「最強に1発でも」
俺たちが単車をもらう約束をし
嬉しがっていた後
流星会のメンバーは
『本当に引退って実感だな』
『確かにな、前は単車見られたら
それだけでフルボッコだったもんな』
と話している
俺は仲間に
『多分本当に集まるのは最後だろうな、
最後に一発兄貴に入れてみようかな』
と話した
光ちんが『やめとけ死ぬぞ』
聖川も『当たらねーって、無敗の魔王だぞ』
涼も『巻き添えくらうってー』
大沢さんも『本当やめろって』
と言うが、仕事を始めたらもう
喧嘩売る事なんて出来ねーと思った
流星会のメンバーが
『結婚式は下のメンバー全員連れてくから
1000人位入るとこにしろよー』
兄貴が
『バカ言ってんな、社会人なんだよ』
マー坊君が
『弁慶、力也ー、最後に腕相撲
再戦受けてやろうか?』
弁慶さんと力也さんが
『マジで!?
よっしゃ、横須賀最強もらうぜ』
弁慶さんとマー坊君が単車のシートの上で
構えた、力也さんが
『レディーGO』"ドンッ"
一緒で弁慶さんの腕の甲が付いた
弁慶さんが
『あー、鍛えたのに強えーな』
マー坊君が
『次、力也な』
力也さんが
『お前情けねーな、俺が本気出してやるよ』
弁慶さんが
『マジで化け物だっつーの、
じゃ行くぞー、レディGO』“ドンッ"
マー坊君が
『まだまだだなあ、力也ー』
力也さんが
『マジかよ、マー坊今ベンチ何キロ?』
マー坊君が
『200』と答えると
皆んな
『化け物じゃねーか』と言い
兄貴は
『はっはっはっ、ヤバいなやっぱ
蓮は今何キロ?』
この前『180上がったな』
力也さんが
『あぶねー、ギリ勝ってる』
流星会のメンバーが
『こりゃ引退しても怠けたら笑われるな』
と話して、解散モードに入っている
兄貴が香織ちゃん達から離れた瞬間
『よし、最後の挑戦だ』
俺は助走を付けて
『兄貴4段』と言い本気で
鳩尾、喉、顎、耳の後ろ、
に蹴りを入れたが
全て片手で避けられた
着地から回転して『肋骨』と言い
右肘を肋骨に入れたが避けられ
『テンプル』と言い
重心を落とし、後ろ回しで
『うおらぁ』
と踵をテンプルに入れたが
片手で防がれた
兄貴が『何の真似だ?』
俺は『クソっ、昼間のお返しだよ』
兄貴は『あー、と言いまあ中々だった』
とアッサリ言った
流星会のメンバーが
『最強の兄弟喧嘩か』
『最後かもしれねーしな』
『それにしても、あの怪我で
出来る攻撃で流に喧嘩売るとはな』
『けっこうやるな、流の喧嘩に似てる』
『流が中々って言うのすげーじゃん』
マー坊君が
『陸君残念だったねー、蓮も挑んできたよ』
俺は『どうだった?』
マー坊君が
『一発で吹っ飛ばして3階から落とした』
俺と兄貴だけが
『はっはっはっ、相変わらずだねー』
と笑っていた
兄貴が俺に
『お前3段蹴りが限界だったろ?
テンプルに踵もなかったろ?』
俺は『兄貴直伝だ』
と言い笑った
俺は
『かおちゃん幸せにね、また家来なよ』
香織ちゃんは
『ありがとう、ご挨拶に行くからね』
と言い兄貴がローソンに乗り、
エンジンをかけると
後ろに香織ちゃんが乗り
一緒に流星会のメンバーも
『行くか、お前等またな』
『お疲れ様です』
と挨拶をすると
走って行った
俺は皆んなの元に戻ると
『得意技本気で出してもダメだった』
と笑い
先輩も仲間も
『丸くなったようで、その血筋の根性は
変われねーだろーな、やるじゃん』
『お前すげーな』
『お前よくやったな』
『もう心臓に悪いわ』
と笑った
『じゃ、俺も行くからな、
お疲れ様です』
と仲間と先輩に挨拶をして
歩の所へ歩いて行き
『車に乗れよ』
と言い、走り出した
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