4. 魔法、魔術、魔導
◆魔法の種類
生活魔法、攻撃魔法、防御魔法、回復魔法、補助魔法、支援魔法、召喚魔法、空間魔法などの種類がある。精霊魔法はエルフが使う魔法とされる。各属性の名前で火魔法、水魔法のように呼ぶ。攻撃系の魔法を黒魔法と総称し回復系を白魔法と呼ぶ。
ターゲットによって単体と複数および範囲がある。ゲームでは複数ターゲットはやりづらいのであまり見かけない。範囲は物理的なエリア内の敵味方を攻撃するが、範囲内の敵のみを対象とすることもある。
攻撃は敵に対して使うもの、回復魔法は味方に対して使うものだが敵を回復したり、対盗賊・戦争などで人間に対して攻撃魔法を使うこともある。
◆発動方法
魔法を発動させるために声を出すことを詠唱するという。詠唱が必要な場合と必要無い物があり、無いケースを無詠唱、詠唱省略という。無詠唱は熟練者のみが使えるという設定が多い。
早口でする高速詠唱・短縮詠唱、同時に発動させる並列詠唱などの概念がある作品も見られる。
台詞系やキャストタイム制では、強力・複雑な魔法ほど長い台詞・待機時間を要求される。
特定のアクションによって魔法が発動することもある。
VRMMO物では仮想端末から指示したり、ホログラムメニューで魔法を選ぶもの、思考操作などの場合もある。
◆詠唱・呪文
詠唱にもパターンがあり、祝詞・長文の台詞を唱えるタイプ、魔法名|(ファイアとかヒール)を唱えるもの、その2つを併用するものがあり、異世界語のほか、魔法語、古代語、または日本語、英語などの言語が使われる。
魔法が悪魔などとの契約として存在するときは、術者の名前を宣言したり、相手の名前(真名)が必要になることもある。
詠唱には「祝詞」「呪文」の他、「真言(しんごん)」「聖句」などの言い方もある。
英語では呪文は「スペル」、魔法を唱えるは「キャスト」という。
合わせて魔法使いは「スペルキャスター」となる。
詠唱「"ヒール"」
詠唱(日本語付版)「
祝詞詠唱「癒しの風を――ヒール」
長文祝詞詠唱(文章系)「水の精霊たちよ我との契約の元、
長文祝詞詠唱(呪文系)「天地天上、神羅万象、万物、火水風土。治癒術発動――ヒール」
長文祝詞詠唱(古代語系)「アレル・ビレンシス・エテ・モエラ・トラーレ――ヒール」
◆儀式
単純な詠唱以外に、儀式による魔法の発動がある。大規模魔法や高等魔法の発動方法とされる。
ヒーラー、巫女、神官、首長、悪魔崇拝者、邪教徒など複数人によるものや、特別な巫女による長時間のものなどがある。
生贄、贄、供物などが使われることもある。
巨大な魔法陣、魔法装置なども使われる。塔や地下神殿、都市構造そのものが魔法陣であったりする。
◆魔法適性
個人、種族ごとに魔法自体の適性の有無がある。人により異なり、遺伝することもある。適性とは別に魔力量が多い、少ないが存在する。
魔法の種類ごとに属性の適性がある。稀な属性として全属性適性がある。
魔法適性は基本的にレアである。しかし生活魔法程度は誰でも使えるということが多い。
中には魔法適性がないくせに魔力量だけ高いとか、逆に全属性適性があるのに保有魔力量が少なくて少ししか使えない人もたまに登場する。
適性だけでなく「魔法効率」が出てくる場合がある。効率が良ければ少ない魔力で大きな結果を出せる。逆に超魔力でも効率が悪いとしょっぱい結果になることもある。
一度に発動できる最大魔力が別に設定されているような話もある。保有魔力が高くても、最大発動魔力が高くないと、大規模魔法などが使えない。代わりに初級魔法を何回でも使えるなど。
なお「魔法適正」は誤字で、正しくは「魔法適性」なので注意。
ちなみに「適正な審査」とか「適正価格」「適正レベル」とかは問題ありません。場合によって使い分けてください。
◆魔力
いわゆるMP、マジック ポイント。稀にマナ ポイント。
体に含まれる魔力をステータスのMPとして数値化している。
その魔力を使って魔法を行使しているとされる。
魔力を元に精霊、妖精、神様、神力などにより現象が発現する。
自然には「魔素」が含まれているとされ、人体は食べたりMPポーションだったり自然回復でその魔素を取り込み、MPを回復させる。
魔素、魔力が体内で溜まり結晶化すると「魔石」になったりする。魔石を持つのは人間を含む生物一般である場合と、魔物に限定する世界観に分かれる。
◆最大魔力
体内で溜められる魔力の最大値。
よく幼少期に魔力をすべて消費して、倒れるか気絶する。これを「魔力枯渇」という。
魔力枯渇の日々を過ごしていると最大魔力が延びるという設定がみられる。
元ネタは筋肉の超回復だと思われるが「魔力の超回復」など特定の名称が付けられることはあまりなく、主人公周辺の人しか知られていないという設定も多く見られる。
ただし世界観によっては魔力が0になると死亡するので注意が必要だ。
◆魔素、マナ
世界や動植物など万物にあふれている魔力の素っぽいものが「魔素」または「マナ」などと呼ばれる。
万物は死亡すると魔素に分解されるか、または含まれる魔力や魔素が循環されて、地や海など自然に帰る。
地下の魔素の流れを「地脈」。または東洋の風水ふうに「竜脈」「気脈」などという。
魔素が濃いエリアを「魔素溜まり」または「魔力溜まり」、ホットスポット、パワースポット等と呼ぶ。
その他、「聖気」、「
瘴気は
◆四大元素・エレメント
西洋では以下の四種類、火・風・水・土で四大元素という。
東洋では五行があり、木・火・土・金・水がある。
なおカラーは違うことがよくあるので参考程度に。
四大元素を「基本属性」「基本四属性」などといい、それ以外の光闇などを「特殊属性」などと呼ぶこともある。
また雷、氷属性などを「上位属性」「派生属性」と呼んだりする。
属性(四大元素)をエレメント
属性の精霊をエレメンタル
精霊術をエレメンタラー
というふうに呼ぶ。
◆火属性/ファイア
カラーは赤。
火、炎、焔、溶岩、隕石、熱、爆発、業火、烈火、紅蓮などを象徴している。
作品によっては温度を司り逆に冷やすことができることもある。そのときは氷は火と水の属性になる。
よく古めのラノベとかでは熱血系赤髪主人公に多い。
◆土、地属性/アース
カラーは黄色または緑。アース線だと思えば緑だし土だと思えば黄色だろう。
土、石、岩、鉱石、金属などを象徴している。
なろう小説ではよく土魔法で家を作る。魔力を多く込めると固い土壁ができるらしい。王都の城壁の修理などもよくする。
それからサンドゴーレム、クレイゴーレムなどを作ることもある。
土剣、石剣のみならず金属操作ができるなら銅剣、鉄剣なども簡単に作れるかもしれない。
だいたい地味。
◆水属性/ウォーター
カラーは青。
水、雨、海、湖、池、嵐、台風などを象徴している。多くの場合、上級魔法などで氷を扱える。
攻撃以外にも異世界では炊事やお風呂で清潔な水を得るのに活躍する。
よくラノベとかではクール系ヒロインに多い。
◆風属性/ウィンド、空気/エア
カラーは緑または黄色。
風、空気、竜巻、カマイタチなどを象徴している。
英語的には本来「空気/エア」だが日本のゲームだと日本語から英語にしてウィンドが多い。
水と風を合わせてストーム嵐系魔法とすることがある。
エルフが得意だったりする。
◆無属性
四属性ではない空間魔法などを含む場合がある。
魔法としては収納、転移などが代表的。
無属性なので無魔法と呼んだりする。
◆複合魔法、合成魔法
複数の属性などを合わせるものを複合魔法などと呼ぶ。
よくあるのはストームっぽいもの。
風+水でストーム、ハリケーン。
風+火でファイアストーム火炎嵐とかでしょうか。
風+氷でアイスストーム、ブリザード。
風+雷でサンダーストーム。
火(熱で冷気)+水でアイス系とか。
ナーロッパでは一般人は魔法が使えても適性のある属性は1つがほとんど、というような設定も多い。そのため複数の属性が使え、さらに複合魔法が使える人はTUEEEできる。
◆対魔法表現
レジスト。抵抗。
魔法が効かなかった場合の言葉。火耐性、火魔法耐性のような属性スキル系、基本ステータスの魔法抵抗値が高いキャラ、対魔法用バリアー的な魔法などで無効、効果減少とする。
リフレクション。反射。
敵に魔法を跳ね返す。上級魔法や防御、状態異常系魔法。
カウンター。反撃。
反射の親戚。ボクシングとかの用語。相手の攻撃をよけたあと、そのディレイ中に技を叩き込む。
一般的には物理系の時に使われるが、魔法に魔法で対抗する時も使われることがある表現。
ドレイン。アブソーブ。吸収。
ドレインだとHP系が多いが、魔力、MPを吸い取られることがある。
また「発動中の魔法効果」を吸い取られて魔力にされるケースもあるだろう。
魔法無効。
魔法適性が0で、一切の魔法が効かない特異体質など。
キャンセル(キャンセレーション)。
主に、発動者自身が途中で魔法を中止するのを「キャンセルする」という。
稀に、相手の魔法を「キャンセルする」場合もあり、そういう魔法をキャンセレーションと名詞で呼んだりする。
ディスペル。
状態異常を解除するまたは、あらゆる魔法の効果を解除する魔法。
ディスペルと呼ばれることが多いが名称は異なることもある。
◆アイテムボックス
アイテムを亜空間に収納する魔法。数や全重量、種類×数などで上限が大抵ある。上限は経済感を崩壊させないためだと思われる。
主人公のみチートとして無限に収納できることもある。家から離れたり、そもそも定住していない主人公にはほぼ必須だ。収納すると時間が止まったようになることもある。生きた生物は収納できないことが多い。
ゲーム的な言い方だとストレージ、インベントリ。
アイテムとしては魔法の鞄、魔法袋、マジックバッグ。
魔法版では時間経過なしでアイテム版では時間経過があるなんて設定もみられる。
◆転送・転移魔法
ワープ。テレポート。ゲート。ジャンプ。距離、人数、重量により必要な魔力量が変化するとされる。パーティーメンバーのみ転送できたり転送先の場所に制限があったりする。
場所登録制や一度行った場所なら可能などがある。ダンジョン全体または一部に転送禁止地帯や転送阻害魔法などで転送できない場所が設定されていることもある。
◆着火魔法
生活魔法。ファイア。火をつける魔法。普通の人は火の魔法のみの火力で料理はしないので、薪などに火をつける。炭はあるだろうが石炭はマイナーなようだ。
着火の魔道具の場合もある。
あまり英語名はなじみがない。たまに「マッチ」と呼ぶ場合もある。
専用魔法ではなく、基本魔法的なファイアだったりすることも。
◆明かりの魔法
生活魔法。ライト。洞窟や迷宮や夜の活動に必要な光。松明、ロウソク、カンテラのような物でもいいと思うが、魔法のほうが利便性は高い。魔道具の場合もある。
◆清潔にする魔法
生活魔法。クリーン。体や部屋などを綺麗にする魔法。
魔道具はあまり見かけない。
◆飛行魔法
フライ。物を浮かせる魔法の応用で人を浮かせる魔法もある。浮かせる魔法より飛ぶ魔法のほうが速度がでる。SFでは反重力などが多いが、異世界では謎の上向きの力とされるようだ。だいたいがレア。
◆契約魔法
契約を魔法で縛る物。コントラクト。契約内容を破ろうとすると苦痛を感じるなどのペナルティを受けるか、そもそも契約内容に必ず従ってしまう。
魔法または普通の羊皮紙に魔法のインクと筆を使った契約書を作る。
魔法のインク以外に、契約者の血を契約の証とする場合がある。
また「奴隷契約」にもよく使用され、貴族、商人、奴隷商人が多く行使する。
類似に相手に行動・制限・契約を強制するギアスがある。
◆サイレント
名称は異なることもあるが、一定の空間の音を消したり、音が周りに漏れないようにする魔法。
秘密の会話を聞かれないように使う。
たぶん空間魔法か風魔法の一種。
◆ロック・アンロック
鍵を開け閉めする魔法。
普通の鍵に対して使用する場面が多い。
専用の魔法錠を使用する場合もある。魔法錠では使用者の魔力を登録し専用化する。
ダンジョンの宝箱を開けたり、他人の部屋に侵入するのにも使用される。
罠解除と合わせて主にシーフの技能とされる。
◆透明化、インビジブル
物理的に見えなくなるという設定から、見えているけど意識できなくなるものなどもある。
似たものに隠蔽「ハイド」もある。
他にも隠密(おんみつ)「ステルス」、光学迷彩「カモフラージュ」なども。
気配遮断とか魔力遮断、臭い消し、認識阻害、なども出てくる。
インビジブルで見えなくても魔力が見えていてバレるシチュエーションなどもたまに見る。
◆単体攻撃魔法
ファイア(火)やウォーター(水)、サンダー(雷)など。最初に覚える魔法。小さな塊が飛んで行って相手にぶつかるイメージ。サンダーは相手の上から雷が落ちるイメージ。異世界ではウォーターは主人公が飲んだりお風呂に入れたりするのに使う。主人公は魔力が多いので煮炊きに火魔法を使うことも。
ウィンド・カッター、エア・カッター、和風にカマイタチそれからウォーター・カッターなどもよく見る。
◆アロー系魔法
ファイア・アロー(火矢)、ウォーター・アロー(水矢)、アイス・アロー(氷矢)など。名称や種類は様々だがアロー系は定番。火は発火、雷は麻痺、氷は凍結の追加効果があったりする。上級者は一度に複数本発射できる。さらに曲げたり自動追尾するようにできることもある。
ファイア・ランス、アイス・ランスなどのランス系もたまに出てくる。
ボルト系、サンダーボルト、ライトニングボルト、ファイアボルト、アイスボルトなども見かける。ボルトはねじ意外にクロスボウの矢という意味がある。ボルト系は何となく上から落ちてくるイメージがある。
魔法のボルトはboltで電圧のほうはvolt。
ミサイル、ロケット系。ファイア・ミサイル等。
◆範囲攻撃魔法
ファイア・ボール(火球)は、単体のこともあるが、範囲の場合もある。ファイア・ストーム(火嵐)、アイス・ストーム(氷嵐)など。メテオ・ストライク(流星)は上級魔法としてよく出てくる。
他にもエクスプロージョン(爆発)、インフェルノ(業火、煉獄の炎)や、ブリザード(暴風雪)、ダイアモンドダストなど気象系も多い。
◆銃、弾丸系
xxxには属性やストーン、ロックなどを入れて、xxx・バレット(銃弾)、xxx・ガン(銃)、xxx・マシンガン(機関銃)、xxx・ショット(散弾)など。銃に関する名称の遠距離系攻撃。
◆打撃系
有名なのは、エア・ハンマー。空気の力で打撃系攻撃を発生させる。
◆防御魔法
アース・ウォール(土壁)または単にウォールは定番で、地面の土を盛り上げて土塁を作る。水壁、氷壁もある。ファイア・ウォール(火壁)は、敵を近づけさせないが魔法などは貫通するかもしれない。
また敵の真下に発生させればダメージも与えることができる。
ちなみに現実世界でいう「ファイアウォール」は火の壁ではなく、防火壁をいう。
◆障壁、結界
シールド(盾)やバリアー(結界)などもある。リフレクション(反射)も上級の敵でたまに登場する。
物理的な結界は透明な壁があり敵対的なものを跳ね返す力がある。結界に強い攻撃をすることで結界に穴を開けることができる。結界が壊れることがある。
それに対して精神的な結界は嫌な感じがして敵か近寄ってこない。こちらは境目は曖昧かもしれない。壊れることはほとんどないが、敵が強いとそもそも効果を発揮しない。
町や村、都市には「都市結界」などといって大規模な結界が張られることがある。大規模術式や大型の魔道具の類が使用される。
個人の魔法や小型の魔道具で個人やパーティーが休憩するときに使うタイプもある。
◆回復魔法
白魔法、光魔法、聖魔法、神聖魔法など。
治療、治癒、癒しなどもういう。
ヒール、キュア、リザレクション、リカバー、リフレッシュ、リバイブなどが一般的。アンデッドに対して攻撃になることもある。普通の回復では部位欠損が治らなかったり、高位の術者のみ死者の蘇生ができるなどの設定が多い。
ヒール、ハイヒール、エクストラヒール、エリアヒール(範囲)、のような派生がある。
白、聖魔法系ではなく、水魔法ウォーターヒール、アクアヒール、光魔法ライトヒールなどもたまに見られる。
◆聖魔法
白魔法同様、ヒール系および対アンデッド用攻撃浄化魔法「ターンアンデッド」などがある。
聖、光属性の攻撃魔法としては、ホーリーレイ、ゴッドレイなどがある。
◆光魔法
光属性そのものだと、ライト、レーザー、ビーム、ミラー、ミラージュ、フラッシュ、プリズムなどがある。
◆状態異常回復魔法、解毒魔法
普通の回復とは別に、状態異常専用の回復魔法がある。キュア、リフレッシュなどがそれに該当したりする。
特に解毒魔法としてアンチドート、アンチドーテという魔法が出てくるものもある。
◆状態異常魔法、補助魔法
味方を強化するのを強化魔法、相手を弱くするのを弱体化魔法という。敵に火を付けたり、敵のスピードを遅くしたりする魔法がある。味方に対して使用する、硬化、スピードアップなどもある。
回復魔法を含め、支援魔法とも呼ぶ。
◆闇魔法
敵を呪ったりする系統を、闇とか呪魔法、暗魔法と呼んだりする。
よく敵が使ってくる。
類似に毒魔法のようなものもある。
ゲームにおいてはデバフ系統になり、デバッファーが使う。
闇はシャドウ、ダーク、毒はポイズンなどがある。
◆召喚魔法
魔族や動物を召喚して使役する魔法。感覚共有があったりする。命令するだけの場合もある。召喚した相手が自分より強い時は制御できないことがある。
◆草魔法
草魔法、木魔法、草木魔法、樹木魔法、森魔法、花魔法、植物魔法などと呼ばれるものがある。
エルフが使えるため「エルフ魔法」と呼ぶ場合もある。
近年での名称はポケモンの「草ポケモン」、原神の「草元素」など「草魔法」がやや優勢に感じる。
伝統的には五行の木魔法、木属性が使われてきた。
森の中を抜けるのに、木がどいてくれる。ツル植物で相手を絡めとる。草木を植えると成長させたり枯らしたり制御できる。
ステータス永続アップになる「力の種」系の実をつける植物を作れる。
任意の野菜、果物、薬草、ポーション材料などを実らせる。
森の精霊と話ができたりエントなどを呼び寄せたりする。
◆身体強化
物理系の職業の人が使うポピュラーな魔法。
物理職で魔法はこれしか使えないという人も多い。
魔力で筋力を強化する。たまに目や耳に身体強化をかけて視力、聴力を強化するものも見られる。
◆察知、探知、探索、感知
気配察知、魔力探知、危険感知、危機感知、敵探知などのスキルも、大枠では魔法に分類される。
魔法として出てくるのであれば風魔法などに含まれる。
探知には他に罠探知、地脈探知、鉱脈探知、いわゆるマッピングなどがある。
◆エンチャント、付与魔法
武器に属性魔法をまとわせて属性剣のような使い方をすることもある。アイテムに便利な魔法的なものを付加する場合もエンチャントと呼ぶ。
◆鑑定
作品によって、異世界でも鑑定ができる。
魔法に含まれるかは微妙なラインで、ただのスキルとして登場することが多いものの、MPを消費することがある。
鑑定すると、アイテム名または人名、および説明、各ステータスなどを見ることができる。
VRMMO系では鑑定スキルにもLvが存在し、たくさん鑑定するとLvがあがり、より詳細がわかるようになる設定も見られる。
作者的には一部のユーザーだけが鑑定が見られると、露店やドロップ確認などに不公平な格差が生まれやすく全員取得必須スキルになりそうなので、全員が鑑定可能のようなほうがゲームとしてはより簡単な気がする。
しかし、見分けるのに知識が必要というのは理に適っているようにも感じるので、その辺の調整は各作品の作者のポリシーしだいだと思う。
◆真偽判定
魔法、スキルまたは魔道具として、他者の発言の真偽が分かるというものが登場する作品がかなりある。
それらは「Yes/No」または「嘘を付いていない」程度しかわからないことが多い。
◆古代魔法、純魔法
普通の詠唱による定型の手順を経て行われる魔法とは別に、純魔法などと呼ばれる魔法が登場する作品もある。
無属性魔法に似ているが魔力を属性に変換せず直接使う物を純魔法と呼んだりする。
魔力とイメージ力などだけで行われて、あらゆる事ができるが魔力効率が悪く古代竜のみが使えるなどの設定があったりする。
◆魔法陣
敵味方とも発生するか、モンスター側のみ発生するまたは、全く発生しないのいずれかだろう。複数の円形にルーン文字のようなものが書かれていて、発光するのが定番。空中や足元に発生し、回転したりする。強い魔法は魔法陣も大きく複雑なことが多い。魔道具や入れ墨などに魔法陣を描く場合もある。
よく誤字で「魔方陣」と書かれていることがあるが、こちらの魔方陣は数字の1から9をマスに並べたもの、またはそのパズルを言う。
しかし書かれた図形が方形だと魔法陣でかつ魔方陣も存在する。
ルーン文字は近年ネオナチがシンボルにしているため非推奨とされる傾向にある。
六芒星、五芒星も、宗教上の理由で検閲に引っかかることがあり非推奨とされる。
多く円形をしているので、リアル中世のこのような図形を引き継いだものを「魔法円」と呼ぶ。
魔法円が悪魔召喚で身を守るためにあるのに対して、魔法陣は悪魔召喚そのものに必要であったり、魔法発動に際して表示されるものとして機能する場合が多い。
近年、この魔法陣を肌に刻印したものを「魔法紋」などといい、特にえっちなものを「淫紋」と呼ぶ。さらにこの淫紋は子宮の位置に刻印することが定番となっている。
このような入れ墨「紋」をスティグマともいう。
◆イメージ力
魔法の発動は、イメージが大事だとされる。威力の調整やターゲットの選定、魔法の出し方はイメージによって行われる。
◆魔力操作、魔力視、魔力感知、魔力探知
魔力操作で魔力を操り魔法を使う。見えたり感じたりできないと魔法が使えないという設定も多い。また見えたりしたほうが強力な魔法が使える。
◆理力[りりょく]
スターウォーズでフォースの訳語として当初使われていたもの。
いくつかの有名ファンタジー作品にも登場するためか、なろう小説にもたまに出てくる。
体内に存在する魔力から引き出した具体的な力を理力と呼ぶ。
◆派生
ヒール
→ハイ・ヒール
→エクストラ・ヒール
→エリア・ヒール
というような派生がある。
ヒールに限らず、ファイア、アイスなどにも適用できるだろう。
◆魔法と魔術、魔導、魔道
作品により、魔法と魔術などの定義が分かれていて、しっかり設定している場合がある。
例えば生活魔法などは自然と最初からあるものとする、これに対して学術的、技術的な、または学問的な体系あるものを魔術と呼び習わすことがある。
またもうひとつ魔導回路などの魔導もある。「みちびく」という意味だ。
魔道は武道や剣道、茶道、騎士道のようにその道に通じるという意味あいがある。
それぞれの単語でなんとなくで使い分けられている。
魔法使い、魔法適性、魔法陣、魔法剣、魔法薬、魔法の杖、魔法のホウキ、魔法少女、魔法学校、魔法都市、白魔法、黒魔法、火魔法、回復魔法、魔法銀、魔法学、魔法を使う。
魔術師、魔術書、魔術結社、魔術学院、魔術学会、魔術理論、白魔術、黒魔術、魔術を使う。
魔導士、魔導書、魔導回路、魔導炉、魔導コンロ、魔導船、魔導具。
魔道具。
「まどうぐ」について、魔導具、魔道具、どちらの表記も共にかなり使われている。また「魔導・具」なのに対して「魔・道具」かもしれない。
ただ作品内では統一したい。
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