ミステリーって難しいよね

 最近えーきちさんが企画に参加したのを見て後追いで投稿するのにハマってます。

 どうもlagerです。


 というわけで投稿しました。

『黙して語らざるは?』

 https://kakuyomu.jp/works/16817139555936734878


 カクヨム公式『5分で読書』短編小説コンテスト参加作品です。

 私、過去二回だけミステリ読んでる途中で犯人が分かったことがあるんですけど、本当にそれ以外は謎解きってできないんですよね。

 ちなみに貴重なその二つは『Xの悲劇』と『アクロイド殺し』です。

 ただ、正直やってやったぜ、って感じはしませんでした。むしろ、「え? まさか違うよね? そんなに簡単なわけないよね? 期待していいんだよね、クリスティ大先生?」と大変失礼なことを考えながら読み進めるうち、やっぱり私の予想が当たっていてガッカリしたことがあります。


 なので、私はあんまりミステリを読んでる途中で謎解きをやろうと思いません。

 九割九分分かるわけないし、万が一分かっちゃったらそれはそれで興ざめしちゃうので。


 ちなみに、私が今まで読んだ中で印象に残ってるミステリものと言えば、挙げればきりがないんですけど、まずはこちら。

 坂口安吾の『不連続殺人事件』。

 これはねぇ。語り口がホント、これぞ無頼派って感じの雰囲気たっぷりなのに、今読んでも普通に面白いミステリで凄い。


 心理的なトリックって好きなんですよね、私。

 だって仕掛けを使った密室トリックとか、パズルみたいな暗号とか、作ったもん勝ちな所あるじゃないですか。

 そういう意味ではもう一つ推しなのが、『魔人探偵脳嚙ネウロ』の、温泉旅館の密室殺人事件。これもイイ。


 そういうのとは完全に逆の意味で凄いと思ったのは、『Yの悲劇』ですねぇ、やっぱり。帰納的推理の極みじゃないですか? フーダニットが最強すぎる。


 そうそう。フーダニットと言えば、これは最近の作品で、原作を読んでなくて映画を観ただけなんですけど、『屍人荘の殺人』。


「おい。犯人がわかったぞ」

「え?」

「これから何か事件が起きるかもしれない。その犯人が分かった」

「ええ?」


 このやり取り、痺れます。

 

 後はクリスティでいうと……………『』

 タイトルが出てこない……。

 頭の中にははっきり犯人を特定したシーンが思い浮かんでいるのに作品のタイトルが出てこない!

 本棚からクリスティの文庫を漁ってあらすじを見てもどれがそうだか分からない!

 流石だぜ、クリスティ大先生。作品数多すぎ。


 あ、でも『クリスマス・プディングの冒険』ははっきり覚えてます。好き。

 前書きがまたいいんですよ。これはオススメ。


 えー。

 語り始めるとホントに止まらないのでこの辺にしておきます。

 みなさまのオススメミステリーがあれば是非教えてくださいませ。

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