「最強の三鬼龍」
一馬は
“パチンパチン"と拳を叩き
『よーし、早くかかってこい』
と言うが2人共動かない
まぁ一馬を知っている
矢田は最悪だろう
一馬はたまに豊と一緒に
ジムに通っているが
スパーリングをすれば
豊をいつも"ボッコボコ"にしてた
加えて力仕事を毎日
やって、片手でリンゴを潰せる
長髪をなびかせ
構えている
森が
『ごちゃごちゃ何なんだよ、
誰だコイツカッコつけんな』
と手を伸ばした瞬間
“パンバチン"“ドス"
一瞬のワンツーからボディで
森は倒れ悶絶している
俺は家が近いのもあり、幼馴染なので
一馬が家の外にいるのを見ると
一緒に練習をして、教えてもらってた
パンチの打ち方やスパーリング
まぁ俺は蹴りありだが
俺は
『強えーなー、相変わらず、
最近やり合っても蹴りなしは
キツイもんなー』
聖川も
『あれくらいたくねーなー』
と話していた
一馬が
『お前はどうする?
ムダに仲間を殴りたくねーんだ』
さすがに矢田は向かっていった
矢田は距離をとって蹴りや
スキが出来たら攻撃と
思ったんだろう
少し離れたが関係ない
一馬は足を使うアウトボクサーだった
一瞬で間合いを詰め
“ブワッ"と最速で拳を出し
顔面で拳を寸止めし
デコピンを“パチン"
とした
『お前は知ってるヤツだからな
これで終わりにしてやる』
と言った
光ちんが
『終わりだな、これで幹部が揃った
一馬ー、前みたくアメリカンで
いいのか?』
一馬は
『陸が龍神なんでしょ?
で、雷神がいねーって、
ぼやいてたからー、じゃ雷神背負うわ、
私服はアメリカンがいいな』
『ふっ変わってんなー、復帰祝いに
革ジャンとキャップは用意してやる』と
光ちんに言われ
『おお、ありがとう
キャップは緑がいいな』
と笑い
俺は一馬に
『ありがとなー』と言い
一馬は
『おう』と言い
『じゃジム行ってくるわ、
と駅に走って行った』
俺と龍善は
『最強の三鬼龍が出来たな』
『ああ、アイツはアメリカン
だと思ったけど、変わらず優しいな』
『雷神用意しといてやるか』
『ああ、またジャニーKだな』
と話し
涼と聖川は
『あれは強えーな、
豊ー、勝てねーのか?』
豊は
『スパーじゃ無理、
アイツはしっかりジム行ってるし』
真人達は
『帝南はまた強くなったなー』
『こんなに集まるの奇跡だな』
と言っている
森は吐瀉物にまみれ、
倒れてそのまま聞いた
真人に
『これ以上俺等に恥を
かかせたら次は俺がやる』
と言われた
俺は矢田に
『残念だったな、まあ
向かって行ったのは認めてやる』
龍善も
『気合い見せたじゃねーか』
光ちんも
『誰か抜けることがあったり
強くなればお前を8人目の幹部にしてやる、
もっと強くなっておけ』
と言われ、初めて認めてもらい
矢田は泣き出しそうだった
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