「結婚」
兄貴が『おい、香織もう大丈夫だから』
と言い
香織ちゃんが『ごめん、急に』
兄貴が『覚悟は?』
香織ちゃんは『何年も前から』
『じゃ香織もらいに行こうか』
『はい』
皆んなビックリしただろうが
俺が1番ビックリしたと思う
何?結婚って事?
1年半ぶりに会ったのに
分かってたみたいに返事する
香織ちゃんはお似合いだ
俺が『いつ結婚すんの?』
兄貴が
『この前オヤジに会って言ってきた、
仕事も就職先決まったからな、
生活落ち着いたら』
俺は『そうなんだ』
としか言えなかった
香織ちゃんが
『私の家は流くんお気に入りだから、
親は大丈夫だし、お姉ちゃんになるね』
俺は何も言えずにいると
歩が
『寂しいんでしょ?』
俺はそんな顔してんのか、と気付き
『良かったじゃん』と言い
兄貴が『飯食ったら香織の家行くか、
お前も飯食いに行くか?』
と聞かれたが
『久々なんだから2人で行けよ、足は?』
『おう、俺の単車持って来させる』
俺は『分かった、歩飯食いに行くか』
歩は『うん、見送ったら行こう』
俺は少し仲間と先輩の所に戻った
俺は『兄貴達が結婚するらしい、
あと流星会が単車持って来るって』
JJの先輩が
『おめでとうございますって
言っていいかな?』
JJの先輩は荒れてる兄貴を見てる世代だ
俺たちより身近なヤバい先輩なんだろう
俺は『大丈夫だと思いますよ』と言うと
『あと来るのKINGSかな?』
KING OF KINGSは横浜No.1の
アメリカンバイカーのチームだ
JJから見てもまた憧れだ
まあ俺と龍善、一馬はヘッドの
優次さんに治療してもらったばっかだが
俺は
『いやーどうですかね、流星会に
ソッコー持って来させるしか言って
なかったんで、連合関係かもしれないし』
兄貴が
『大沢ー、テメー元気らしいじゃねーか』
俺と弟は大沢さんと幼馴染だ、
小さい頃優しくしてもらった
大沢さんはデカイ体で全力で走り
正親さんも後ろを走って
『ご無沙汰しています流さん、
ご挨拶が遅くなり、申し訳ありません。
本日はおめでとうございます』
と軍隊のようにしっかりした挨拶をした
兄貴は『おう、デカくなったなー、
お前の兄貴は元気かよ?』
大沢さんは
『はい、お心遣いありがとうございます』
と話している
俺たちは『おー、JJの先輩が緊張だよ』
聖川が
『やっぱすげーよなー、つーか
さっきの2人カッコよかったよなー』
涼も
『ああ、以心伝心ってああゆうのだなー』
俺は少し違った
『光ちん、とりあえず神奈川制圧しようぜ』
光ちんは『兄貴に負けらんねーか?』
俺は
『流星会が横浜制圧したなら、上いかねーとただの1つのチームで終わるぜ、』
まあ流星会が本気で制覇を目指せば
どこまでもいけるメンバーだった
全員が
『いい事いうじゃねーか、
じゃ、横浜の東西北中央、潰すぞ
その後神奈川の有名なとこ潰す』
俺は
『その後、大阪、広島、千葉、茨城の後
関東制して全国制覇だ』
涼が
『何で大阪、広島の後に関東なんだよ?』
俺は
『大阪、広島は有名だろバカ、
関東はいつでも火の粉飛ばせるだろ』
聖川が
『お前ちゃんと考えてるじゃん』
俺は
『完全にスイッチ入ったからな、
明日打ち合わせしよう』
光ちんが
『OKだ』と言った
と盛り上がって話していると
単車の音が聞こえてきた
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