第2話
脱獄島へ
「それじゃぁ、課長、係長、3日間お願いします。」
新町東署の西条美雪は、課の皆に言った。
「まさか、美雪が当たるとはな。」
婚約者で係長の田口は言った。
「運がいいんです。」
西条美雪は、テレビ番組「脱獄ゲーム」の参加者として応募したのだ。
元々「脱獄ゲーム」は10万円もする富裕層向けのアトラクションだった。でも、誰も値段が高くて行く者もなく、廃れてしまっていた。
それを、テレビ会社が番組を作る為に買い取ったのだ。
「もう、5回もやってるんだけど、未だに到着した者はいないんだってな。」
「私が一番乗りね。」
飛行機は脱獄島に着いた。
私たちは身体検査を受ける事になった。
「参加者の皆さん、皆さんがゲームに参加出来るかどうか検査させて頂きます。」
「山崎佳奈さん。西条美雪さん。真崎心さん。本山知子さん。知覧美嘉さん。」
女子5人が呼ばれた。今回は女子5人での挑戦である。
「DNA検査までするなんて…不思議よね。」
看護師の知覧美嘉は言った。
ここで簡単に参加者のプロフィールを紹介しておく。
西条美雪 刑事 24歳 165cm
山崎佳奈 自衛隊 22歳 152cm
真崎心 体操選手 18歳 148cm
本山知子 ボルダリング 16歳 160cm
知覧美嘉 看護師 22歳 158cm
ほとんど体育会系ばかりである。
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