第37話 両手に花 その3

「こっ、こら、虹心。それ以上小鞠ちゃんをからかうな!」

「小鞠ちゃんが困るだろ?」


 俺は虹心に注意するが、小鞠ちゃんは意外なことを口走る!!


「……少しなら、見てみたいかもです。兄さんのぞうさん///」

「虹心ちゃんは兄さんの“ぞうさん”を、見たことは有るのですか?///」


 小鞠ちゃんも“はにかんだ”表情で、虹心に危ない質問をする!!


「私わね、トランクスの状態からなら見たよ!」

「本当にテントを張るみたいに、元気な“ぞうさん”だった♪」


 それを、嬉しそうな表情と口調で言う虹心!!


「虹心ちゃんは、その先を見なかったのですか…?///」


「……兄ちゃんが拒否した!♪」

「私は最後まで覚悟していたけど、ヘタレな兄ちゃんだからね!♪」


(よく言うよ。虹心の奴は……)

(このタイプに限って、いざ性行為をすると成ると、強姦される見たいに嫌がるからな…)


「ねぇ、小鞠ちゃん。ぜひ、本物見てみたいよね♪」


「えっ(汗)//////」


 虹心は陽気な声で言うが、虹心の言葉でたじろぐ小鞠ちゃん。


「保健体育授業で、“ぞうさん”はイラストでは知っているけど、実物はきちんと見ていないからね!」

「子どもの“ぞうさん”は知っているけど、大人に成長した“ぞうさん”は未知のゾーンだからね///」


(虹心が小さい頃……)

(父さんと一緒にお風呂に入っている筈だが、覚えてないのかな?)


「そっ、それは私も同じですから…//////」


 小鞠ちゃんが興味を示した発言をすると、虹心は猫なで声で俺に言ってきた!


「にいぃちゃん~~!❤」

「今から、保健体育の時間に変更するから、兄ちゃんのペ○ス見せて!」

「普通に見るだけだから!!」

「それ以上のことをすると、色々不味いのは私たちも知っているから!!」


 今から虹心と小鞠ちゃんに、俺の生殖器を見せるのは性的な行為では無く、教育目的で見せろと虹心は言う。

 それに“ぞうさん”とは言わずに、そのままの言葉を使ってきた。


(虹心がそんなことを言うなら……虹心と小鞠ちゃんの生殖器も、教育目的なら見ても良いことに成るのか!?)


(しかし……本当に見せても良いのか?)

(今日は母親がリビングに居るし、兄も早出出勤だから、何時帰って来てもおかしくは無い…)

(それに俺の生殖器を見せたからと言って、俺が虹心と小鞠ちゃんの生殖器を見るのは何故かタブーで有る!!)


「兄ちゃん。“ちょっと”だけで良いからさ!」

「もしかして……ヘタレ兄ちゃんだから、お母さん達にバレてしまった事のこと考えているの?」

「その辺は、私から説明するから大丈夫だよ!」


 虹心は少し困った笑顔をしながらも、陽気な声で言うが……


(虹心の説明で、母さんが納得すればな!!)

(普通の親なら性行為目的で、俺が晒したことに成るに決まっている!!)


「兄さん……。私も、凄く気に成ります!///」

「私は、お父さんを小さい頃に亡くしていますので、実物を見たことは殆ど有りません……///」


 小鞠ちゃんは頬を染めながら、真面目な表情で訴えてきた!!


(うわぁぁ……そう来たか小鞠ちゃん!?)

(……これは何事も無く、終わるのを祈るしか無いな///)


「分かった…。二人の熱意には負けたよ!」

「だけど……見るだけだからね!!」

「それ以上は、本当になしだよ!」


 俺は観念した口調で言うと、はしゃぎながら言う虹心!


「うん。早く見せて、兄ちゃん!!」

「きっと、可愛いのだろうな!!//////」


「お願いします。兄さん…///」

「//////」


 俺は覚悟を決めて、虹心のベッドで座った状態で……ズボンホックを外しそれを下げて、トランクスの一部を下げる!///

 膨張している俺の生殖器が、虹心たちの前に姿を現わす。


 本編、初公開だ!!///

 二人の妹は、どう反応するのだろうか!?///

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