【前日譚集】マグノリアの花の咲く頃に

海堂 岬

平穏な日々の終わり

序章

 ライティーザ王国にある隠れ里のような王領で、王子であるアレキサンダーは、乳母のアリアと乳兄弟のロバートと一緒に、護衛達に囲まれ暮らしていた。父親である国王アルフレッドは、年に数回、会いに来てくれた。

 穏やかで幸せに満ちた日々は、二度と還らぬ人達の思い出とともに、今もアレキサンダーとロバートの胸の内にある。


 アレキサンダーを取り巻く情勢の変化が、王領にあった屋敷に悲劇をもたらし、アレキサンダーとロバートの平穏な日々は終わった。


 「マグノリアの花の咲く頃に」本編開始前

アレキサンダーが王太子となる前のお話です。アレキサンダーとロバートが十三歳頃のことです。


 途中で視点が変わります。

 第1章~第5章:アレキサンダー視点

 第6章~第9章:村の男の視点


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