hide and seek

【推し活】という言葉はまだ若い言葉ですが、私のようなオジサンでも認知している言葉ですし、「好きなモノを好きと公言し、その魅力を誰かに強く伝える」というそのスタンスはとても素敵だと思っています。


 それは、「キライ、腹立つ、気に食わない、自分の思う通りになぜならないのだクソが、足を引っ張ってやろう」といったインターネット上の匿名性の高い場にありがちな負の感情をぶちまけるスタンスの真逆でありますし、負の側面はおそらくインターネット上から消える事はあるまいと思っていますけど、負の側面を目の当たりにした後に、気持ちのいい推し活を見ると心が浄化されるようにも感じます。いいですよね、推し活。


 そんな推し活、目下のところ、私のその対象はバスケットボール……、日本のプロバスケットボールのリーグである【Bリーグ】なんです。

 Bリーグの存在をまるで知らない人が、そのBリーグという音を聞くと、「Aリーグの下にあるリーグなの?」って勘違いをされる事もありますが、BリーグのBは当然バスケットボールのBですから、サッカーのJリーグがJ1J2J3とグレードがあるように、B1B2B3とグレードがあって、日本国内のプロバスケットボールリーグの最高峰はB1な訳です。


 四十七都道府県で、現在プロバスケットボールチームが無い県は、たしか4県か5県だったと思うので、現在この文章を読んでいる皆様には自分に縁のある都道府県のプロバスケチームをチラリとでも知って欲しいな、なんて思っています。


 私は京都ハンナリーズというチームを応援しています。バスケに興味のない方にはマスコットキャラクターの【はんニャリン】だけでも知って欲しいと思うくらいにドハマリしています。今シーズンは下の方の順位にいますけど、カッコイイんですよ、選手もチームスタッフもチアリーダーも。


 Bリーグは10月から翌年5月までを1シーズンとして行われています。ですから、今行われているシーズンは2021-22シーズンと呼ばれています。また、試合日程は基本的に土日、時折水曜日の夜に開催されています。屋内競技なので、雨天中止はありません。……コロナ中止にこの二年間泣かされていますが。まったくもって、新型コロナウィルスめ……。それはともかく、雨天中止が無いという事は、デート等にも最適という事です。是非一度アリーナへ足を運んで欲しいです。


 バスケットボール観戦のいいトコロは、客席とコートがめちゃめちゃ近いってトコロです。コートにかぶりつきの升席的な観客席もありますし、コート全面を俯瞰で見渡せる二階席もある。それぞれにいいトコロがありますけど、身長2メートル超体重100kg超の選手が跳んだりぶつかったりする迫力も、小兵の選手が相手の隙をついて味方にスルっと通すパスの華麗さも、アリーナで見る事で増します。試合はもちろん、ネット中継でも見れますが、一度アリーナで見て欲しいものです。最初は分からなくても、見ている内に色々と分かるようになってきますし、各アリーナの盛り上げ隊的なブースで「初心者なんですけど、ルールが書いてある冊子なんかあります?」と聞いてみると、そういった冊子をもらえたりもします。

 そして、何も分からないままに見ていても、1試合に何度かは全ての観客を沸かせるファンタスティックなプレイが必ずあります。それを見たら、きっと「バスケ観戦っておもしろいんだな」と思ってもらえると思っています。


 バスケの戦略性の面白さっていうのは、「相手チームのあの選手は要注意だ!」と意識してしまう事で生まれる隙、要注意選手に意識が向けられる事で別の選手が意識の外に出てしまう、その隙をついて生まれる美しいパスだったりシュートだったりするのですが、それは言わば、相手チームの意識の刹那の隙に行うかくれんぼ、みたいな心理戦でして。真剣にやり合ってる中での、「まさかの裏をかかれた」というプレイは本当に面白いんです。


 野球やサッカーに比べるとまだまだマイナーな競技ですから、観客動員もそれらに比べると随分と少ない。だから、私は色んなトコロでバスケ推しをしている訳でございます。もっともっと日本のバスケが盛り上がりますように、と。


 ホントに面白んですよ、バスケ観戦。



 と、いう事で、それでは聴いてください。

 ポルカドットスティングレイで、【hide and seek】

(良かったら、YOUTUBE等で【ポルカドットスティングレイ「hide and seek」】と検索してみてください)

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