

守護者になる前は優しい青年だったが、父親が守護者だったため、

守護者になる事を運命付けられていた。

それでも守護者になる事を拒否し続けていたら

姉と双子の妹、母親が第一層地下楽園に監禁され、狂人化。

家族の延命として守護者になるという条件を飲み、夏にして八月となった。

ちなみに姉はユイ、妹はウイと名前である。

現在は第一層地下楽園を管轄。

たまに地下楽園に行っては狂人となった家族の様子を見ている。


『剣』は向日葵から取り出す(未定)


・向日葵……職業:無職 クラス:姫

「…………」

守護者から言語機能を取られた姫。よって何も話さない。



**第4級メインキャラクター


・春風ことは……職業:第三層学生 クラス:騎士

「騎士になんてならなくてもよかったの、ただ野ばらちゃんが居てくれたら」

第二層の住人や学生とすぐ打ち解ける第三層学生の変わり者、

というか、性格的に優しすぎるのだろう。

博愛主義者であり、そのせいで第三層学生のクラスメイトに苛められていたが、騎士となり立場が変わった。

姫である野ばらは最初からクラスメイトの中にいて、春風ことはを庇い、友達になった。

クラスメイト時の野ばらは片倉野ばらと名乗っていた。

野ばらが姫だと分かったとき、春風ことはは野ばらを守れるから嬉しかったという。

野ばらを守りたいという気持ちが強いのか、服装も男性用かと思えるものを着ている。

髪はウェーブが掛かった美しいブロンドで邪魔にならないようバレッタで髪を止めている。

顔つきもどこか甘い。騎士でなければ美しいお嬢様だっただろう。

姫になった野ばらは春風を「ことは様」と呼ぶが、春風は元のように「ことはちゃん」と呼んで欲しいと願っている。

PCが第三層学生と初めて友達になるのもこの人物の可能性がある。

真の意味で主人公らしい主人公が春風ことはであるが、

姫の決闘依存症の悪化で性格が捻じ曲がっていく。

『剣』は野ばらから取り出すエグゼキューショナーズ・ソード「光の瞬き」


・野ばら……職業:第三層学生 クラス:姫 

「ことは様のためだったら命なんていらない」

自分の事を愛してくれる春風ことはに完全な忠誠を誓っている。

というか、そのように守護者に改造された。一つの実験ケースであり、

クラスメイトとして近づいたのもプログラムに入っているが

本人は自覚していない。(教えてもらっていない)

ことはのために強い決戦の依存症と戦っている。

この依存症と戦うためにことはに隠れて精神薬を飲んだりしている。

だが、それは毎日のように続き、やがて春風にバレてしまう。

そしてそれが春風ことはの決闘の理由となっていく。


・ヴァンレット……性別:女 職業:第二層学生 クラス:騎士

「どうだ、私とお茶しないかい?」

演劇部のヒースクリフ様こと、この人である。ショートカットである事から女の子にモテモテ。

演劇部については顔と声と身長が重要視されるので第二~第四層で部が分けられていない。

そのかわり内部でのいじめなどがあるが、それは演劇部の常であろう。靴に画鋲とか。

ちなみに上級生からのスカウト制である。場合によってPCは演劇部に所属する事も有り得る。

さて、この人、ガチでアレな人である。姫を放っておいて女遊びをするのがいつもの事。

夜遊びも好きで第二層の新宿二丁目っぽい酒場で見かける事もあるだろう。

姫、七草はヴァンレットに一途だがヴァンレットはワザと相手にしていない。

それは決闘での姫の性質を知ったヴァンレットの絶望から来ている。

『剣』は七草から取り出す月槍「山茶花」


・七草……性別:女 職業:メイド クラス:姫

「どうしてヴァンレットさまは私を置いて他の女の人と…」

一途でありながら毎日のように夜遊びをするヴァンレットとその相手に嫉妬している。

闇雲に決闘の事を出してヴァンレットに構いたがる。

女、という意味では七草は女らしい姫ではある。…少々陰湿だが。

髪の毛は黒、嫉妬の日々が続いているためかジト目になっている。それでもその顔は美しい。

ヴァンレットがPCに手を出そうものなら七草の嫌がらせを受けるだろう。

そして、ヴァンレッド×七草が、姫が騎士を嫉妬で殺すという最初のパターンとなる。

基本、姫は騎士を殺せないように脳に刷り込まれるのだが、

嫉妬がそれを上回りリミッターが外れ、殺害に至る。

ヴァンレッドが殺されるときヴァンレッドは笑っていたので、こうなる事を望んでいたのだろう。

ヴァンレッド死亡後、七草は廃棄される。

しかし七草はそんな時でも笑っていたので、幸せだったのだろう。


・武下昇……性別:男 職業:第三層学生 クラス:騎士

「第二層騎士ごときが第三層騎士に逆らっていいものと思うなよ」

第三層コンプレックスが強い男性。第二層から這い上がってきた騎士を毛嫌いしている。

第三層剣術部に所属。事あるごとに第二層騎士と巨大エレベーター最上階での決闘を仕掛けてくる。

それが仇となって、後に橘美鈴に消されるのだが…

第二層DNA騎士が誕生した時には必ず近寄ってくるのでPCの初めての決戦相手になるかもしれない。

姫「可憐」を寵愛しており、決闘でしか本当に満足させられない事にもコンプレックスを抱き、

そのコンプレックスで他の騎士を憎んでいる。

『剣』は可憐から取り出すフランベルク「業火」


・可憐……性別:女 職業:無職 クラス:騎士

「愛しています、愛していますからどうか決闘を…」

竹下登に愛されていると解りつつも決闘での快楽に身を堕とした姫。

決闘で壊れてもよいと思っている。

竹下登の寵愛は激しく、竹下登の寮では手錠を掛けられ監禁されている。

毎日のように性的暴行を受けているが仕方が無いと思っている。

(感じているわけではない。快楽度としてはセックス<決闘)

この裏には可憐が武下昇の初恋の相手そっくり、という事が関係している。

初恋の相手への性的暴行の願望と決闘依存症で自分より決闘を選ぶ姫の性質、

これらの要素があって、SMまがいな事をされている。


・愛咲燐寸……性別:男 職業:アイドル クラス:騎士

「燐寸デース!」

80年代風パーマと爽やかスマイルが目に痛い売れっ子アイドル。

第二層、第三層で娯楽となっているTV・ラジオによく登場し知らない住人は多分いないほど有名。

何故かローラースケートと破れたジーパン、ヘアバンドというスタイルで踊って歌う。

「傷だらけのアンジェ」が代表曲。新曲「少年はガラスのように」がリリース中。

実は騎士でもあり、付き人兼姫「瑠璃」を従えている。

ギャグ的キャラクターなので疲れた時に登場すると非常にウザい。

ちなみに「傷だらけのアンジェ」の歌詞を書いておこう。


アンジェ!傷だらけなのさ

アンジェ!僕の心の中にはお前しかいない


摩天楼をバイクで走るぜ 疲れきった仕事帰り

oh 商談なんか破いてしまいたい

悲しみに打ち砕かれた 俺のハートはアイスロック

oh ウィスキーで今日もごまかすのさ


そんな時お前と出会った 俺はもう一目ぼれなのさ

oh 孤独とダンスする様なお前と


ah 今日はなんて熱い夜なんだ

ah 誘わずにはいられないのさ

駆け抜けるぜ今夜は!


アンジェ!傷だらけなのさ

アンジェ!振り向いてくれよ

つれない顔 それもまたイイ女の仕草さ

アンジェ!受け止めてくれよ

アンジェ!サマータイムメモリー

アンジェ!僕の心の中にはお前しかいない!


というまあ80年代アイドル系ソングを歌っているのだが、80年代風パーマは実はカツラである。

アイドルをやっているのはただ一人愛する人を見つけるための手段である。

そしてそれが正しいのかどうなのか葛藤している。


『剣』は瑠璃の身体から取り出す、グラディウス「微熱少年」


・瑠璃……性別:女 職業:付き人 クラス:姫

「8時からラジオの収録が入ってますんで」

愛咲燐寸の付き人をやって何年、すっかり付き人っぽくなった姫。

燐寸に一番近い人物だからか良く瑠璃宛てに堕胎薬やカミソリが送られてくる。

目立たないようにしているからかこれといって特徴がない。黒いスーツを着ている。

…が、殺人衝動が強く、これまでも何人かの人間を闇に葬っている。


**サブキャラクター(学園周辺)


 シャドウ……性別:女 職業:悪の総帥 クラス:???

 「ご安心を。一週間で準備しましょう」

 第二層学園の裏で、金のため生徒にさまざまなアヤシイ趣向(合コンとか賭場とか)を用意する十二代目悪の総帥。

 シャドウは頭はもちろん喧嘩の腕も優秀な生徒の一人がなる、学園の古くから受け継がれてきた伝統であり、

 旧校舎に本拠地を持つ他、生徒達の間でも強い力がある。

 オペラマスクに黒いローブを身に纏った姿で現れる。


 かっとびファイター……性別:??? 職業:正義のヒーロー クラス:???

 「かっとびファイターだーーー!」

 第二層学園に実在する、噂の良いやつ正義のヒーロー。

 といってもその正体は定かではない。

 実際のところ正体は一つではない。

 基本的には秘密を抱え込んだ生徒が『正義のヒーロー』という形で、

 学校のため何かを為したい時にその姿を借りているようだ。

 姿はさまざまだが、演劇部のかつらとマスク着用が定番のスタイルらしい。


 光圀きつね……性別:女 職業:保険医

 「ふっふっふ。さあ、服を脱いで横になりなさい。すぐ(バキューン!)してあげるわ」

 第二層学園の保険医の一人。通称 変・態!

 妙齢の美女だが言動がいちいちセクハラチックな上、放送禁止用語の嵐。学園最大規模の派閥の一つ

 「変態にだって生きる価値があるんだグループ」からも目をつけられている。

 タチの悪い無邪気さがあり、騒動の耐えない変な発明品を作る他、すうぱぁひーろー部顧問。

 いつもこれはと見込んだ女の子を顧問の部に入部させて変身ヒーローにさせようとしている。

 かっとびファイターとは色々あり、時に敵、時に味方となる関係だ。


 小裏明子……性別:女 職業(?):図書委員長

 「と、図書室では……その……し、しずかに……」

 第二層学園の図書委員長。いつもおどおどとした気弱な性格の三つ編み少女。

 書籍の情報に詳しい他、いま学校でこじれている問題などにも詳しく、PCに解決を依頼することも。

 その気弱な態度は見ていてイライラする人が多数いることから、友達は少なく、彼女が頼れる人は希少である。


 風比良ののみ……職業:第三層学校生徒会長

 「わったしがこの学校の会長よ!えっへん!」

 ロリな容姿、ツンデレな口調。これが第三層生徒会長である。

 楽しい事絶対主義であり、すうぱぁひーろー部や落とし屋の活動に目を瞑りながら楽しんでいる。

 誰も知らないが「かっとびファイター」の一人である。


 雪野かぐら……職業:第三層学校生徒副会長

 「会長、そのプランには無理が…」

 思いつきで何でも提案する風比良を止める苦労人。

 三つ編みでめがねがトレードマーク。

 甘い物に目が無くケーキ一つで騒動に目を瞑る事も。

 しかし風紀には厳しい。


 斉藤勇……性別:男 職業:第二層学生

 「もうすぐ、俺だって騎士になれるんだ。騎士になって…」

 クラスメイト候補。気のいい奴で練習にもよく付き合ってくれる。

 実際に騎士になれるほどの実力があるが「守護者の計画書」リストには載っていない。

 つまりニコが与えられる運命にある。


**サブキャラクター(学園外)


 幻魔刀剣……性別:女 職業:鍛冶屋

 「なぜ……なぜ貴様ら如きが女王の寵愛を授かっているのだ?!」

 第四層に住む最高の鍛冶屋。昔の事故で顔の半分が焼け爛れているため、割れた般若の半面で隠している。

 騎士の『剣』を強化し、姫の快楽を抑える抑制具(ようは防具)を造り上げる腕前を持つ。

 また、服飾の腕も良く第五層、第六層でも高級なドレスは彼女へ発注される。

 かつて一目見たという女王に並ならぬ敬愛を抱いており、いつか第六層に呼ばれることを夢見て

 鍛冶の腕を研いているが、実際の所その醜い容貌ゆえけして呼ばれはしないだろうと

 第五層の住人からは嘲笑されている。

 女王に対する愛情から女王の計画の対象には並ならぬ嫉妬を抱き、その対象の意志にかかわらず

 計画を妨害しようとすることもある。刀を扱う腕は巨人と互角に渡り合うと言われるほどのもので

 災厄級のトラブルメーカーと煙たがられることも。


 つぐみ……性別:女 職業:仕立て屋見習い

 「……はい。その日までに納品ですね。うん、がんばろう」

 幻魔の元で裁縫の修行をする若い少女。容貌は大人びて凛々しいが性格は自信がなく、いつも無口。

 ため息をついている姿をよく見かける。第四層以下が発注するオーダーメイド服を手がけることが多い。

 もっぱらその本人の容貌のような凛々しいデザインを作るが、

 性格のようなかわいらしいデザインにも憧れていて、何点かスケッチを描き溜めている。

 本人はお客が離れることを恐れて秘密のままにしているが、彼女のファン達は隠しているものが

 気になって仕方ないらしい。


 

 落とし屋(本名不明)……性別:女 職業:落とし屋

 薄汚れた帽子にトレンチコートの、第五層と第四層で見かける謎の女性。

 彼女は金さえ渡せば第五層から第四層、第四層から第三層まで違法のルートで移動させてくれる、

 通称「落とし屋」である。逆は出来ないため滅多に仕事がない。

 女性には優しく、多少定員オーバーでも乗せてくれる。

 明らかに不審者で射殺されてもおかしくないはずだが、何らかのコネがあるらしい。

 初代シャドウとの噂も。

 第二層学園のシャドウに「お客」の情報をコッソリ教え、取り計らうよう頼むこともあるようだ。

 そういう場合、シャドウは気乗りせず親しい生徒に任せることになる。

 


 ヒストリカ……性別:女 職業:第二層学生

 「ファンクーロ! ポルカミゼーリア!」

 がんばるのに三年かかるといわれるほど普段の素行不良な、クラムラムの友人。

 博打打ちでもあり、精密な計算を得意とする。いつも前髪で目元を隠すだらしのない格好がトレードマーク。

 しかし実は美人で、ドレスを着れば第五層を出歩いても自然に見えるほどらしい。

 昔食べ過ぎて死にかけた経験のあることから、チョコレートが嫌い。

 バレンタインが近づくと、彼女の姿が見えなくなる。

 代わりに妖精を名乗り、チョコレートを欲しがる明るい綺麗な女性「ジャック」が学園に現れる。

 「ジャック」は本当に困っている女の子の願い事を叶えてくれるといい、探す人も少数ながらいる。


 みゃんき……性別:? 職業:きらい屋のアルバイト

 「あ、ぁう、ありがとうごぜ、ございましたぁ」

 その純真無垢な容姿にこんな可愛い子が女の子のはずがないと一部で噂されているネコミミアルバイター。

 その姿会いたさに通いつめる客が大勢いる。噂ではファンクラブもあるとか。

 そしてネットには彼(彼女?)の画像が流出している。

 名札に性別が書かれていない事から性別はわからない。

 それでいて誰も性別を聞いたりしないのはファンタジーが壊れるのが怖いからか。

 だから決して性別を聞いては成らない。誰だって大勢の人間を敵に回したくないだろう。

 胸はない。ぺたんこである。


 作間厳蔵……性別:男 職業:第二層就労者

 「おう、よってけ!粋の良いのが入ってるぜ!」

 魚屋GONZO経営者。第二層飲食店に魚を卸し続けてウン十年。鉢巻姿と白い歯が目に眩しい。

 このおッちゃんと交渉して手に入らない魚は無い。


 シュニ・マノハ・ガハナ 性別:男 職業:第ニ層就労者

 「フフフ、コレーデウチュウセイフクトウゼンネー」

 カレー店とろとろ屋店長。鼻にマスクをしている。

 ブラックカレー・ザ・プルートゥを生み出した時からある意味で宇宙の支配者となった。

 ちなみにブラックカレー・ザ・プルートゥには合法ながら麻薬成分が入っているとかなんとか。

 普通の人が食べたら宇宙行き。犠牲者多数で一時製造禁止となったが

 某人物の財力で今も現存している。


 ハロルド……性別:男 職業:第二層浮浪者

 「最近知り合いになったマンホールのマリーちゃんの言う事にゃ。」

 ぼさぼさの髪で眠そうな目の青年、浮浪者だがなぜか髭と服は小綺麗にしている。 

 どこかの路地裏の突き当たりでガラクタに囲まれてなにごとか喋っているのをよく見かける。

 ときどき物でないと知っていない筈のことを喋る為実際に物と会話できるのか

 ただの狂人なのかはいまいち分かっていない。


 ボブ……性別:男 職業:ヤブ医者

 「ヒッヒッヒ、金さえ払えばなんでも直してやるがのう。肝臓なら肝臓を摘出すればいい」

 明らかににヤブ医者だろうという汚れた白衣とボロボロの聴診器を持った男。

 大っぴらな売春さえ許されている第二層で堕胎手術を行った数は星の数とも言える。

 助かる命も金次第。そして気分次第で助かる命を助からなくする事もある。



ヴェンツェル……性別:男 職業:学生 クラス:騎士

「そうか、君も騎士だったか、なら好都合だ。」

第二層の学生、短く切りそろえた白髪と眼鏡が特徴

女王という姫が欲しいと願い(女王というイメージから)、その間の代償に姫を選んだ。

何れ守護者達をなぎ倒して第六層へ挑戦しようと考えているが

今は勝敗にかかわらず決闘を繰り返し強くなる事が一番だととらえており

そのため非常に好戦的で騎士にとっては危険な人物である

『剣』はイタから取り出す(未設定)


イタ……性別:女 職業:無職 クラス:姫

「えと、あなたは誰ですか?」

ヴェンツェルの姫、彼によって短く切り揃えられた金髪に青い目が特徴

頻繁に強制リペアをされる為何もかもが育たない。

よく目抜き通りで車輪やボールを追いかけている。


 古河みつる……性別:男 職業:職業:未定だが十二節季の騎士の一人 クラス:騎士

 「あ、ポテト2つとコーラ1つとテリヤキバーガー4つで」

 小太り青年。ギークでもあり、第四層以下の情報なら簡単にアクセスできる。

 好物は第二層のハンバーガーセット。ポテトが入った箱を口に持って行きポテトをがさがさと食べるのが彼流。

 フィギュアを買うといつのまにか姫であること葉に捨てられるので買わない事にしている。

 二次元ではロリから虚乳(誤字ではない)と幅狭い。姫を持っているのにオナニスト。

 しかし、萌え話は選ばれた変態集団でしか話さないくらいの節度は持っている。

 最近は三次元の子供に無条件で嫌われ傷付いたらしい。

 『剣』はこと葉から取り出すバスタードソード「コールブランド」


・こと葉……性別:女 職業:第三層学生 クラス:姫

 「あの私、メックよりモズバーガー派なんですよね」

 古河みつるがメック派なのでいつもメックに連れられている。

 このような食事が毎日なので栄養が偏る事での肌荒れを気にしている。

 姫の中でも絶世の美人なのだが古河みつるにとってはどうでもよい。


 シャーリー……性別:女 職業:夏にして六月 クラス:騎士

 「この豚め!豚め!今日もとろとろと虐めてあげるわ」

 SM女王様である。いつも古河みつるをムチと蝋燭で虐めている。

 それでもいい関係なのは古河みつるがMだからだろう。

 SM女王様気取ってても心は乙女であり色恋沙汰には乙女方向に口うるさい。

 『剣』はアンから取り出す教鞭「宿題」


 アン……性別:女 職業:第三層学生 クラス:姫

 「ああっシャーリー様、私をぶって、ぶってください」

 ご主人様がSM女王様なため、このような性格になった。 

 個人的に放置プレイが好きらしい。


 風来坊のワカコ……性別:女 職業:OL クラス:??

「この焼き鮭には冷が合う…」

仕事帰りに一人第二層の飲み屋を巡り酒を楽しむOLさん。一人酒がお好み。






**エレベーターガール


基本的にエレベーターガールは世界ループの関係上、時間軸は違うが同時に存在する。いつもエレベーターに居るのも、たまにエレベーター内のショッピングモールで見かけるのも、デパ地下食品売り場的なところで見かけるのも、パラレルに存在するためである。



・樫木佐帆……性別:女 職業:エレベーターガール

「はい、貴方はこの上の層に昇る権利がありません、よって処刑となります」

超巨大エレベーターを動かす特別仕様の姫。5人の中の一人。エレベーター内を全把握、動かしている。

超巨大エレベーターは外周のABCDEエリアがあってバラバラに動いているが主にAエリアを担当、

そして中心の快速エレベーターと第6層に続くエレベーターを担当している。

星の数ほどの何人の偽騎士を処刑室に送り込んでいる。

無慈悲に処刑を言い渡す事から「死刑台のエレベーターガール」として知られる。

このエレベーターガールは守護者の仕事の一つでもある。



・蓮上二菜……性別:女 職業:エレベーターガール

「それでは第三層に上がりまー↑す☆」

超巨大エレベーターを動かす特別仕様の姫。5人の中の一人。

エレベーター内を全把握、動かしている。

超巨大エレベーターは外周のABCDEエリアがあってバラバラに動いているが主にBエリアを担当、

そしてエレベーター屋上の決闘上のエレベーターを管理している。

樫木佐帆と同じくエレベーターガール。ポップな声が人気らしい。

好物は塩辛にワサビを和えたもの。少し柑橘系の酢を垂らして食べるのが蓮上流。

焼酎500mlで暴れる酒乱だが日本酒は匂いがダメらしい。上物でもダメ。


 

・綿貫安奈……性別:女 職業:エレベーターガール

「簡単に人が死ぬのを見られるんだもの、仕事に不満は無いわ。この仕事の唯一の楽しみでもあるし」

超巨大エレベーターを動かす特別仕様の姫。5人の中の一人。

エレベーター内を全把握、動かしている。

超巨大エレベーターは外周のABCDEエリアがあってバラバラに動いているが主にCエリアを担当、Cエリアは主に学園へと繋がるエレベーターが多い。

ウィスパーボイスで声が聞き取りにくい。

好物は第三層デパ地下で売っているあまり甘くない苺のショートケーキ。限定品。

ボサノヴァ好きと言っているが単にミーハーなだけで詳しくは無い。


・市川由香利……性別:女 職業:エレベーターガール

「身分って物を知らない奴が死ぬのよ…まったく、馬鹿だわ」

超巨大エレベーターを動かす特別仕様の姫。5人の中の一人。

エレベーター内を全把握、動かしている。

超巨大エレベーターは外周のABCDEエリアがあってバラバラに動いているが主にDエリアを担当、Dエリアはエンターテイメント施設が多い。室内遊園地や水族館など。水族館には薔薇の瘴気で失われた生物が生息しているので行ってみる価値はある。

鍋が大嫌い。理由は「あの会話を強要される空気がダメ」らしい。



・村上繭子……性別:女 職業:エレベーターガール

「…第三層…着きました…」

超巨大エレベーターを動かす特別仕様の姫。5人の中の一人。

エレベーター内を全把握、動かしている。

超巨大エレベーターは外周のABCDEエリアがあってバラバラに動いているが主にEエリアを担当、Eエリアはエレベーター下層、守護者エリアと繋がるエレベーターが多い。

接客する気が全く無い無口ガール。しかし人気が高いとはどういう事だろうか。

暇さえあれば本を読んでいる。たまに「僕のエクスカリパー飲んでみてよ…」なBL本を読んでいるので表紙をチェックしよう。



**守護者サイドのキャラクター


・フリッツル博士……性別:男 職業:守護者

「君、本当に狂っている者は案外近くにいて、平和に暮らそうとしているものだよ」

第四層守護者の一人、「姫」の製造に関わる博士である。

螺旋階段を発生させる「名も無き施設」、その365人の特別仕様の姫も作っている。

その裏では失敗作を1万ほど作って廃棄処分にしたりと、ちょっぴりマッドサイエンティストの老人。

普段は温厚で悪戯好きとお茶目。子どもっぽいといえば子どもっぽい。

が、「姫」に関して横槍を入れると自分の子どもを馬鹿にされたように怒る。

釣りが大好きでよく第四層の湖でフィッシングをやっている。

奥さんとは20年前くらいに離婚というか失踪、子どもも奥さんと一緒に出て行ったらしい。


グンザー・ヴォン・ヘイゲンス博士 ……性別:男 職業:第四層守護者

「生きている個体と死んでいる個体の違いは動くか動かないかだけだよ。あまり変わりは無い。ああ、でも生きてるなら体液が飛び出すね。生きてるという事はそれだけで素晴らしい」

第四層守護者の一人、「姫」の製造に関わる博士である。

製造というか不良品の解体、死亡した姫の部品の再利用に関わっている。

トラップエレベーターでの処理も担当、当然ながらそれらは映像として記録され、

一部、第四層住民に高値で売りさばいている。

少しギークな所があり、トラップエレベーター処理映像をMAD加工して笑えるネタを作るネタ職人でもある。

新規として入ってきた第四層守護者の教育としてグンザー博士の手術映像を講習で見せられるのだが、その講習後のトイレはゲロ塗れになるという。しかもその映像講習は合計24時間もあり、24時間もそんなロッテン的な映像を見せられたら人としておかしくなるのは当然である。ちなみに24時間分の映像もグンザー博士の手作り。

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赤い実エクスプロージョン 樫木佐帆 ks @ayam

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