魔兎転生
@aki_ossan
第1話 プロローグ1
僕の名前は
普通の容姿、中位の上の成績、ちょっと臆病な性格、発揮されていない割と良い運動神経、そして中度のゲーム、アニメ、ライトノベル好きでガンダムオタクだ。
いやだった
1学期の終業式の日、登校中、信号待ちで誰かに背中を押され車にはねられて死んでしまったのだ。
僕の目の前には美形のホストっぽい軽そうな、あんちゃんがいた。
「よーうこそ、異世界転生の間に。宇佐宜涼真くん。」
「はい?」某刑事ドラマの警部殿みたいに答えてしまった。
「いいねえ、その困惑ぶり、ちょー楽しい。君は死んだ、死んでしまったのだよ。」
「異世界転生転生の間って」あたりを見回してみると何もない空間が広がっていた。
「そう、ドキドキ。ワクワクの異世界転生さ。君そういうのに詳しいんだろ?」
「その手の小説はかなり読んだけど。」
「私もね、その手の小説読んだのよ、ライトノベルってやつ。結構楽しめてね。」
「あなたは何者、神様なの?」その問いにあんちゃんは
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。存在としてはちょいあやふやなんだよね。定義できないというか不安定というか、力はもってるけどね。」
「〇〇ガイの刃物」僕はぼそっと呟いた
「言い得て妙だね、そんな〇〇ガイに君は見込まれたのさ。」
「見込まれた?」
あんちゃんはだんだんとテンションがあがっていく
「他のの存在が作った異世界に誰か殺して、無理やり
「それが僕?」
「そうそう、ねじ込む算段がついたからさ、
「僕の意思は?」怒りがふつふつと浮かび上がる。
「パンパカパーン。よくわからない中世ヨーロッパ風、剣と魔法の世界ツアーにご当選おめでとうございまーす。まあもう
「ふざけるな!なんで僕なんだ。」今までない怒りを爆発させるが、ふざけたあんちゃんは薄ら笑いをうかべて
「諦めてよ、宇佐宜ちゃん。悪いようにはしないからさ。チートって奴、私がつけてあげるからさ。」と言いつつ僕の肩に手を回す。
「どんなチートをくれるの?」
「おっ、乗ってきたね、良いねえ。それは異世界行ってのお楽しみ。とりあえず、君が何に転生するのかは君に決めてもらうよ。」そう言うとふざけたあんちゃんは指を鳴らすと同時に
「出でよ、転生種族ルーレット!!、魔王もあるよ」と叫んだ。
こんな状況なのに魔王は種族なのかと益体のないことを呟いた
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